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AREA HIGHLIGHTS - 地域の特色あふれる活動をお伝えします

Vol.2 Kai-Gan-Shiki 開眼式

北東北営業所 瀬川
地域ビジネス活動 地域ビジネス活動

今回のテーマは開眼式。
完成間近のねぶたに魂を吹き込む大切な行事です。
わたしたち三菱電機グループも出席した
この青森菱友会の開眼式について、
まずは青森菱友会幹事である
青森三菱電機機器販売(株) 林社長に
お話を伺いました。

青森三菱電機機器販売(株) 林 均 社長

『開眼式でしか見ることのできない彩色前の白いねぶたの威圧感は、
台上げを終えて一つになった後のねぶたにはない神々しさを感じます。』

そうおっしゃる林社長に、ご自身にとってのねぶた祭とは?ときくと笑顔でこう答えてくれました。

『青森の方言である「じゃわめく」という言葉は「血が騒ぐ」という意味。青森の人間は、ねぶたのお囃子をきくとみんな
じゃわめくんですよ。青森菱友会としてねぶた祭に関わり続けてもう25年になりますが、それはこれからもずっと変わりません。』

今回はそんな林社長に加え、ねぶた制作者である竹浪比呂央先生も出席された、
青森菱友会ねぶたの開眼式の様子をご紹介します!

開眼式とは

開眼式は別名「魂入れ」とも呼ばれ、紙貼りまで終えたねぶたに魂を入れると共に、今後の制作や台上げ・運行をするにあたって関係者一同の安全を祈祷する清めの儀式です。開眼式の際のねぶたはまだ墨入れや着色をされていない白の状態が多いですが、一部墨入れや着色がされている場合もあります。

開眼式の様子の写真
開眼式の様子の写真

魂の宿る時

荘厳な雰囲気の中、ホラガイの音で始まった開眼式。林社長や制作者である竹浪比呂央先生を始め、関係者が多く参式しています。太鼓とともにお経が響くねぶた小屋に佇む白いねぶたは神聖な雰囲気をまとっており、ところどころに入れられた墨の力強さは、命を吹き込もうという職人さんの思いが入り込んでいるように感じられます。

お経を読み終えると、清めの水・米・御酒でねぶたをひととおり清めていきます。その後、参加者全員で祈祷。再びホラガイの音が小屋内に響き、今年の開眼式も無事終了しました。

ねぶた小屋が風になびく様子は、まるで魂の入ったねぶたが呼吸を始めたようで、ねぶた祭当日を今か今かと待ち侘びているようです。

MOVIE 開眼式の動画を観る

制作者のコトバ
ねぶたを通じて青森を発信

青森菱友会のねぶたを20年にわたって制作していただいている、竹浪比呂央先生にお話を伺いました。

『本来のねぶたは日本の歴史や歌舞伎など、観客全員がわかるものをテーマにすることが多いのですが、青森菱友会のねぶたは毎年「青森再発見」をテーマに掲げ、県内の伝説や逸話を元に題材を決めています。それは青森菱友会のテーマである「地域とともに」という考えが、私自身の「青森の民族や歴史、魅力などを、見ている人々に伝えられるねぶたを作りたい」 という思いとつながる部分があったためです。
ねぶたを通じて青森の文化を発信するために、構想や原画には十分な時間をかけます。今年のテーマである「大間の天妃神 千里眼と哪吒」は青森県大間に伝わる伝説ですが、実は4年以上前から温めていた題材でもあるんです。
また、今回はピンクや黄色など、鮮やかな彩色にも挑戦しています。これは青森ねぶたとしては珍しい配色なので、参加者や観客の反応が非常に楽しみです。』

今年のねぶたも無事開眼式を終え、本番まであと一週間が勝負だと意気込む竹浪比呂央先生。完成が待ち遠しいですね。

竹浪比呂央ねぶた研究所 竹浪比呂央先生の写真

竹浪比呂央ねぶた研究所サイトへ

次回はいよいよ、青森の街中が熱気に包まれるねぶた祭本番当日!仲間たちの手によって彩色や台上げを終えた青森菱友会のねぶたも、ついにお披露目の時を迎えます。

Vol.3 ねぶた祭本番(前編)

※ このページに記載されている情報は、2014年8月公開当時のものとなります。