「環境とエネルギーの未来展」と銘打たれたエコプロ2017。毎年ビッグサイトで開催される環境と暮らしを学べるビッグイベントです。今年は12月7日~9日にわたって開催されました。エコプロには企業・団体が約700参加するなか、三菱電機も出展。「わが家からはじまるエコライフ~三菱電機のエコチェンジ~」をテーマに、エネルギーの最先端技術の様子を詳しくレポートします。未来のことだと思っていたことが、もう始まっていました。
地球の温暖化と家庭でできることの関係とは?
地球の温暖化にともなう危機(食料・資源不足等)は、数十年前からいわれてきましたが、現在世界が具体的な指針としているのは、2015年のパリ協定で決められた内容です。参加各国は今までに増して温室効果ガスの排出量の削減に取り組む必要があり、日本は2030年度の温室効果ガスの排出量を2013年に比べて26%減らすことを目標としています。
でも、どうやったら減らせるのでしょうか。
そこで生まれた考え方が、「自宅で使う分の電気は、自宅で発電してカバーしよう」というもの。それができる住宅は「ゼロ・エネルギー住宅」と呼ばれています。最近よく、ニュースなどで目にするようになりましたね。
つまり、住宅で使う分の電気を再生可能エネルギーの自家発電でまかなえる→新しい発電の必要がない→発電する際に出る二酸化炭素が減る、というわけです。
少し難しいかもしれませんが、地球の温暖化と住宅はこのようにつながっているのですね。
ゼロ・エネルギー住宅はどういうものなのでしょうか。
ENEDIAは、太陽光発電システムでつくった電気を蓄えておいたり、効率よく使ったりできる三菱電機のスマートハウスソリューションです。普段の生活はもちろんのこと停電の時でも使用できる電力が下がらないため、安心して家電を使えることも特徴です。万が一、停電のときに必要最低限の日々の生活が過ごせるのは、かなり魅力的ですね。そして普段の日には、電気を無駄なく効率的に使えるので、光熱費がグッと抑えられておサイフにもやさしいのです。
ふだん使っている冷蔵庫や電子レンジはどのくらい電力を使うかご存知ですか。ブースには、ハンドスピナーを回すと答えの数字が現れるニクイしかけがありました。子どもたちが、楽しんで回していましたよ。
外出先でもスマホひとつで、スイッチオン・オフ!
さて、電気をかしこく使うにあたり、欠かせないのが「HEMS(ヘムス)」というシステムです。
家中の機器をつないで、かしこくコントロールできるシステムのことなのですが、何よりスゴイのは、外出先からでも家電のスイッチをオン・オフできるということです。
例えば会社にいながら自宅のお風呂にお湯はりをしたり、部屋の温度を調節したり、シャッターを閉めたり。遠距離でも操作ができるリモコン、といった感じです。またエアコンと送風ファンを連携運転することで快適さをさらに高めることもできるそうです。
実際にスマホやタブレットに触れて体験できるので、親子で感覚的にすぐ理解できました。「キッズサポーター」のバッジを着けているスタッフの方は、子どもにわかりやすく説明してくれたのでいろいろな質問が出ていました。
幅広い活躍すべてがエコでびっくり!
エコチェンジツアーを体験
三菱電機ではブース内を回る「エコチェンジツアー」なるものがあり、参加してみると新しい発見がありました。ガイドさんに導かれて、三菱電機の取り組みや事業を幅広く知ることができました。
最後に人工衛星も登場。私たちがよく目にする気象庁の雲の様子は、「ひまわり8号」が送ってくる画像をもとにしていることが判明。JAXAの「だいち2号」といい、事業スケールの大きさに圧倒されてしまいました。
これも三菱電機が作ったものだったのですね!
人工衛星についてたくさんの質問にも答えてくださり、クリアファイルまでもらえました。
スタンプラリーで景品をゲット
エコプロ内では、各企業からクイズやラリーで正解するといろいろな景品をもらうことができますが、三菱グループのコラボスタンプラリーの景品は特に豪華!ブースを回りながら、自動車を走らせる水素などのまったく新しい技術に触れ、環境活動を楽しみながら知ったあとは……エコバッグ、ミニタオル、クリアファイルと消せる蛍光ペンをいただきました!
三菱電機のブースを体験したら、電気を節約するだけの省エネから、電気を自ら創って、蓄えて、賢く使う、新しい家の役割が見えてきました。
うちにENEDIAを取り入れたらどうなるだろう? なんて親子で話しながら体験することで、より便利さが増した家族のエコライフスタイルを理解できたのではないでしょうか。