メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.22
  • 2010年 6月号(No.157)
木漏れ日のなかでの人物撮影

光を観察することが
イメージ通りの写真につながる

 野外の人物撮影において、撮影時のイメージとはかけ離れた仕上がりになってしまったことはありませんか? 原因の1つとして考えられることは、人物を照らす光です。普段の生活では光線の強さ、角度などそれほど気にしませんが、ちょっとした変化が写真の仕上がりに大きく影響します。そこで今回は、太陽からの光線をしっかりと観察して、写真1のような自然な人物が撮影できるように解説します。

太陽光を適度に和らげる
撮影ポイントを見つける

 それでは、太陽光線について考えてみましょう。写真2をご覧ください。これは晴天時に直射日光をモデルの真正面に当てたものです。まばゆい光によって、鮮明な色が写し出されているものの、顔にできた濃い影によって表情が台なしになってしまいました。次に写真3をご覧ください。これは建物の影でモデルを撮影したものです。顔に濃い影はできませんが、色の冴えがなく、イキイキしたイメージではありません。つまり光線が強すぎても、弱すぎても、人物撮影には向いていないということです。
 野外の人物撮影では、十分な光量があり、それが柔らかい日差しで照らされている場所を見つけることがポイントになります。周囲からの反射光を考慮することも大切です。写真1をご覧ください。これは女の子を、公園の木漏れ日のもとで撮影したものです。木々に遮られることで、適度に弱められた太陽光線が人物を照らして、とても自然に、そして優しいイメージに仕上げることができました。小道具として用意したシャボン玉の輝きも効果的です。このシャボン玉を見ると、光が一方向だけから差し込んでいるのではなく、周辺のものに和らげられ、反射しながら照らしていることがわかります。
 今回は、木漏れ日のなかでの人物撮影を紹介しましたが、太陽光線を適度に和らげられるポイントは他にもあります。ガラス越しであったり、水の反射であったりと、身の回りにある、撮影に適した光線の様子を観察して、撮影を楽しんでください。

撮影・文:中原義夫(bubio studio)

撮影例

写真:1 木漏れ日のなか、適度に和らげられた柔らかな日差しによって、自然な表情を撮影できた

撮影例

写真:2 まばゆい直射日光のもとでの作例。顔にできた濃い影がモデルの表情を台なしにしてしまった

撮影例

写真:3 建物の影で撮影した作例。肌色を含め、発色の悪い写真になってしまった

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