メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2011年 1・2月号(No.163)
  • 神奈川工科大学
  • サーバ統合・仮想化ソリューション&サービス「VMINTEGRA HA」導入事例
  • 仮想化技術を用いたサーバ統合により
    可用性向上と運用負荷軽減とともに
    CO2削減を実現し、エコ活動を積極的に推進

充実したキャリア教育ときめ細かなサポートにより、社会が求める問題発見解決型スペシャリストを育成・輩出している神奈川工科大学。先進的なIT活用を進める同学は、株式会社電翔を通じて三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)のサーバ統合・仮想化ソリューション&サービス「VMINTEGRA HA」を導入しました。MDITの「仮想化システム検証センター」を利用することにより、仮想化基盤を短期間に構築。可用性向上とTCO(Total Cost of Ownership)削減、運用負荷の軽減とともにCO2排出量を削減し、同学が推進するエコ活動を実践しています。

画像:神奈川工科大学

仮想化基盤の構築により、可用性向上、運用負荷軽減とともにCO2を削減し、エコ活動を積極に推進する神奈川工科大学

人物写真

総務部 事務システム課
担当部長代理 兼 課長
貝瀬 亙

進化する大学運営を支える
システム基盤の刷新を決断

 学生1人ひとりの可能性を見出し、伸ばしていくことを目的とする「学生本位主義」を掲げる神奈川工科大学では、先端技術とサービスを学生に提供し、キャンパスライフの充実を支援しています。2006年には「おサイフケータイ」を活用した「モバイル学生証」を日本で初めて導入。ケータイを使って出席情報の登録・確認、各種証明書の発行、図書の貸し出し、学内で買い物ができるなど利便性の高いサービスを提供しています。
 同学では基幹業務のIT化にも先駆的に取り組み、1986年に業務サーバを導入して以来、リプレースを重ねて基盤を強化してきました。2005年以降には、教務系システムを従来のホスト系からオープン系に移行。2009年までに財務・会計系のシステムを残してオープン系に切り替えました。こうした状況のなか、ホスト系サーバのハードウェアが保守期限を迎えたことを機に、財務・会計系システムをオープン系に移行することを決断。しかし、オープン系への切り替えに伴う物理サーバ台数の増加が課題となりました。総務部 事務システム課 担当部長代理兼課長の貝瀬亙氏は次のように振り返ります。
 「サーバが増えることで運用負荷も増大します。また、本学の場合、地域的な特性により落雷が多いため、停電対策としてサーバと同数のUPS(無停電電源装置)が必要となるなど、コストもかかります。さらに、設置スペースの確保や消費電量のコストを考えると、サーバ台数を極力増やすことなく新システムを構築することが不可欠でした」

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高度な仮想化運用監視と可用性向上を
容易に実現する機能&サポートを重視

 こうした課題に神奈川工科大学が解決策として選択したのが、仮想化技術を用いたサーバ統合です。複数のベンダーの提案を検討した中からMDITが提供する「VMINTEGRA」を選定しました。
 貝瀬氏はその理由を次のように語ります。「サーバ統合に関するありきたりな提案をするベンダーが多いなか、電翔とMDITは高度な仮想化運用監視と可用性向上を実現するとともに、リース状況などに応じて段階的にシステムを構築する提案をいただけたことが決め手となりました。また、従来からMDITのプラットフォーム製品を採用しており、その信頼性とサポート対応を評価していたこともポイントになりました」

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事前検証に基づく最適化により
短期間に仮想化基盤を構築

 仮想化基盤構築プロジェクトに着手した神奈川工科大学では、その第1ステップとして、電翔の大学経営・事務総合ソリューション「Active Academy」の学籍管理システムをVMサーバに移行・集約しました。システム監視・運用管理をオールインワンで提供するシステムコントロールマネージャ(SCM)を搭載した管理サーバ1台と合わせて計3台構成で運用しています。サーバを仮想化し統合するにあたり、ポイントとなったのが、MDITの「仮想化システム検証センター」での事前検証でした。
 「システムを仮想化するにあたり、不安がなかったわけではありません。MDITには本学が導入するシステムと同様のサーバ環境を用意していただき、動作検証を行いました。そこで実際に動作およびパフォーマンスが確認できたことから安心して導入に踏み切ることができました。また、Active Academyをはじめ各アプリケーションの仮想化環境テンプレートを検証時に最適化し、本番環境へスムーズに移行できたことが、短期間のシステム構築につながっています。従来であれば約1年半を要していたシステム更新が、わずか9ヵ月で実現することができました」(貝瀬氏)

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高可用性と利便性の高い監視により
運用負荷・コストを大幅に低減

 可用性の維持向上は、VMINTEGRAのHA構成により実現しました。
 「仮想化は物理サーバが集約できる反面、物理サーバに障害が発生すると同居するすべてのシステムに影響を及ぼすため、可用性の確保は欠かせません。仮想環境における可用性向上には、共有ディスク型、N+1の冗長構成などいくつかの手段が考えられますが、止められない基幹システムの場合、物理的に二重化し、障害発生時に短時間で復旧できるHA構成の選択は必須でした。これまでシステム障害等のトラブルは発生していませんが、耐障害性に優れた環境が構築できたことはもしもの時の安心感につながっています」(貝瀬氏)
 また、仮想化による物理サーバの台数削減により、ハードウェアの初期導入費、導入後の運用費などの削減が実現しています。その結果TCOは、従来のホスト系と比較すると約1/3まで圧縮できました。
 さらに、システム全体を統一管理するSCMによって、運用管理の負荷を大幅に軽減しています。また、従来はホスト系、オープン系それぞれ個別サーバごとに実行していたバックアップ作業が、新システムではバックアップサーバによって自動的に実行されるため業務効率が向上しました。
 こうした仮想化基盤構築の取り組みは、電力消費量およびCO2排出量の削減にもつながり、神奈川工科大学が推進するエコ活動にも貢献をしています。
 「本学では2008年4月から『エコマニュフェスト10箇条』を掲げ、冷暖房の設定温度厳守、無駄な照明のストップ、パソコンの節電などに取り組んでいます。2010年1月には環境省の『チャレンジ25キャンペーン』に登録し、地球温暖化防止に向けた活動を進めています。今回の仮想化基盤構築は、その具体的な取り組みの1つです」(貝瀬氏)

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仮想化基盤への統合による効果を拡充し
地球温暖化防止に向けた取り組みを推進

 神奈川工科大学では現在、第2ステップとして財務系システムを仮想サーバ上に構築するプロジェクトを進めており、VMサーバを1台追加する予定です。さらに、第3ステップとして就職支援系、入試管理系、Web系システムを仮想化統合する計画です。
 「VMINTEGRAによる仮想化基盤の構築により、システムを柔軟に導入できるようになったことは大きな成果です。第3ステップが完了する2011年以降、CO2排出量削減が大きな成果として表れるはずです」と貝瀬氏は語ります。
 神奈川工科大学は、最先端の教育・学生サービスの提供とともに、地球温暖化防止に向けエコ活動に取り組んでいきます。

※「おサイフケータイ」は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。

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説明図

システム構成イメージ

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