メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.35
  • 2011年 10月号(No.170)
LEDリングライトを活用したポートレート

撮影機材においても
普及が進むLEDライト

 手軽な省エネ対策として注目を集めているLED(発光ダイオード)照明。低価格化が進み、私達の生活の中に着実に普及し始めています。LEDは、一般家庭やオフィスだけでなく、撮影用の照明にも広く使われるようになってきました。今回はLED化によって従来の撮影機材よりリーズナブルな価格になったリングライトを使って、写真1のようにやわらかなイメージに仕上げる、撮影のポイントをお話します。

被写体に近づいても影が出にくい
リングライトの特性を生かす

 リングライトとは、レンズの周りを光らせるライトで、主に接写用に開発されました(写真2参照)。レンズをぐるりと取り囲む光源により、被写体に近づいても影が出にくいことが特徴です。また、近くに寄って狭い範囲を撮るため、照射される光はあまり広がりません。この特性を頭において、カメラのアクセサリーシューに取り付けるクリップオンストロボと仕上がりの違いを見ることにしましょう。写真3をご覧ください。これは、クリップオンストロボを使い、木陰に立っているモデルを撮影したものです。ストロボ光が人物全体を照らすことで、のっぺりとした平面的なイメージになってしまいました。次に、リングライトを使用して撮影した写真1をご覧ください。リングライトのやわらかい光が、モデルを中心からほのかに照らしているのがわかります。写真3と比較すると、とても自然で情緒的なイメージに仕上がりました(特に、モデルの顔やブラウスの右肩部分の違いが顕著です)。
 ポートレート撮影にリングライトを使うときの注意点は、リングライトの光だけに頼らないことです。一般的なストロボと異なり、光があまり広がらないため、リングライトだけでは光量が十分ではありません。今回は、木陰の中でありながら自然光がやわらかく差し込む場所を選んで撮影しています。もう1つのポイントは、モデルに近づいて撮影することです。こうすることで、リングライトの情緒的な効果をより引き出すことができます。モデルから1メートルほどの距離で撮影することを心がけてください。

撮影・文:中原義夫(bubio studio)

撮影例

写真:1 LEDリングライトを使い、やわらかなイメージに仕上げた作例(ISO200 1/180秒 F1.4)

LEDリングライト

写真:2 リーズナブルな価格で普及が進むLEDリングライト

撮影例

写真:3 クリップオンストロボで撮影した作例。のっぺりとした平面的なイメージになってしまった(ISO200 1/60秒 F2.8

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