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Factory Automation

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漏電遮断器

1. 漏電遮断器とは

漏電遮断器とは、漏電による感電事故や火災が発生する前に、電路を遮断する役割を担う遮断器です。一般的な略称としてはELCB(Earth-Leakage Circuit Breaker)が使われており、弊社の形名においては「NV」と表します。

JIS C 8201-2-2 漏電遮断器とは

2. 漏電遮断器の構造

漏電遮断器は一般的に、ZCT(零相変流器)+漏電リレー+遮断器の構成となっております。ZCTにて漏電電流を検知し、電子回路に伝え、内部の引き外し装置により電路の遮断を行います。

漏電遮断器の構造

3. 漏電遮断器はなぜ必要か

漏電の危険性について

人は身体に2~3mAの電流が流れるとピリピリと感じますが、この程度の範囲では命に影響するまでには至りません。数mA~十数mA流れると運動神経が麻痺して動けなくなり、これが継続すると危険な状態となります。数十mAの電流になると心臓の機能に異常が発生して、生命が危険な状態となります。また、漏電により火災が発生する電流値は、数百mA~数A以上です。
漏電遮断器は15mA~30mAくらいの漏電発生を検出し、0.1秒以内に素早く電路を遮断して、事故に至ることを防ぎます。

電流の大きさによる影響イメージ

漏電遮断器の設置義務

漏電による事故を防止するために、法や規制で漏電遮断器を設置すべき箇所が定められています。
下図に示すように、湿気・水気のある場所で電気機器を使用する場合、鉄板・鉄骨などの導電性の高い場所で可搬性の電動機械器具を使用する場合などに、漏電遮断器が必要です。

漏電遮断器を設置すべき箇所