メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.26
  • 2010年 11月号(No.161)
鏡を使って、単調なイメージにアクセントを加える

鏡を使った撮影で
非日常的なイメージを写し出す

 日常の生活では、主として自分の姿を確認することに利用している鏡。この鏡を撮影に利用することで、単調なイメージにアクセントを加え、印象に残る写真を撮ることができます。しかし、鏡を使用するうえで、いい写真に仕上げるにはカメラマン自身が写り込まないようにするなど、注意が必要です。そこで今回は、鏡を小道具に使った撮影のポイントについてお話します。この撮影ポイントを生かすことで、写真1のようにインパクトのあるイメージに仕上げることができます。

写真の構成を整理して
鏡に映った顔が暗くならないように光を当てる

 まず鏡を使った写真の特徴を考えてみましょう。それには鏡を使用した写真とそうでないものを比較するのが一番です。鏡を小道具に使わずに撮影した写真2は、極めて特徴のない普通の人物写真です。一方、手鏡を小道具として利用して撮影したものが写真3です。こちらは1つの写真に2つの要素が組み合わせられています。その1つが鏡の中に写しだされているモデルの顔のアップ。そして、もう1つがモデルの後ろ姿と鏡の後ろにある背景です。モデルの視線が2方向にあるため、写真の構成が複雑になります。そのため、小物の配置などに通常の写真以上に気を使う必要があるものの、とても印象に残る写真にすることができました。写真集などの作品で鏡を使用したものが多いのもこうした理由からです。
 次にポイントになるのがライティングです。写真1をご覧ください。この写真の場合、一番見せたいのは鏡に映っているモデルの正面です。カメラ側からライティングすると、モデルの後ろ姿ばかりが明るくなり、鏡に映った顔が暗くなってしまいます。そこで、クリップオンストロボ(カメラのアクセサリーシューに取り付けるストロボ)を天井に向けて照射して撮影しました。これで、強い光が一方的にモデルの後方を照らすのではなく、バランスよく前後を明るくすることができました。
 今回の撮影では、鏡を使った撮影の、基本となるポイントについてお話しました。背景や鏡の大きさを変えることで、様々なイメージの撮影が可能になります。手軽にアクセントを加えることのできる鏡を使った撮影を、ぜひお試しください。

撮影・文:中原義夫(bubio studio)

撮影例

写真:1 ライティングの当て方を含め、鏡に映ったモデルと後ろ姿のバランスを考えて撮影した作例

撮影例

写真:2 モデルを正面から撮影。あまり印象に残らない単調な仕上がりとなってしまった

撮影例

写真:3 小物の配置とともに、鏡の中に映るモデルの視線を意識して構成した作例

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