AREA HIGHLIGHTS

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AREA HIGHLIGHTS - 地域の特色あふれる活動をお伝えします

Vol.3 Nebuta Festival ねぶた祭本番(前編)

AOMORI NEBUTA August 5,2014

じゃわめく、夏の夜

夏の暑さも本格化する8月2日、青森市の夜空に打ち上げられた花火を合図に華々しく幕を開けた青森ねぶた祭。前回ご紹介した開眼式から約2週間、台上げを経てついに完成した青森菱友会ねぶたも勇ましく青森の中心街を練り歩き、多くの観客を魅了しました。

台上げの様子と熱気あふれる青森の一夜を、前後編の2回にわたってご紹介します。

※「じゃわめく」は青森の方言で「血が騒ぐ」「高揚する」という意味です。
【青森菱友会ねぶた 台上げ】バラバラのねぶたを、ひとつずつ台に上げながら合わせていきます

ひとつになる時

台上げの日、早朝のねぶた小屋に青森菱友会の仲間が集まります。台上げは、高さ約2メートルの台の上に彩色を終えたねぶたのパーツを上げて設置していく作業。パーツといえども骨組みの針金や角材、照明などによって相当の重量になっているため、全員の息を合わせて運ばなければ、ねぶたの破損や怪我人の発生にもつながります。現場に緊張感が漂う中、声をかけながらねぶたを一つ一つ慎重に台に上げて組み合わせていきます。

最終的に本体の搭載バランスを調整しながら台車に行灯や提灯などを取り付け、まだ骨組みの見えている台に近い部分に制作スタッフが最後の紙貼り、書割、彩色を施します。2014年青森菱友会ねぶたの完成です。独特の鮮やかな色使いに加え、口元の紅が印象的な天妃様のように一目で女性だとわかる人物がねぶたの中心にいるのは今年の青森菱友会ねぶたならでは。着物や鎧の模様など、細部にも職人さんのこだわりを感じる迫力溢れるねぶたです。

青森菱友会ねぶた 完成

青森菱友会ねぶた 2014 大間の天妃神 千里眼となた

青森菱友会ねぶた 正面・横面・背面の画像

青森ねぶた祭 運行直前

雨の中、はじまりを待つ

青森ねぶた祭の開催期間は、毎年8月2日から7日までの6日間。2014年の祭り開催期間も半分を過ぎた8月5日は21台の大型ねぶたが青森市内3.1kmを運行し、沿道を埋める観客に迫ります。昼を過ぎ、出陣を控えたねぶたが立ち並ぶねぶた小屋には、ねぶたの昼の姿を一目見ようと一般の方も大勢訪れていました。この日は朝からあいにくの雨。ですが青森ねぶたは雨天決行で、雨が降った場合 は大きなビニールをかけて運行するため、今までに運行が中止になったことはないのだとか。
そうはいっても予想外の事態。一般の人と関係者が大混雑する現場で、ねぶたが雨に濡れて壊れぬよう参加者全員が協力して慎重にビニールをかぶせ、出陣に備えます。

MOVIE 青森ねぶた祭 運行前の動画を観る

熱気あふれる宵闇へ

祭り開始30分前。次第に雨脚が強くなる中、運行ルートの開始位置配置に備えて 21台の大型ねぶたが裏の路地に一斉に並びます。ビニールを被っているとはいえ、高さ約5メートル、幅約9メートルのねぶたがずらりと列をつくるさまは、思わず身震いしてしまうほどの威圧感。戦を迎え撃つ武者行列のような覇気をねぶたから感じながら、青森菱友会の仲間たちも高揚感に包まれます。出陣の時を目前に陽が沈みはじめ空に闇が広がりはじめると、あかりの灯ったねぶたも煌きを増し、現場の雰囲気は一変。一日の中で一番美しい時を迎えたねぶたが雨に濡れた地面に反射する中、いよいよ祭が始まります。

ねぶた祭が始まる直前の様子

徐々に勢いを増す雨を吹き飛ばす勢いで、力強い太鼓や笛のお囃子が鳴り響いた青森の夜。青森菱友会ねぶたも中心街を力強く練り歩きました。

Vol.4 ねぶた祭本番(後編)

※ このページに記載されている情報は、2014年8月公開当時のものとなります。