メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.23
  • 2010年 7月号(No.158)
シルエットを強調したモノクロ写真撮影

非日常的な雰囲気を醸し出す
モノクロ写真の魅力

 デジタルカメラの多くには、モノクロ(白黒)撮影モードが備わっており、手軽に撮影を楽しむことができます。ところが、ただ単にカラーを白黒に置き換えるだけでは、印象に残る写真に仕上げることはできません。そこで今回は、カラー写真とモノクロ写真の特徴を理解していただき、身近な題材を扱いながらも非日常的な雰囲気を醸し出す、写真1のような写真の撮影方法についてお話します。

シルエットを生かした
シンプルで印象的な写真

 まずカラー写真とモノクロ写真の違いについて考えてみましょう。写真2をご覧ください。このカラー写真は各色の情報が含まれており、人物の様子をしっかりと伝えています。ところが、詳細にディテールを写し出すことが、写真を魅力的にすることにつながっていません。そこで、この被写体をモノクロ写真用にアレンジしてみましょう。具体的には、部屋のライトを消し、背後からストロボを当て、人物がシルエットになるようにしました。こうして仕上げたのが写真3です。この写真は色もディテールもないとてもシンプルなものですが、影絵のようにデザイン性が高く、印象に残る写真に仕上げることができました。このようにシルエットを意識したモノクロ写真にすることで、特別美しいモデルや風光明媚な景色がなくても、ポスターにしたくなるような魅力的な写真が撮影することができます。
 最後にもう一度写真1をご覧ください。夜間にビルの照明の前を走る自転車を撮影しました。背後にある直線基調のビルや路面と、シルエットになった曲線主体の自転車とサイクリストが、不思議な調和を生み出しています。
 モノクロ写真は、カラー写真ほど被写体の様子を伝えることができず、説明不十分になる場合もあります。しかし、プロカメラマンはその特徴を逆手にとって、より創造的なイメージを作り出しています。身近な被写体をよく観察しながら、モノクロ写真撮影をお楽しみください。

撮影・文:中原義夫(bubio studio)

撮影例

写真:1 ビルの照明でシルエットを強調。直線基調の背景と曲線主体の自転車を対比することで、印象に残る写真に仕上げることができた

撮影例

写真:2 カラーで人物の横顔を撮影。色、形も良くわかるものの、面白みに欠ける写真になってしまった

撮影例

写真:3 背後からライトを当て、シルエットになった人物は、デザイン的に面白く印象に残るイメージに仕上げることができた

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