メルトピア

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三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.33
  • 2011年 7月号(No.168)
スローシャッターで、清涼感を表現する

肉眼で見ることができない
情景を創造する

 写真撮影では、見たものをそのまま記録するだけでなく、肉眼では目にすることができない情景を創造することができます。特に、一眼レフカメラではカメラマンの意思に基づいた様々な設定を行えるため、表現の幅を広げられます。今回は川の流れをスローシャッターで表現したいと思います。ちょっとした工夫を加えることで、写真1のように、川辺にひっそりと咲いた黄色い花と川の流れを表現した清涼感あふれる写真を撮影できます。

スローシャッターと三脚を使って
川の流れを表現する

 今回の撮影では、任意にシャッタースピードを設定できる一眼レフカメラと手振れを防止するために三脚を使用します。
 それでは一般的なシャッタースピードとスローシャッターで撮影した写真を比較してみましょう。写真2をご覧下さい。これは三脚を使用せずに1/125秒のシャッタースピードで川の流れを写したものです。この仕上がりは実際に肉眼で見たものに近いイメージです。次に写真3をご覧下さい。こちらは三脚でカメラを固定し、シャッタースピードを2秒まで遅くして撮影したものです。川の流れが絹糸のように滑らかなに写るために、雰囲気が大きく変わりました。
 この手法を応用して撮影したものが写真3です。撮影場所は郊外に行けば、どこにでもある小川です。シャッタースピードを2秒にして、手前にある黄色い花を川の流れの上に重ねて撮影することで、清涼感を表現することができました。このように普段よく見かける平凡な風景でも、一工夫加えるだけで面白い写真にすることができます。
 今回の撮影では、ある程度の暗さが必要となります。なぜならば、スローシャッターで撮影するため、明るいところでは、露出がオーバーになってしまうことがあるからです。レンズの絞り(F値)や、感度(ISO)も、写真にしっとり感を出すために、必要に応じて暗めに設定します。川の流れは、シャッタースピードを変更することによって大きく表情を変えます。早朝または夕暮れ時に、様々なシャッタースピードで試し、ベストショットを撮影してください。

撮影・文:中原義夫(bubio studio)

撮影例

写真:1 手前に静的な花を配置して、スローシャッターで川の流れを強調した作例(ISO100 2秒 F32)

撮影例

写真:2 1/125秒のシャッタースピードで手持ち撮影した作例。肉眼に近い川の流れが表現できた(ISO400 1/125秒 F4)

撮影例

写真:3 三脚にカメラを固定して、スローシャッターで撮影。川の流れを表現した作例(ISO100 2秒 F32)

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