メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

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  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2010年 8・9月号(No.159)
  • 新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院
  • 放射線治療情報ソリューション「COCOA」導入事例
  • 最新型リニアックなど各機器、システムと連携した治療情報システムの構築により、
    治療業務を円滑化しがん治療拠点として先進の高精度放射線治療を推進

地域の中核病院として先進的な医療を提供する新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院。同院は、2009年8月より高精度放射線治療を開始するにあたり、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)の放射線治療情報ソリューション「COCOA(ココア)」を導入。「COCOA」を中継基盤とした各診断・治療機器や病院情報システムとのシームレスな連携をはじめ、2種類の最新型放射線治療装置(リニアック)の最適なオペレーションを実現。さらに、放射線治療科の受付、治療依頼から計画、照射、統計に至る情報を的確に管理・活用することで、治療業務の円滑化と患者様サービス向上を実現しています。

画像:上越総合病院外観

上越地域の中核病院として良質な医療を提供する上越総合病院

人物写真

厚生連理事
上越地区病院群センター長
病院長
医学博士
外山 譲二

人物写真

放射線治療科
部長
医学博士
江部 和勇

人物写真

放射線治療科
診療放射線技師
丸山 裕崇

上越地域の中核病院として
高精度放射線治療を開始

 上越総合病院は2006年4月の新潟県上越地区中心部への移転を機に、病床数を199床から308床に増床しました。現在、病床稼働率は90%を超え、救急災害対策、少子高齢化対策、がん対策、予防医学を柱に、地域の医療水準向上の役割を果たしています。
 同院の取り組みについて、病院長の外山 譲二氏は次のように語ります。
 「上越地域におけるさらなる医療水準向上を目指し、総合的な医療を推進するために、放射線治療科の新設を決断しました。放射線治療装置として定位照射とIMRT(強度変調放射線治療)を行う専用機と汎用機を導入しました。さらに、CTとMRI、3次元治療計画装置など最先端の設備を整え、2009年8月より放射線治療科の診療を開始しています」
 放射線治療科では、医師が患者様を診断したうえでCTやMRIによる検査を実施。それをもとに医師が、処方線量や治療回数などの治療計画を策定します。その治療計画に沿って、診療放射線技師がリニアックを使って患部への照射治療を行います。
 「このように、医師と技師の業務が分かれており、治療業務の最適化を図るためには、治療情報の共有と看護師、事務員を含めた放射線治療科のメンバーのチームワークが重要になります」と放射線治療科 部長 医学博士の江部和勇氏は語ります。
 「放射線治療で扱う情報は、CTやMRIの画像、処方線量、照射結果など多岐にわたります。こうした情報を適切に管理して治療を行うには、病院情報システム(HIS)や治療計画装置などのシステム、機器と緊密に連携する治療RISの導入が不可欠でした」と放射線治療科 診療放射線技師の丸山 裕崇氏は語ります。

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各機器、システムとの連携の最適性と
最新型リニアックとの接続実績を評価

 上越総合病院は、治療RISの導入を検討した結果、治療部門用画像サーバ(治療用PACS)と併せてMDISの放射線治療情報ソリューション「COCOA」に決定しました。
 選定の理由について丸山氏は「『COCOA』は、放射線治療で使用する各種の診断・治療機器やシステムと連携し、分散された情報を的確に管理することができます。そのうえ、異なるリニアックを導入しても最適なオペレーションへ統一的に標準化できます」と語ります。
 さらに、江部氏は次のように続けます。「『COCOA』には放射線治療に求められる複雑な業務ノウハウに基づく機能やカスタマイズの実績があります。特に、最先端の治療に取り組む私どもにとって、最新型リニアックとの接続実績を重視しました」

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各機器、システムとの連携により
放射線治療業務を円滑化

 2009年8月より高精度放射線治療を開始した上越総合病院では、一日平均約25人の治療を行っています。「患者様の治療期間は最長で約2ヵ月、治療回数は1〜40回程度です。複数回の治療に及ぶ場合でも『COCOA』の導入によって患部に照射する放射線量やスケジュールを適切に管理することができます。また、最新型リニアックなど各機器、システムと密に連携することによって、治療業務を円滑に進めることができます」と江部氏はその効果を語ります。
 丸山氏は診療放射線技師としての「COCOA」の導入効果について、次のように語ります。
 「日本語による表示と一貫性のある使いやすい操作インタフェースで、操作にとまどうこともありません。これがリニアックごとに治療情報を管理しなければならなかったとしたら、管理負荷が増大していたことは間違いありません。また、私どもの使い方に合わせて、MDISには細かな機能までカスタマイズしていただきました。様々な機器やシステムと連携する治療RISを構築するにあたり、30名にも及ぶ各ベンダーとの調整もありましたが、着実に取りまとめていただけました」
 「COCOA」の導入効果は、これだけにとどまりません。
 「放射線治療科で初回の受付を行うと、次回以降はバーコードによる受付をするだけで患者様の情報がリニアックに送信され、迅速に治療を受けることができます。このことは、患者様の受付時間や待ち時間の短縮などサービス向上にもつながっています」(丸山氏)
 医療事務で負荷が特に高まる業務として診療報酬改定時の対応があります。3月31日の診療終了から翌日の診療開始までに対応しなければなりません。「こうした状況のなか、診療報酬改定の作業を大幅に効率化できるメンテナンスツールを、MDISの支援のもと駆使することで、スムーズに対応することができました。このように医事会計の領域までサポートいただけたことで、私どもの負荷軽減に大きく貢献しています」(丸山氏)
 また、江部氏は治療用カルテの整理やレポート作成ツールとしても「COCOA」を活用しています。
 「院内カルテの情報には、治療に関するデータ以外にも診療報酬請求など様々なデータが含まれています。『COCOA』は各システムとの連携により、治療に関するデータだけを集約・整理し、治療情報の専用基盤に特化することが可能です。これにより、治療情報の検索や統計データ抽出、レポート作成もかなり容易になりました」

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地域に密着し、開かれた病院として
人にやさしい良質な医療を提供

 「COCOA」を中継基盤とした治療業務の円滑化とチーム医療の推進により、先進の高精度放射線治療を開始した上越総合病院。今後の取り組みについて、江部氏は次のように語ります。
 「これまでは前立腺がんの治療が中心でしたが、最近では脳、肺、肝臓などの部位の治療が増えています。高精度放射線治療は外科手術と比較して、身体的な負担が少ないなどのメリットがあります。今後はより多くの患者様に治療を受けていただけるように、最善を尽くしていきます」
 病院長の外山氏は、「今後も放射線医療をはじめとした高度先進医療を推進していくとともに、保健、医療、福祉を担う、地域に根ざした総合病院として様々な医療ニーズに全力でお応えしていきます」と語ります。
 上越総合病院は、地域に密着し開かれた病院として、これからも人にやさしい良質な医療を提供していきます。

*「COCOA」 は、三菱電機株式会社の登録商標です。

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説明図

システム構成イメージ

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