メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2011年 10月号(No.170)
  • 株式会社 地域保健企画
  • 三菱保険薬局システム「調剤Melphin/Neo」・服薬指導支援システム「Melhis」導入事例
  • 大・中規模薬局の複雑な業務に即した柔軟なカスタマイズ対応により
    質の高い調剤サービスをスピーディに提供

東京・多摩地区で9薬局を運営する株式会社地域保健企画は、設立当初からレセプトコンピュータによる調剤業務を行うとともに、患者様視点のきめ細かなサービスを提供してきました。同社では、既存の薬局システムのリプレースを機に、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)が販売・サポートを手がける三菱保険薬局システム「調剤Melphin/Neo(メルフィン/ネオ)」と服薬指導支援システム「Melhis(メルヒス)」を導入。「薬歴情報リスト(調剤支援シート)」を利用した業務に合わせて、カスタマイズすることで調剤業務の効率化を実現し、スピーディで質の高い調剤サービスの提供を実現しています。

*調剤Melphinの販売元は三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社、開発元は三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社です。
*Melphinは三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の登録商標です。

画像:錦町薬局と多摩薬局

ひと月の処方せん処理枚数が数千枚に達する錦町薬局(写真左下)と多摩薬局(写真右上)

人物写真

代表取締役
薬剤師
島野 清

人物写真

医療情報システム部
科長
武井 昭二

より質の高いサービス提供に向け
保険薬局システムを導入・運用

 1984年の設立以来、薬局の経営を中核に在宅介護支援など、幅広い事業を展開する株式会社地域保健企画。同社は設立当初からレセプトコンピュータを導入するなど、積極的に業務のIT化を推進するとともに、患者様サービスの向上に取り組んできました。また、調剤業務だけでなく、医療機関との連携、医薬品情報管理(DI)や研修教育も重視しており、質の高い薬剤師業務を実践しています。代表取締役の島野清氏は、次のように説明します。
 「調剤薬局における薬剤師の役割は、調剤業務、患者様への薬の提供にとどまらず、的確かつ適切な情報提供や服薬指導など多岐に渡り、そのいずれもが重要な業務です。質の高い業務を継続的に提供するためには、多様な角度からの調剤監査チェックや患者様への服薬指導などにおいて、ITをさらに活用することによって薬剤師の負荷を軽減するとともに、有効で安全な薬物治療の向上に貢献できるシステムを運用していく必要がありました」

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既存資産の継承と大規模薬局の業務に
対応する提案とカスタマイズ実績を評価

 地域保健企画として、既存システムの保守サポート終了を機に新たな薬局システムへの移行を決断しました。そこで選定したのが、MBが販売・サポートを手がける三菱保険薬局システム「調剤Melphin」と服薬指導支援システム「Melhis」でした。医療情報システム部 科長の武井昭二氏は次のように語ります。
 「導入にあたり重視したポイントは、従来システムの機能をカバーしていること、既存のデータ資産が継承されること、必要な帳票類が確実に出力できること、さらに規模の異なる薬局においてそれぞれ業務最適化できるシステムであることでした。複数ベンダーの保険薬局システムを検討したなかで、『調剤Melphin』が最も当社の要件に合致していました」
 2007年から2009年にかけて比較的小規模の6薬局に「調剤Melphin」&「Melhis」を標準パッケージで導入した後、同社が次の課題としたのが、大規模薬局の多摩薬局と錦町薬局での業務に合わせたカスタマイズの対応でした。
 「ひと月の処方せん処理枚数が数千枚に達する大・中規模薬局では、様々な調剤パターンに効率的に対応できるシステムの柔軟性・カスタマイズ性が要求されます。併せて、システムインテグレータの提案力、技術力も不可欠です。MBの提案は、当社のカスタマイズ要件を満たした的確なものでした。わかりやすいデモンストレーションと質疑応答により、運用の不安をおおよそ払拭できたことを評価しました。決め手となったのは、大規模薬局の運用に合わせたカスタマイズ対応の実績・技術力を兼ね備えたことです」(武井氏)

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入力から監査、調剤、会計までの流れを
「薬歴情報リスト(調剤支援シート)」で統合管理

 多摩薬局は2010年11月、錦町薬局は2011年2月から新システムによる調剤業務を開始。多摩薬局の多い月では8000枚程度の処方せんを処理しています。
 多摩薬局と錦町薬局では、医療機関が発行した処方せんをもとに独自の運用に合わせてカスタマイズした「薬歴情報リスト(調剤支援シート)」を作成し、それをベースに調剤から服薬指導、会計・支払にいたる業務を統合的に行っています。今回のカスタマイズのポイントは薬歴情報リストのバーコード情報を活用した作業効率の向上です。
 「調剤のやり直しは、サービス低下やコストアップに直結するため、当社では調剤開始前に薬剤師による処方せんと薬歴情報リストとの目視監査チェックを特に重視しています。薬剤師と事務員が1つの薬歴情報リストに基づき業務を進めることで、より確実な調剤サービスを患者様に提供することが可能になりました」(武井氏)
 また、薬歴情報リストのバーコードを読み込むだけで調剤開始となり、次工程の調剤支援システムにデータが送られるため、調剤業務の迅速化が図れました。投薬窓口でもバーコードで患者様情報を呼び出すことで、服薬指導や会計処理が短時間で終了し、患者様の待ち時間短縮につながっています。
 島野氏は「MBのきめ細かなサポートにより、従来システムの資産を継承しながら、スケジュール通りに新システムに移行することができました」と語ります。
 実務上の効果について、事務員の小林守氏は「新システムの導入により、2保険同時加入のチェックが可能となり、事務作業の負荷が軽減されました」と語ります。疑義照会や引継ぎ事項を効率的に管理する観点から、薬剤師の中嶋祥史氏は、新システムを次のように評価しています。
 「従来では、手書きの薬歴情報をスキャニングし、画像データとしてファイリングしていました。この方法では可読性や情報量に問題が発生する場合がありました。『Melhis』の導入でテキスト入力によるデータ管理に変更したことで、参照しやすくなり、情報量が格段に増えました。その結果、患者様のデータを引き継ぐ際も、正確かつ詳細な情報が共有できています」

画像:集合写真

前列左から薬剤師 宮ア亜紀氏、代表取締役 島野 清氏、
医療情報システム部 科長 武井昭二氏、
後列左から薬剤師 中嶋祥史氏、事務員 小林 守氏

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システムの標準化を進め
患者様サービスのさらなる向上を推進

 地域保健企画は、多摩薬局と錦町薬局に「調剤Melphin/Neo」&「Melhis」を導入したことで、先行して導入した6店舗と合わせて8店舗のシステムを統一することができました。同社では定例会をMBとともに行うことで、システムをより使いやすいものへブラッシュアップを進めています。薬剤師の宮ア亜紀氏は「調剤支援システムとの連携強化を進め、さらなる業務効率化を図っていきたい」と語ります。
 島野氏は「残りの1薬局に対しても『調剤Melphin/Neo』と『Melhis』の導入を検討しています。すべての薬局でシステムを統一できれば、調剤業務の標準化が実現できます。今後、人事異動やグループ間での人材支援といった柔軟な対応を積極的に推進していきます」と展望を語ります。

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説明図

システム構成イメージ

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