AREA HIGHLIGHTS

ここから本文

AREA HIGHLIGHTS - 地域の特色あふれる活動をお伝えします

Vol.4 Nebuta Festival ねぶた祭本番(後編)

案内人:北東北営業所 瀬川

沸き起こる歓声
青森ねぶた祭、開幕
Sounds of Cheering, Opening of Nebuta Festival

ねぶた祭の熱気を冷ますかのように青森に降る雨。そしてその雨を跳ね除けるような、覇気溢れるねぶたの運行。連載最後となる今回は、雨の青森市内を堂々と練り歩いた青森菱友会ねぶたと参加者の凛々しい姿をご紹介します。

MOVIE 青森ねぶた祭 動画を観る
【青森ねぶた祭 運行開始】青森菱友会ねぶた2014

祝祭のしらせRise of the Festival

太陽も沈み、暗くなった青森市内。21台のねぶたが放つ光が、夏の夜空を照らします。待ちきれない――街全体の期待が高まる中、思いを感じ取ったかのように花火が夜の青森に打ち上がりました。それは、青森ねぶた祭運行開始の合図。同時に、各団体のお囃子隊が進行のリズムを奏で始めます。提灯持ちと先導役を筆頭に、人がひしめく商店街に繰り出す青森菱友会とねぶた。沿道に溢れる観客からの眼差しを感じながら、闇夜にこだまする「ビシビシビシッと菱友会!」「ラッセラーラッセラー」という軽快な掛け声と共に、力強く商店街を突き進んでいきます。

降り出した雨Descending Rain

練り歩きも軌道に乗り始めた頃、勇ましいねぶたに対抗するかのような雨は、ねぶたを覆うビニールを激しく打ち付けます。そんな中、ハネトも曳き手も豪雨を

感じさせない元気と迫力溢れる掛け声で参加者を奮い立たせ、視界を滲ませる雨粒を袖で拭いながら青森菱友会ねぶたと運行を続けます。

Dancers, Guardians跳ねる人、守る人

観客を煽りながら絶えず飛び跳ねるハネトの先頭に立ち、青森菱友会の隊列が乱れたり観客がハネトとぶつかって怪我をしないよう、ロープを持って交通整理をするのが私たち運行・ロープ班の役割。いわば、ねぶた祭の「治安」を守る役割です。青森菱友会ねぶたが多くの人から歓声を浴びる様子を見守りながらも、この素晴らしいねぶたと最高の仲間達が最後まで無事運行しきれるよう、先導に専念します。

霞の青森、響くお囃子
Hazy Aomori, Resounding Festival Music

[矢印をクリック!] 2014 青森ねぶた祭 写真館
  • back

私たち運行・ロープ班の後に続く、お囃子のリズムに合わせて飛び跳ねるハネト。誰でもハネトとして練り歩きに参加できるのがねぶた祭の大きな特徴です。また、今回の青森菱友会ねぶたのテーマが大間と関連したものだったこともあり、大間の子どもたちもハネト(バケト)として参加しました。後に続くのは、ねぶたの動きすべてを決める扇子持ち。ねぶたをより美しく豪快に見せるため、ねぶた台車を動かす曳き手に扇子の動きで進行方向や回転などの指示を与えます。総勢20名ほどの曳き手は扇子持ちの指示に従

い、一瞬の気の緩みも許さぬ集中力でねぶた台車を動かします。交差点に差し掛かった時の力強い回転や、青森三菱電機機器販売前の桟敷席に向かって、勢い良く見得を切る緩急のついた動きは圧倒的。沿道の観客からも拍手と歓声が沸き起こります。ねぶたを追いながら笛や太鼓などで祭を盛り上げるお囃子隊。桟敷席や交差点でねぶたが止まると沿道を向き、観客を煽りながら陽気に音を紡ぎます。参加者も観客も街も、全てが一体となって掛け声が飛び交う青森市。青森ねぶた祭も終盤へ。

ねぶたが走った。
想いを乗せて、輝きながら。
たくさんの笑顔に囲まれながら。

青森ねぶた祭 運行終了

雨のため、運行三日目は例年より少しはやいスピードで市内を一周し終えた青森菱友会ねぶた。雨に打たれた一日の疲れを癒やすかのように、静かにねぶた小屋へと帰ります。「人と人のつながりを大切にしたい。」そう強く心に誓って参加した青森ねぶた祭。今年も、多くの仲間が青森菱友会として青森ねぶた祭に参加し、途中雨に見舞われたものの怪我なく無事5日間の運行を終えることができました。青森ねぶた祭に参加することで多くの人と繋がり、祭成功の為に仲間達が一丸となって関わっていく。その姿勢と祭中に生まれた団結力を今後の仕事でも存分に活かし、私たちが中心となって青森を盛り上げていければと感じています。

陸から海へ 終宴を飾る
From land to sea, beautiful of the Finale

青森菱友会ねぶた 受賞

2014年の青森ねぶた祭を盛り上げた青森菱友会ねぶた「大間の天妃神 千里眼と哪吒(おおまのてんぴしん せんりがんとなた)」は総合第2位の知事賞と、ねぶた単体第1位の最優秀制作者賞を受賞し、8月7日には他の受賞ねぶたと共に海上を運行。夜空に煌めく花火と共に、青森ねぶた祭の閉幕に彩りを添えました。非常に誇らしく思うと共に、竹浪比呂央先生はじめ制作に携わった方々と沢山の声援を送ってくださった皆様への感謝でいっぱいです。ありがとうございました。

※ このページに記載されている情報は、2014年9月公開当時のものとなります。