メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • ビジネスリポート

  • 2010年 8・9月号(No.159)
  • 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
  • 三菱電機生産システムトータルソリューション「DIAMxM」
  • 経営層から現場まで一貫したトータルシステムとお客様と一体となったプロジェクト推進により
    製造業のグローバル展開を強力に支援

ERP(Enterprise Resource Planning)やMES(Manufacturing Execution System)、設計支援、物流最適化など、特に製造業を中心に強みを持ったソリューションをベースにSI事業を推進する三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)。同社は、豊富な実績に基づく従来のノウハウに加え、経営層から製造現場までの垂直統合を実現する「DIAMxM(ダイアマキシマ)」というコンセプトを提唱し、それを具現化するためのシステムインテグレーションを展開。お客様との緊密な連携によるプロジェクト推進のもと、グローバル化、コスト削減をはじめ、次世代を担う人材育成などのお客様ニーズにお応えしています。

MDISブース

設計・製造ソリューション展にてDIAMxMのコンセプトのもと製造業を中心にトータルソリューションを紹介するMDISブース

人物写真

産業・サービス事業本部
製造事業部長
山本 徹雄

人物写真

産業・サービス事業本部
製造事業部 営業第二部
部長
西川 忠宏

お客様の経営戦略まで踏み込んだ
コンサルティングを提供

 「製造業を中心とした各企業の業績は回復傾向にあるものの、グローバル市場への対応やコスト削減による競争力強化が継続的な重要課題となっています。こうした課題解決を支援する手段の1つにERP導入があります。ここでポイントになるのが、お客様が他社との差別化を図るためにビジネスモデルの戦略分析・再定義を踏まえてシステムを作り込む部分と、どの企業でも大差ないノンコアプロセスを明確化することです。こうした重要度の濃淡を考慮したプロセスデザインが競争力強化の源泉となるとともに、スムーズなERP導入を実現します」
 産業・サービス事業本部 製造事業部長の山本徹雄氏は、製造業に共通する企業の経営課題とお客様の戦略分析を踏まえた上流コンサルの重要性について、こう語ります。
 すでに多くの企業が導入しているERPは、組織を横断した全社的な視点からの業務の標準化や情報の見える化を実現してきました。こうした水平方向の統合とともに、製造現場も対象にした垂直方向の統合が不可欠だという点を、産業・サービス事業本部 製造事業部 営業第二部 部長の西川忠宏氏は強調します。
 「ERP導入によって、連結での決算業務に必要な情報は見える化できていますが、在庫や原価といった製造現場の情報が、経営者が見たいところまでは見えていない状況があります。また、各拠点から届くレポートが時間的に一致していないこともあります。多くの企業が、こうした製造現場の改善、製造現場も含めた全体最適に着目しています。グローバル対応の強化やさらなるコスト削減という目標達成に向け、製造現場も含めた垂直方向の統合が求められていることを強く実感しています」
 MDISは、すでに110社以上の企業に対してERP導入を手がけた実績を持っており、製造現場を熟知しています。そのため、製造現場の実情とも乖離することなく、お客様の経営戦略や事業戦略にまで踏み込んだ提案、コンサルティングが可能です。

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経営層から現場までの垂直統合を
ワンストップで提供する「DIAMxM」

 MDISはシステム導入を図るうえで、必ず製造現場に足を運び、担当者とのコミュニケーションを通じて最適解を提案します。その基本コンセプトとして、「DIAMxM」を提唱しています。
 「DIAMxMは、経営の視点からERP、MES、さらにFAシステムといった各階層の情報を吸い上げ、垂直方向に連携させるという考え方がベースにあります。私どもは、このコンセプトに基づき、ERP導入だけではなく、製造ラインで不良が起きる前兆を察知する前兆管理、生産工程の歩留まりや品質の改善という部分にまで踏み込んだ提案もいたします。刻々と変化する現場情報を統合・分析することで、お客様の俊敏な意思決定を支援させていただいています」(西川氏)

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グローバル対応と
ソリューションの強化

 グローバル対応を条件にERP導入を推進する場合、対象が各国に展開する生産拠点や販売拠点など広範囲に及びます。従来は、そのリスク軽減という観点から、段階的に各拠点へ展開するアプローチが一般的でした。これに対してMDISでは、お客様の導入効果最大化に向けて、複数拠点での同時稼働といったシステムインテグレーションにも対応できています。
「グローバル連携によって最適解を導き出そうとしている取り組みのため、同時稼働しなければ、効果を最大化できません。私どもは、常にお客様とリスクやデメリットを共有した一体感のあるプロジェクトを推進することによって、お客様の課題解決を支援しています」(山本氏)
現在MDISでは、グローバル対応への強化に向け、MESやPDMについてもソリューションの充実に努めています。また、IFRS対応に向け、売上基準の変更や開発費の資産計上など、製造業固有のポイントを整理し、お客様サポート体制を整備もしながら、エネルギー管理に代表される、環境への取り組み支援も、これまで以上に強化していく計画です。

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プロジェクト運営の一体感を重視し
お客様の人材育成を支援

 MDISの支援範囲は、システムインテグレーションにとどまらず、お客様の人材育成にまで及びます。
 「お客様にとっては、例えばERP導入そのものではなく、全体としてどういう仕組みにするか、どう活用するかというデザインが重要になります。そこで私どもはプロジェクトの推進にあたり、各部門のキーマンに加え、次代を担う若手人材の参画までお願いすることがあります。これは経営計画を反映したシステムをデザインできる人材の育成が、企業価値の向上や財産になると考えているためです」(西川氏)
 こうした考え方に基づき、お客様の若手キーマンの方々が、主体的にプロジェクトをリードされ、ERPの国内3工場同時稼働を実現した実績もあります。このように人材育成にまで踏み込んだ、単なるシステム構築にとどまらない支援が、お客様の高い信頼感につながっています。
 「私どもが貢献できているのは、お客様が前向きになって一緒に考えてくれた結果にほかなりません。そのベースには、MDISとならプロジェクトを最後まで一緒に進められるというパートナーとしての信頼感をいただけていることだと理解しています。決して派手ではありませんが、今後も製造現場を大切にした、一体感のあるプロジェクトをご提案していきたいと思います」(西川氏)

説明図

お客様のグローバル展開をスピーディにサポートするMDISの製造業ビジネスコンセプト

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