メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2010年 12月号(No.162)
  • 三菱電機FA産業機器株式会社
  • サーバ統合・仮想化ソリューション&サービス「VMINTEGRA HA」導入事例
  • 仮想化・サーバ統合・高可用性技術により
    保守期限が迫るシステムの継承とともに
    拡張性を考慮したシステム基盤を短期間・低コストで構築

FA(Factory Automation)分野を支えるギヤードモータの製造や電気ホイストの製造、販売、アフターサービスなどを手がける三菱電機FA産業機器株式会社(MFK)。生産管理システムが保守期限を迎えるにあたり、同社の情報システム支援を行う三菱電機情報ネットワーク株式会社(MIND)を通じて、三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)のサーバ統合・仮想化ソリューション&サービス「VMINTEGRA HA」を中核に信頼性の高いシステム基盤を構築、短期間・低コストで生産管理システムの継承を実現しました。同社では、業務サーバの仮想化・統合を段階的に進め、多品種少量生産、短納期の対応をはじめ、お客様のニーズにお応えするシステム基盤の強化を推進していきます。

画像:製品写真

業界初となる直交歯車により、滑らかで静かな回転を実現したギヤードモータ
「GM-SHYシリーズ」(写真左下)と専用インバータ搭載により、小型化、高機能化を実現した電気ホイスト「Uシリーズ」(写真右上)

人物写真

取締役 企画部 部長
徳光 清典

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企画部
生産推進課 課長
渡辺 孝幸

人物写真

企画部
生産推進課 主席
中島 幸一

保守期限が迫るシステムの継承と
着実な更新、低コスト化が課題に

 三菱電機FA産業機器株式会社(MFK)は、搬送機や昇降機をはじめ幅広い用途で利用されるモータとギヤを一体化した「ギヤードモータ」の製造と、巻き上げ装置の「電気ホイスト」の製造、販売、およびアフターサービスを中核に事業を展開しています。
 取締役 企画部 部長の徳光清典氏はこう話します。「ギヤードモータは、業界初の直交歯車を搭載することで滑らかで静かな回転を実現しました。電気ホイストは、インバータを搭載するなど独自技術により、使い勝手や信頼性で高い評価をいただいています。こうした製品の特長に加え、お客様の事業を支援するために、仕様の組み合わせにより24万機種ものギヤードモータを最短で受注当日、最長でも5日以内で出荷する『ジャストデリバリーメニュー』を2008年4月から実施しています」
 こうした多品種少量生産、短納期のオペレーションは、クライアント/サーバ型の生産管理システムを駆使することで実現してきました。使い慣れた生産管理システムの保守期限が迫り、どのような対応をとるべきかが、喫緊の課題となりました。
 企画部 生産推進課 課長の渡辺孝幸氏は、次のように当時を振り返ります。「生産管理システムはこれまでに大幅なカスタマイズを加えて、当社の業務に合わせてきました。そのため、アップグレードするにはシステム全体の見直しが必要で、相応のコストと期間、さらには現場ユーザとの入念な再調整も必要でした。そこで、生産管理システムをはじめ次々と保守期限を迎える情報資産を着実かつリーズナブルに継承する方法の検討を開始しました」

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仮想化・サーバ統合・高可用性技術を
駆使した的確な提案を評価

 MFKは生産管理システムを継承する方法について検討した結果、同社の業務システムの開発・運用を担うMINDの提案を採用しました。
 「MINDの提案は、MDITの『VMINTEGRA HA』を用いて仮想化技術でサーバ統合するとともに、クライアント端末に配布されていたアプリケーションも仮想化技術を用いてサーバにインストールし、有効活用するものでした。保守期限が迫るなかで、費用を抑え短期間に生産管理システムを仮想化基盤に移行し高可用性を実現する提案力の高さを評価しました」(渡辺氏)

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仮想化基盤の短期構築と
移行コスト半減を実現

 生産管理システムの移行作業は2009年9月からスタートし、わずか4ヵ月後の2010年1月に本稼働を開始。機器の導入は千代田情報システム株式会社が担当しました。
 「MDITが『VMINTEGRA HA』で仮想化基盤を短期間に構築し、MINDが仮想化環境で実行させるためのクライアントアプリケーションの改修を担い、両社が仮想化基盤からアプリケーションを実行するまで入念な事前検証を行っていただいたため、高い品質を確保しながら短期間でスムーズに構築・稼働することができました」(渡辺氏)
 仮想化基盤は「VMINTEGRA HA」により、2台の物理サーバを横断して仮想的に構成された“リソースプール”で6台の仮想マシンが稼働。生産管理システムのサーバアプリケーションと、システム監視・運用管理をオールインワンで提供する「VMINTEGRA HA」の「システムコントロールマネージャ(SCM)」、ウイルス対策ソフトに1台ずつ、クライアント端末用に3台の仮想マシンを割り当てています。
 「生産管理システムをアップグレードする場合と比較して、導入期間を数分の1、導入コストを半分以下に圧縮しながら高信頼性の仮想化基盤を構築し、生産管理システムを移行することができました」(徳光氏)

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HA構成で可用性を高め
SCMで運用性を向上

 仮想化基盤の構築では、可用性の維持向上と運用性の高さもポイントになりました。今回の仮想化環境では物理サーバを2台とも稼働系としながら高可用性を確保しています。
 「VMINTEGRA HA」が仮想的に形成するリソースプール内では、処理負荷が最適に分散されています。もし仮想マシンに障害が発生したとしても自動的に再起動。物理サーバ自体に障害が発生した場合には、そのサーバに割り当てられていた仮想マシンは、もう1つの物理サーバへ自動フェイルオーバーされ、サービスが継続されます。
 運用性の高さは統合運用管理機能であるSCMによって実現しました。企画部 生産推進課 主席の中島幸一氏は「ブラウザベースの簡単操作で、ハードウェア、仮想マシンの状態がビジュアルに把握できるので安心感があります」と評価します。

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段階的に仮想化・サーバ統合を進め
多品種・短納期を支える事業基盤を強化

 MFKでは引き続きサーバ統合を進めていく計画です。徳光氏は「今回の取り組みでは、保守期限や予算など様々な課題があるなか、MINDがシステム全体のサポート窓口となり、仮想化環境を受け持つMDITと連携することで提案から運用保守までトータルにサポートしていただきました。今後は、会計、販売などの業務サーバも段階的に仮想化を進め、11台あったWindows系サーバを最終的に3台に集約する予定です。これにより、さらにサーバ運用管理コストを低減するだけでなく、多品種少量生産、短納期を支える基盤を強化することができます」と話します。
 三菱電機FA産業機器株式会社は、これからもお客様のニーズに対応した製品とサービスを提供していきます。

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説明図

システム構成イメージ

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