メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.20
  • 2010年 4月号(No.155)
接写撮影で、色彩と形状を強調する

身近にある植物を
“作品”として撮影する

 三寒四温を繰り返し、春がやって来ました。草木が芽吹くこの時期は、外に出て植物の撮影をするには絶好の季節です。今年は単なる記録としての写真ではなく、もう一歩踏み込んで、“作品”として撮影してみてはいかがでしょうか。今回は、写真1のように色彩と形状を強調する接写撮影ついて解説します。

背景の色をボカして
主体の色彩と形状を強調する

 多くのデジタルカメラには、花のマークをした接写モードがあり、そのままであるレベル以上の接写撮影が可能です。さらにクローズアップレンズ(接写フィルター)を使うと、よりいっそう被写体に接近できます。クローズアップレンズとは、虫眼鏡と同じ凸レンズ形状をしたフィルターです。また一眼レフであれば、マクロレンズの使用が接写撮影の選択肢の1つとなります。
 写真2をご覧ください。これは鉢植えのパンジーを撮影したものです。鉢植えの全体が把握できますが、撮影における工夫がなく、印象に残る写真ではありません。次に写真3をご覧ください。こちらはさらに近づいて撮影しています。ここでのポイントは背景のボケです。背景にある黄色い花は、完全にボケていて形すらわかりません。この黄色い背景が絶妙なアクセントとなり、紫の花を引き立てています。背景の黄色い花までピントを合わせてしまうと、写真にメリハリがつきません。このボケ味が接写撮影の魅力です。同じように撮影したのが写真1です。ポインセチアの鮮やかな色彩と形状を際立たせるために、グレーの背景をボカして使っています。ボケ味は、レンズの絞りを開けるほど効果が大きくなります。
 今回の接写撮影には、クローズアップレンズなどの特殊なものが必要になりますが、技術的には比較的簡単です。被写体となる草花と、その背景に工夫を凝らして、楽しい接写撮影をお試しください。

撮影・文:中原義夫(bubio studio)

撮影例

写真:1 一眼レフカメラにマクロレンズを装着して撮影。鮮やかなポインセチアの色彩と形状を際立たせるために、グレーの背景を使った作例

撮影例

写真:2 鉢植えのパンジー全体像を撮影。説明的なものであるが、写真に面白味がない

撮影例

写真:3 紫色の花に近づいて撮影。背景の黄色い花をボカすことで、画面全体を明るく表現している

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