メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.38
  • 2012年 4月号(No.175)
露出補正で、深みのある色調に仕上げる

色の濃度・明暗によって
写真の印象は大きく異なる

 撮影したときには良く撮れたと思えた写真でも、その後に確認してみると印象に残らない、いま1つの作品に感じることがありませんか。その原因の1つに、色の深み不足が考えられます。
 深みを帯びた色調の写真が、すべての状況において優れているというわけではありませんが、風景撮影の場合など、空や水の色を強調することで、一層魅力的な写真にできます。今回は露出の設定を少し見直して、写真1のような、より深みのある風景写真を撮影する方法をご紹介します。

撮影のポイントは
光が当たっている被写体を選ぶこと

 カメラの絞りやシャッタースピードをオートで撮影する場合、当たり前の話ですが、カメラが自動的に露出を設定します。そのオート機能に頼りきらないで、自分の意思で色の濃度・明暗をコントロールする方法が露出補正です。操作方法はカメラによって異なりますが、マイナスにするほど暗く、濃度が上がり、逆にプラスにするほど明るく、淡い色に仕上がります。
 写真2をご覧ください。この写真はカメラによる自動露出の設定で撮影したものです。この写真自体に特に問題はありませんが、もう少しインパクトを加えたかったので、露出補正を「−1」に設定して写真3を撮影しました。前述のようにマイナス側に補正したわけですから、写真は少し暗く、そして濃度が増した感じに仕上がります。これは、特に空の色をしっかりした濃い青色に強調したいときに、よく用いられるテクニックです。
 写真1は露出補正を「−1.5」に設定して撮影しました。日中にもかかわらず、青空に月がくっきりと浮かび上がって見えます。全体的に深みのある色調で幻想的なイメージに仕上げることができました。
 今回の撮影のポイントは、全体的に光が当たっている明るい被写体を選び、その色を強調することで変化を楽しむということです。黒ずんだ色の被写体や、影の面積が多い構図を選ぶと、色が強調される以上に、ただの暗い写真になってしまうので、ご注意ください。


撮影・文:中原義夫(bubio studio)

撮影例

写真:1 露出補正を「−1.5」に設定し、望遠レンズ400mm(35mm換算)で撮影した作例。日中にもかかわらず青空に月がくっきりと浮かび上がり、全体的に深みのある色調で幻想的な写真に仕上げることができた(1/250秒 F16)

撮影例

写真:2 カメラによる自動露出で公園にある遊具を撮影した作例。大きな問題はないものの、特徴がなく、印象に残らない写真になってしまった(1/250秒 F11)

撮影例

写真:3 自動露出に設定したまま、「−1」に露出補正をかけて撮影。全体的に濃度が上がり、しっとり感が表現できた(1/500秒 F11)

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