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魅力あふれる大阪の
“お笑い“文化を訪ねて

活気あふれる街、大阪。その元気の源は、独特の“お笑い”文化と、そこから生まれる豊かなコミュニケーションにあります。
“笑いの聖地”として知られる大阪の魅力あふれる“お笑い”文化と、それを支える三菱電機製品をご紹介します。

活気あふれる街、大阪。その元気の源は、独特の“お笑い”文化と、そこから生まれる豊かなコミュニケーションにあります。
“笑いの聖地”として知られる大阪の魅力あふれる“お笑い”文化と、それを支える三菱電機製品をご紹介します。

REPORTER

事業推進部 総合営業課槇野悠二

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幼少期から阪神間で育った関西人。子供の頃からお笑いにどっぷり浸って育ちました。関西、特に大阪のエネルギーの源は、“笑い”だと思います。今回、“笑い”を切り口に、関西支社がある大阪のお笑い文化の魅力とそれを支える三菱電機製品の活躍の場をご紹介します。

HIGHLIGHT AREA

関西支社

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重電システム・産業メカトロニクス・情報通信システム・電子デバイス・家庭電器等、ほぼ全分野について関係会社とも連携しながら、近畿エリアで営業活動を展開しています。

関西支社 地域ビジネス活動

「笑いの聖地」ともいわれる、大阪。大阪人の暮らしには、お笑い文化が根づいています。ここ大阪の地で、日々業務に携わる三菱電機グループの二人を交えて、大阪の笑いとビジネスの特徴などについて、語り合いました。

三菱電機ビルテクノサービス
関西支社 仲 稔

三菱電機ライフサービス
大阪支店 横尾 万里子

大阪の“笑い”は、
コミュニケーションから生まれる

槇野/関西に育った人間にとって、“お笑い”は生活の一部みたいなものだと思います。それで今回、“笑い”を切り口に、大阪の魅力を伝えられればと考えています。仲さんは、大阪生まれとお聞きしましたが。

仲/子供の頃から、テレビ番組にお笑い芸人が出ていて、笑いのやり取り・言葉遊びみたいな感覚を自然と身につけてきたと思います。ボケとツッコミも、友だち同士の会話では当たり前、オチがなければ怒られる(笑)。そういう環境で育ってきたので、日常会話の中に笑いを取り入れるというのは、大阪流のコミュ二ケーションだと思います。

横尾/2013年に大阪に来ましたが、吉本新喜劇などが人気で、大阪の人はコテコテの笑いが好きだと感じました。予想通りの展開でも、しっかりオチで笑う。むしろ、そういう単純な笑いの面白さを楽しんでいるように思います。私は東北人ですが、大阪の水が合っていると思います(笑)。

槇野/仕事の最中に突然、お客さんからボケられたりしませんか?そのままスルーして続けてしまうと、“こいつ、オモロない奴やな”となりますので、それまでの商売の話を中断してでも話に乗る。その方がむしろうまくいくというのは、大阪独特の文化だと思います。

横尾/ぼそっと、面白いことをいうんですよ。そこで、“えっ?”って聞き返したらダメで、いつもアンテナを張っていないといけない。最初の頃は、すごく緊張しました(笑)。

槇野/常にちょこちょこした笑いの応酬があるので、それに慣れているネイティブの人でないと、なかなか厳しい(笑)。

仲/相手が誰であろうと、しゃべりながら、お互いの引き出しから面白いことを引っ張り出そうと、キャッチボールしている感じ。大阪人は、まず喋らないと始まらない。

横尾/過酷(笑)。

槇野/仕事でも遊びでも、どこかで“ネタ”を見つけようという意識がありますね。ネタ探しをしながら、常にすべらない話を求められる。まるで生存競争ですね(笑)。

槇野/大阪でお笑いといえば、笑いの殿堂「なんばグランド花月」。関西支社で製品を納入させていただいた施設なので、今回紹介しようと思っていますが、他に、“笑い”に関連した施設や場所って、ありますか?

仲/それなら、私と横尾さんが担当している「大阪国際がんセンター」はどうですか。“笑い”が、がんにどのような効果を与えるのかを研究されているので、いろいろ貴重なお話が聞けると思います。

槇野/そうですか!早速、行ってみます。では、私からは大阪名物としてたこ焼きを紹介したいと思いますので、あとで私の知っている美味しいたこ焼き屋さんに集合しましょう。その時に、訪問先の情報も報告します。では、行ってきます!

大阪国際がんセンター

2017年3月、特定機能病院かつ都道府県がん診療連携拠点病院である旧大阪府立成人病センターが「大阪国際がんセンター」として、大手前の地に移転、新たにスタートしました。同センターでは、がん医療において、繰返し“笑い”の機会があることで、心身にどのような効果・影響を与えるかについて、実証研究を行ったそうです。

研究責任者のがん対策センター 宮代勲所長にお話を伺いました。

大阪国際がんセンター
がん対策センター 医学博士
宮代 勲 所長

笑いの場を提供し、患者さんをサポート

槇野/実証研究に至った経緯について教えていただけますか?

宮代所長/がん患者さんは、診断や治療などの過程で、多くの身体的・精神的負担を強いられます。生活の質(QOL:Quality of Life)は、生存期間と関連するとの報告もあり、そうした負担を軽くすることが大切です。身体的だけでなく、精神的側面についてもサポートしたいと考えたのが第一の理由です。従来、定期的な音楽イベントの開催や、館内での絵画展示を行っていましたが、関西といえば、やはり“笑い”ですので、笑いを絡めた企画を考えていました。しかも、単なるイベントで終わらせるのではなく、臨床研究として行うことで結果を発信でき、その場に参加していない方を含めて、今後に活かすことができます。

槇野/実際、どのようなかたちで行われたのでしょうか。

宮代所長/松竹芸能様、米朝事務所様、吉本興業様(50音順)の方にご協力いただき、がん対策センターだけではなく、病院、研究所、事務局が共同して、院内のホールで2週間に1度落語や漫才などのお笑いの舞台「わろてまえ劇場」を8回開催しました。前半4回の笑いを楽しむA群、後半4回の笑いを楽しむB群、そして全8回とも参加するC群という構成で、がん患者と医療従事者を対象としたA群とB群の比較を軸とした研究を実施しました。対象年齢は、働く世代としました。働いている人はなかなかお笑いを劇場に観に行く機会がないので、研究を通じて何かしらデータが得られれば、お笑いを観に行きやすくなる社会的土壌をつくることにもつながると考えました。

“笑い”が元気をつくり、幸せを呼ぶ

槇野/「わろてまえ劇場」という名称は、ユニークですね。

宮代所長/劇場の名称を決めるにあたり、院内で応募をかけた結果、この案になりました。このセンターがある地名「大手前(おおてまえ)」と「わろてまえ」をかけています。大手前に移転して最初の年なので、これしかないということで決めました(笑)。

槇野/実証研究では、どのようなことがわかったのでしょうか。

宮代所長/大きく3つあります。まず、笑った後に気分がどう変わるか、という評価では、「緊張」や「疲労」などの気分を測る尺度に改善がみられました。2つ目が、“笑い”を定期的に楽しむことで、特に痛みの症状が改善したことです。3つ目は、笑いを定期的に楽しんだ人の方が、免疫作用を高める物質を産み出す能力が向上したことがわかりました。こうしたことが、“笑い”とどう関わっているかについては、さらに詳しく調べていくことで、いろいろわかってくると思います。

槇野/確かに笑うと、内側からエネルギーが湧いてきて、元気な気持ちになりますね。

宮代所長/プロの“笑い”をライブで観るのは、やはり違います。演者の方は、その場の雰囲気や反応を見ながら、臨機応変に内容を変えているそうです。皆さん、とにかく楽しかったといって帰られるんですね。楽しい気分になって、元気な気持ちで帰って、また2週間後に笑いに来る。それだけでも、かなり違うと思います。働く世代の人も含めて、誰もがこういう笑いの場に気兼ねなく足を運べるようになれば、みんなが幸せになれるのではないかと思います。

大阪国際がんセンター

大阪国際がんセンターは、病院・研究所・がん対策センター・次世代がん医療開発センターの4つの機能を有する特定機能病院です。PFI事業として昨年3月に移転・新築し、その中で三菱電機ビルテクノサービス、三菱電機ライフサービスは維持管理・利便サービス業務などを担っています。この大阪国際がんセンターには、三菱電機製の照明や空調、エレベーターなどが納入されています。

※ PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)事業

公共事業を行うための手法の一つ。民間企業の資金・技術力・経営ノウハウなどを活用し、公共施設等の設計・建設から維持管理・運営までを行うことで、効率的かつ効果的な公共サービスの提供実現するもの

レストラン ひなた

三菱電機ライフサービスは、同センター内にあるレストラン「ひなた」、職員専用レストラン「こひなた」、カフェ、コンビニの運営を担っています。
なかでも、レストラン「ひなた」は、お昼時になると行列ができるほどの人気店。メニューは和食を中心に、各種定食や丼ものなど、豊富なメニューが揃っており、またオリーブオイルや新鮮野菜、豆類や魚介類を用いた地中海沿岸地方の健康的な食事を取り入れるなど、特徴的なメニューにも工夫を凝らしています。

いざ、笑いの殿堂
なんばグランド花月へ

大阪でお笑いといえば、「なんばグランド花月」。漫才や落語、吉本新喜劇の舞台を年中無休で毎日楽しめる、まさに笑いの殿堂です。若手芸人からテレビでおなじみの大御所まで週替わりで出演しており、大阪のお笑いにどっぷり浸ることができます。小学生の頃、毎土曜に学校が終わると、ダッシュで家に帰り、お昼から始まるよしもと新喜劇を観ていた自分にとっては、まさに聖地。三菱電機製のエスカレーター、エレベーターが納入されたのは、関西人として感無量。やはり嬉しいですね。

大阪名物たこ焼きを食べながら、成果報告

槇野/お疲れ様です!

横尾/どうでしたか?

槇野/大阪国際がんセンターの宮代所長にお会いしてきました。いろいろお話を伺って、“笑い”の持つエネルギー、元気な気持ちになれる“笑い”の力の凄さを再認識しました。なんばグランド花月は自分にとって聖地ですが、やはり、いつ行っても活気がありますね。大阪の笑いの源という気がします。

仲/なんばグランド花月に行くと、元気になりますよね。最近は、海外からの観光客も多いですし、大阪の笑いがグローバル・スタンダードになる日も、そう遠くない(笑)。

槇野/大阪万博の開催も決まりましたし、IR(統合型リゾート)※の誘致も実現すれば、大阪はこれからさらに国際都市として変わっていくでしょうね。直近では、「うめきた2期」というJR大阪駅北再開発を担当していますが、街の真ん中に公園ができる予定です。働き方改革・ヘルスケア・医療をテーマにした街づくりで、6年後の完成を目指していますが、やることがたくさんありますので、ゆっくりもしていられません。

仲/1970年の大阪万博を経験しましたが、小学生だった自分には衝撃的でした。あの当時は外国の人に接する機会がなかったので、いろいろな国の人が来ているのを目の当たりにして、びっくりしましたし、動く歩道とか、子供ながらに未来を感じました。今こういう仕事に関わるようになったのも、何か繋がっているような気がしますね。

※ IR(統合型リゾート)

国際規模のホテルや会議場、コンベンション施設、レストラン、ションピング施設、カジノなどが集まった複合施設

たこ焼きは、大阪のソウルフード

横尾/槇野さんは、関西人だから、やはりたこ焼きがお好きですか。

槇野/大好きです!自宅では、月2回は焼いています。子供たちも好きですしね。

横尾/大阪のたこ焼きは、トロッとしていて美味しいですね。お好み焼きより、たこ焼きを食べることの方が多いかも。

仲/大阪人にとって、たこ焼きはソウルフードであり、おやつ的な位置づけかもしれませんね。お店がいろいろあって、気軽に買って食べる。店によって食べ方もいろいろ。マヨネーズのあるなしとかね。

槇野/よく学校帰りに、おやつ代わりで食べていましたね。

たこ焼き処 蛸之徹

大阪の活気、エネルギーがどこから来るのか、考えるいい機会になりました。いろいろな人がいて、そこに濃密なコミュニケーションがあって、そのベースには、常に“笑い”がある。それが、大阪という気がします。コミュニケーションから生まれる“笑い”のパワーが明るさを生み、元気を引き出し、大阪の活力の源になっていると思います。今後、大阪が国際都市として発展していく時にも、コミュニケーションから生まれる“笑い”がエネルギーになっていくはずです。自分もそのエネルギーの一部として、大阪の発展に貢献していきたいと思います。