メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2012年 12月号(No.182)
  • 株式会社 あおぞら銀行
  • ネットワークカメラ用録画・配信サーバ「ネカ録」 導入事例
  • お客様の安全を見守る仕組みをリーズナブルに再構築し
    業務円滑化とお客様サービス向上を実現

事業法人、金融法人、個人のお客様それぞれのニーズに合った金融サービスを提供するあおぞら銀行。同行は、来店するお客様がより快適に資産運用の相談ができるように、「都会のオアシス」をコンセプトとした五感に響くデザインの支店展開を進めています。併せて、株式会社カナデンを通じて三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)のネットワークカメラ用録画・配信サーバ「ネカ録」を中核とした支店防犯カメラシステムを再構築。お客様の安全を見守る仕組みにより、さらなるセキュリティー強化とともに、業務の円滑化、お客様サービスの向上を実現しています。

画像:上野支店

2012年7月に移転した上野支店。都会のオアシスをテーマとした新デザインにより、明るさと落ち着きを兼ね備えた店舗を実現した

人物写真

管理部
次長
森田 由起子

人物写真

管理部
ファシリティ管理グループ
主任
武田 秀樹

業務の円滑化も実現する
新しい防犯カメラシステムを構築

 「日本の金融システムに深く根ざし、永続的にわが国経済及び社会の発展に貢献する」ことを経営理念とするあおぞら銀行。スペシャルティファイナンスやファイナンシャルマーケッツなど、先進的で専門性の高い金融サービスにより新たな付加価値を提供しています。同行は、営業基盤を強化する一環として、2011年秋に全店舗のデザイン統一を目的としたプロジェクトを立ち上げ、2012年4月より「都会のオアシス」をコンセプトとした個人のお客様向け店舗を順次展開しています。
 新デザインの店舗には、プライバシーに配慮したブース形式のカウンターや応接室を設置。店内は心理療法士でもある音楽家が作曲した癒し系の音楽と、アロマの香りによって安らぎを演出。天井には「あおぞら」をイメージしたカラーを使用し、壁に掛けた大型モニターに7種類の雲が形を変えながら流れるCG映像を投影して、明るさと落ち着きを兼ね備えた店舗を実現しました。管理部 次長の森田由起子氏は「時間をかけてじっくり資産運用のご相談をしたいお客様がリラックスできるように、五感に訴えるような心地よい店舗作りをめざしています。車椅子の方にも安心してご利用いただくために、店内のお客様スペースを広く確保し、バリアフリーのトイレも用意しました」と新店舗のコンセプトについて説明します。
 一方、支店のデザインリニューアルと並行して課題となっていたのが、各支店に設置されている防犯カメラシステムです。あおぞら銀行は2007年に従来のアナログカメラからネットワークカメラに切り替え、MDITのネットワークカメラ用録画・配信サーバ「ネカ録」を中核としたシステムを構築・運用していました。導入当時は先進的なシステムでしたが、カメラの高画質化と台数増加に対応し、広範な用途に活用するために、システム再構築を決断します。管理部 ファシリティ管理グループ 主任の武田秀樹氏は「システムをリプレースするにあたり、犯罪抑止ばかりでなく、書類や紙幣の種類が確認できるメガピクセルカメラを追加導入することで、業務の円滑化にも貢献する仕組みを検討しました」と語ります。

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既設のカメラを有効活用し
コストを抑え、短期間にリプレース

 あおぞら銀行は、複数社のシステムを比較したうえで、最新の「ネカ録」の導入を決定しました。選定の理由を武田氏は「これまでの運用で実感した信頼性に加え、機能強化された点を評価しました。録画装置の2系統化が容易なこと、既設カメラを有効利用することで導入コストを抑えられることが決め手になりました」と振り返ります。
 新たに導入した「ネカ録」は、メイン機の「NS-3500」とサブ機の「NS-1500」で、同じカメラの映像を両方で録画し冗長性を確保。もしメイン機が故障した場合でも、サブ機により、映像を保存することができます。メイン機の「NS-3500」は、高解像度のメガピクセルカメラ3台を含む20台のカメラ映像を3ヵ月間録画可能です。また、内蔵HDDが1つ故障しても、録画を中断せずに交換ができる「ホットスワップ機能」に対応。メンテナンスが容易で、運用の負荷も軽減されます。録画装置については、年単位の保守契約料金より割安で、毎年の更新手続きも不要な5年分の保守サービス「ネカ録セキュリティ保守パック」により、保守コストの削減も図りました。
 支店へのシステム導入は、2012年3月から7月にかけて順次実施し、約4ヵ月間で17支店へ展開しました。導入期間中にオープンした新デザインの店舗(梅田、広島、上野)については、カメラもすべて刷新しています。
 「支店への展開は、MDITが提案したスケジュールをもとに、各支店と調整しながら進めました。大量の機器の調達とスケジュール調整を、MDITやカナデンに協力をいただいたことで、スムーズかつ確実に導入することができました」(武田氏)

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セキュリティー強化とともに
業務円滑化、サービス向上を実現

 ネカ録を導入した支店には約20台(新デザインの支店は約30台)のカメラが設置され、入口、ロビー、接客カウンターなどのモニター映像を保存しています。もしシステムや録画装置に問題が発生した場合には、管理会社にすぐに通知され、迅速に対応できる体制が確保されています。
 システムは、センサーを利用した機械警備とも連動。機械警備装置が稼働する夜間の時間帯には、録画モードが「モーション検知」に切り替わり、侵入者の動きを察知した時だけ録画し、始業時になり機械警備が解除されると通常の常時録画モードに移行します。防犯用の非常通報装置とも連動し、非常ボタンが押された際には、全カメラの録画コマ数が通常の1秒2コマから1秒6コマに切り替わり、詳細な映像を録画します。
 このように、セキュリティーと運用性を高めたシステムは、業務の円滑化にも積極的に活用されています。特に、接客カウンターに設置したメガピクセルカメラによる高解像度映像は、お客様対応で成果を上げています。武田氏は「紙幣の種類まで判別できるようになったことで、窓口で行った現金受け渡しの確認作業がスムーズになりました」と効果を語ります。
 また、バックオフィスでカメラの映像をモニターしながら支店内の要員配置を確認することで、サービスの向上につなげていることも成果の1つです。
「新デザインの支店は、お客様が落ち着いた雰囲気のなかでご相談いただけるように、バックオフィスが見えないように設計されています。そのため、バックオフィスからは直接ご来店の様子が把握できません。受付カウンターではコンシェルジュがお客様の用件を伺い、それぞれのブースにご案内していますが、混雑時は1人だけで対応できないこともあります。このような場合にも、バックオフィスでカメラの映像を見ながら人員を適宜補充すれば、お客様をお待たせすることなくきめ細かなサービスが提供できます」(森田氏)

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さらなるサービス向上に向けて
店舗改装と並行し環境整備を推進

 あおぞら銀行は今後、2013年度にかけて予定している店舗のデザインリニューアルに併せて、既設のカメラを新規のカメラに入れ替えを進めていく計画です。
 「ネカ録はマルチベンダー対応のため、カメラの入れ替えは容易です。デザインのコンセプトは共通なものの、店舗の形状は異なっています。また、曲線を多用した新デザインでレイアウトが複雑化しているため、死角を生まないようなカメラ配置の配慮が必要です。引き続き、設置・運用についてはMDITの支援を期待しています」(武田氏)
 さらに、支店の担当者の意見に耳を傾けながら、新たな利用方法を模索し、お客様サービスの向上につなげていく考えです。
 「これまで以上に、お客様が落ち着いた雰囲気の中で安心して資産運用相談をしていただけるように今後も環境を整えていきます」(森田氏)
 あおぞら銀行は、これからも専門性の高い金融サービスを提供することで、新たなビジネスを展開していきます。

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構成例

支店における代表的なシステム構成例

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