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水熱源ヒートポンプの導入で生産ラインの省エネルギー化!

内観

三菱電機株式会社 冷熱システム製作所

世界遺産にも認定されている高野山や熊野三山のふもと、一級河川紀ノ川の支流、和歌川沿いに立地する冷熱システム製作所は、パッケージエアコン、冷凍・冷蔵機器、業務用給湯機などを製造しており、冷熱システム分野で業界をリードしています。
三菱電機グループは、2012年4月から「第7次環境計画」を開始。その施策として、電力負荷の高い空調・給湯設備を高効率機器へ入れ替えるなど、省エネによるCO2削減を展開しています。

納入時期

2015年02月

導入前の悩み

これまでの課題

冷熱システム製作所では、圧縮機を製造しているラインがあり、圧縮機に使用する部品の加工を行うラインと、加工を行った部品を組み立てて、圧縮機を完成させる組立ラインがあります。
部品加工ラインでは、切削加工機の排熱による室温上昇と空調負荷の抑制が大きな課題でした。一方組立ラインでは、塗装前の洗浄用としてボイラー蒸気から温水を作っており、こちらはボイラーのガス使用量とCO2排出量削減が課題でした。

工場内機器画像

導入後の効果

導入システムの概要

現状の課題を踏まえ、導入したのが「排熱回収型 水熱源ヒートポンプ」になります。切削加工機の排熱を水熱源ヒートポンプの熱源とし、塗装前の洗浄に必要なお湯の加熱源に利用し、省エネ化を図りました。
導入にあたっては、イニシャルコストを抑えるために既設配管を利用したり、切削加工機と洗浄槽の稼働時間の差を吸収するために既設チラーを活用したりといった工夫をしています。

システムイメージ図

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納入事例