メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.28
  • 2011年 1・2月号(No.163)
三脚を活用した、シャープで躍動感のある流し撮り

ダイナミックなイメージを
より簡単に撮影する

 動きのある被写体に合わせて、カメラを動かして撮影すると、動いている被写体はシャープに写りますが、背景は流れるようにブレて見えます。これが流し撮りです。原理はとても簡単ですが、実際に撮影してみると難易度が高く、満足できる写真を仕上げるまでに何回もシャッターを切らなくてはなりません。そこで今回は、流し撮りが簡単にできるように、三脚を活用した撮影法をご紹介します。ちょっとした工夫を加えることで、写真1のようなダイナミックなイメージを比較的容易に写すことができます。

撮影のポイントは上下方向の動きを抑え
横方向にだけカメラを動かす

 流し撮りは、例えば被写体が右から左に、横方向に移動している場合、カメラも同じように横方向にだけ動かさなくてはなりません。もし縦方向に動いてしまうと、写真2のように、メインの被写体もブレてしまいます。そこで今回は横方向にだけ、カメラを動かせるように、三脚を使って上下方向の動きを制御してみました。まずカメラを、写真3のように、三脚にしっかりと固定します。しかし横の動きには対応できるよう、垂直軸の回転ストッパーだけは緩めてあります。この三脚の周りを、グルグル回るように被写体が動き続ければ、安定したカメラの動きで、流し撮りがとても簡単に行えます。
 写真1をご覧ください。流れる背景を強調するようにシャッター速度を1/30に設定して、24mmの広角レンズで、一輪車に乗る女の子を撮影したものです。この女の子が、三脚の周辺を回り続けている間は、何回でもシャッターチャンスがあるので、より良い条件での流し撮りが可能となります。
 今回の撮影は、横長の写真ではなく、縦長の写真での流し撮りのため、撮影時にファインダーが見えにくい悪条件でした。しかし、三脚を活用することで、写真1のような有効カットを数多く撮影することができました。手持ちによる流し撮りの仕上がりに手振れなどの不満があった方は、ぜひお試しください。

撮影・文:中原義夫(bubio studio)

撮影例

写真:1 三脚を使い、カメラが横方向にだけ動くようにして撮影した作例。躍動感のある写真に仕上げることができた。24mm(35mm相当) 1/30秒 F8で撮影

撮影例

写真:2 手持ちによる撮影だとカメラが左右の方向だけではなく上下にも動き、被写体の女の子もブレてしまった。50mm(35mm相当) 1/30秒 F8で撮影

撮影例

写真:3 三脚のセッティング。縦位置の写真が撮影できるようにカメラを三脚に取り付け、垂直軸の回転ストッパーだけを緩める

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