はじめに、本年3月の東日本大震災で被災された方々に、謹んでお見舞いを申し上げます。
被災地の一日も早い復興を三菱電機グループ一同、心からお祈りしております。
2010年度(2011年3月期)の経営環境は、急速な円高や資源価格の高騰など厳しい動きもありましたが、新興国を中心とした世界的な景気回復に伴い、総じてみれば改善の動きが継続しました。一方、東日本大震災により、一部事業所における生産活動の停止や計画停電等による稼働率の低下などの影響を受けました。
かかる中、三菱電機グループは、「成長性」「収益性・効率性」「健全性」の3つの視点による「バランス経営」に基づいた事業競争力強化・経営体質強化に加え、自らの強みに根ざした成長戦略の推進に、従来以上に軸足を置いて取り組んでまいりました。
この結果、三菱電機グループの売上高は前年度比9%増収の3兆6,453億円、営業利益は2.5倍の2,338億円(営業利益率は6.4%)、当期純利益は4.4倍の1,245億円となり、営業利益率、ROE(株主資本利益率)及び借入金比率のすべての目標値(営業利益率5%以上、ROE10%以上、借入金比率15%以下)を達成いたしました。
三菱電機グループは、東日本大震災への対応として、社会インフラの復旧を始めとする今後の復興活動に対し、グループを挙げて貢献してまいります。また、新興国市場を始めとしたグローバルでの事業拡大、環境関連事業戦略の推進、社会インフラシステム事業の強化、当社が保有する様々な技術やノウハウを組み合わせたソリューション事業の展開など、成長分野への取組強化を図ってまいります。加えて、今後も、経営環境の変化に左右されることのない強固な経営体質を構築すべく、メーカーとしての原点である「ものづくり力」を徹底して磨き、更なる企業価値の向上に努めてまいります。
株主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
2011年6月




