FBとはファンクションブロック(Function Block)の略称で、シーケンスプログラム内で繰り返し使用する回路ブロックを部品化して、
シーケンスプログラムの中で流用できるようにしたものです。
これにより、プログラム開発を効率化するとともにプログラムミスを削減し、プログラムの品質を向上することができます。
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FBを貼り付けるだけで、シーケンスプログラムを簡単に作成できます。これにより、プログラム開発工数を大幅に削減できます。
(三菱電機が提供するFB ライブラリを使えば、プログラミングがさらに簡単になります。)
シーケンスプログラムにFB を使用することで、“箱”(FB)と入力/出力だけのシンプルなプログラムになるため、
読みやすいシーケンスプログラムになります。
標準的なプログラムを部品化することで、プログラムを簡単に流用できます。
そのため、これまでのように、シーケンスプログラムをコピーして、デバイスを修正するという操作が不要になります。
標準的なプログラムをFBで部品化し再利用することで、プログラム開発者の技術レベルに依存しない
均一な品質のプログラムを開発することができます。
例えば、下図の開発者Aと開発者Bは、異なる装置のシーケンスプログラムを開発していますが、
共通処理は同一のFBを使用するため、同じ品質のシーケンスプログラムを作成することができます。
技術ノウハウに関わるシーケンスプログラムをFB化し、パスワードによって保護できるため、技術ノウハウの流出を防ぐことができます。