メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2012年 4月号(No.175)
  • 北海道工業大学
  • モバイルキャンパスシステム導入事例
  • 10年以上にわたる継続的な取り組みにより
    信頼性の高いネットワーク基盤を維持・強化し
    充実したキャンパスライフをサポート

1967年に北海道の産業・経済の発展と地域社会への貢献に寄与することを目的に創立された北海道工業大学。同大学は、2001年に三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)の支援を受け、信頼性の高いネットワーク基盤「モバイルキャンパスシステム」を構築しました。その後10年以上にわたり、高信頼性の維持・強化を推進。現在、この広帯域ネットワークは双方向授業をはじめ、eラーニングや統合管理プリンティングシステムなどにも活用されており、キャンパスライフをより充実したものにしています。

画像:G棟と学生

ネットワーク環境のさらなる整備が行われたG棟(写真左)と
充実したモバイルキャンパスライフを送る学生(写真上)

人物写真

創生工学部
情報フロンティア工学科
教授
メディアセンター長
岡崎 哲夫

人物写真

学生支援グループ長
学術情報課長
川村 高史

人物写真

学術情報課
情報係長
西村 和芳

ギガビットLANと無線LANで
先進的なキャンパスネットワークを構築

 「ヒューマニティとテクノロジーの融合」を基本理念に、学生の個性を尊重した「人間力」のある人材の育成を目指す北海道工業大学(HIT)。工学を基本としながらも学びの幅を広げる文理融合型の教育を実践する同大学は、創生工学部、空間創造学部、医療工学部、未来デザイン学部の4学部8学科で構成されています。
 また、HITでは、学生が自由な発想のもとで企画・立案したプロジェクトに大学が支援する「夢プロジェクト」により、高齢者世帯の雪かきを行うなどのボランティアで地域貢献を果たしています。創生工学部 情報フロンティア工学科 教授でメディアセンター長を務める岡崎哲夫氏は「専門教育と合わせて、地域に根ざした教育を進めることが、私どもに与えられた使命です」と説明します。
 情報技術を駆使した、先進の教育環境構築を進めるHITは、2001年9月の新講義棟(G棟)の新設に合わせて、「モバイルキャンパスシステム」を構築しました。その構築を支援したのがMDITです。学生支援グループ長 学術情報課長 川村高史氏は「高度なネットワーク基盤構築の実績が豊富にあり、そのノウハウを生かした提案力の高さを評価しました」とパートナー選定の理由を語ります。
 2001年には、G棟のLANは講義室をすべてギガビットLANで結び、当時3,057あった全席に情報コンセントと電源コンセントを設置しました。また、図書館、新講義棟(G棟)、食堂やカフェなどが入るHITプラザなどに無線LANのアクセスポイントを配置し、学内のどこからでもネットワークにアクセスできる環境を整備しました。さらに、インターネット経由で学外からもアクセスできる先進的な仕組みでした。

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高品質なネットワークと
継続的な機能強化で利便性を向上

 HITは、2001年以降も継続的にネットワーク基盤を進化させてきました。
2003年にはそれまでの既存校舎側LANをG棟と同等性能に整備し、1号館から8号館まであるすべての教室や研究室に高速LANを導入しました。2005年にはG棟のネットワークを更新。学外からアクセスする学生・教職員の利便性を考慮し、それまでのダイアルアップ回線(ISDN1500)の他にSSL-VPNおよびIPsec-VPNを整備しました。さらに、キャッシュサーバを設置して負荷分散を実施しています。学術情報課 情報係長の西村和芳氏は次のように当時を振り返ります。
 「ブロードバンド時代を迎えるにあたり、MDITから新たな提案をいただきました。既存環境では学生が学外から接続するためのISDNの回線数や速度が懸案となっており、セキュリティーも考慮してSSL-VPNを採用し、接続数を増強しました。さらに、専用のキャッシュサーバを導入することにより、ネットワークのトラフィックやサーバ負荷の分散を図りました」
 2010年には、再びG棟のネットワークを更新。グローバルとプライベートのセグメントの明確化により、万が一の障害発生時における原因特定と対策の迅速化を図り、ユーザに与える影響を最小化しました。さらに、学外へアクセスするインターネット回線用のロードバランサを導入。学術情報ネットワーク(SINET)と民間プロバイダーの2回線に負荷分散することで、パフォーマンスの安定化を図りましました。
 導入から10年にわたるMDITのサポートについて、川村氏は「マルチベンダーの製品に関する知識とノウハウを有し、一括して保守・サポートを任せられることは非常に心強い限りです」と語ります。

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キャンパス情報システムが
充実した学生生活をサポート

 2001年の導入から10年が経過した現在、HITのネットワーク基盤は、情報教育と学生生活に不可欠な役割を果たしています。学生は、3種類ある情報サイトにアクセスして各種サービスを利用しています。
 学内外から自由にアクセスできる「HITナビ」は、休・補講情報、就職支援情報、課外活動情報などの確認に活用。IDとパスワードを入力するサイトは、「HIT-Moodleシステム」と「キャンパス情報システム」の2つがあります。学生は受講する際に情報コンセントにノートPCのLANケーブルを差し込み、「HIT-Moodleシステム」にログインします。講師はログイン情報をもとに出欠の確認や小テストの実施、講義資料の配付を行っています。「キャンパス情報システム」は、履修登録や成績表の閲覧、定期検診の結果確認などに利用されています。
 学内情報の提供以外にも、学内ネットワークの利用範囲は拡大し、eラーニングにも活用されています。学生からは「自宅から履修講義の変更や定期検診の結果が確認できるのは大変助かる」「ネットワークを介して手軽にプリントできることは、とても便利」など利便性について好評を得ています。
 岡崎氏は「少子化や学生の理系離れが進むなか、モバイルキャンパスシステムは、進学を検討する高校生や保護者へのアピールに貢献しています」と語ります。

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付加価値の高いサービス提供に向け
ネットワーク基盤の強化を推進

 ネットワーク基盤のさらなる活用を目指すHITでは、2012年3月に完成した「新体育館(HIT ARENA)」においても、MDITの支援を受け、有線および無線LANを導入しました。学内ネットワークやインターネットは、HIT ARENAでの授業やイベントに利用されるほか、併設されている50以上のサークルの部室等でも利用されています。
 今後は既存棟に対しても、無線LANのアクセスポイントを増設し、無線LANエリアを拡大していく予定です。キャンパスシステムについて岡崎氏は「10年の間に学科ごとに利用方法が確立され、使い方に特徴が出てきました。今後、スマートフォンやタブレット型PCなどの利用拡大も予想されることから、時代とニーズに合わせて柔軟に対応し、より付加価値の高いサービスを提供していきます」と語ります。
 北海道工業大学は、これからも学内情報システム、ネットワークを効率的に活用し、時代の要請に即したプロフェッショナルを育成していきます。

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システム構成イメージ

システム構成イメージ

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