メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.43
  • 2012年 12月号(No.182)
美しい夕日を背景にして、人物の表情を写し出す

夕日を背景にした撮影に
不可欠なクリップオンストロボ

 美しい夕日を見ると、それを背景に写真を撮りたくなるものです。しかし、こうした状況においてカメラの露出設定がオートのままでは、なかなか思うような仕上がりにすることはできません。これは夕日の色合いとカメラの露出が深く関係しているためです。そこで今回は、背景となる夕日の色の濃度と、カメラの露出の関係を理解していただこうと思います。用意するものは、マニュアル設定が可能なカメラとその上部に取り付けるクリップオンストロボです。これらを使い写真1のような色鮮やかな夕日を背景に人物の表情を写し出してみましょう。

夕日の色合いはカメラで
人物はストロボで調整する

 最近のデジタルカメラや、その上に取り付けるクリップオンのストロボは大変よくできており、露出をオートにしてシャッターを切れば、それなりの写真に仕上がります。写真2をご覧ください。これは、カメラが自動的に人物と背景の明るさのバランスを調整して仕上げたものです。しかし、よく見ると夕日の色合いが思いのほか浅く(薄く)、明るめになってしまいました。撮影において色合いは、暗めの露出にすればするほど濃く、鮮やかになっていきます。ただし、この場合ではカメラ側の露出だけを暗めに調整すると、人物も同じように暗くなってしまいます。そこで、カメラの露出補正とともにストロボの露出調整も行います。
 写真3をご覧ください。これはカメラの露出補正を暗めの-2 にするのと同時に、ストロボは逆に露出補正を明るめの+2に設定しました。背景の夕日は暗めに、色鮮やかにして、逆に人物の表情はしっかりわかるように撮影したものです。写真2との違いを比べていただければ、その違いはよくわかるはずです。
同様の設定で撮影したものが写真1です。ストロボの明るめの補正で人物にはしっかりと光が当たっていますが、背景の露出は暗めに補正してあるので、夕日の色は鮮やかになります。見ての通り背景の露出が暗いということは、人物と夕日の間にある建物などはシルエットになるので、その形を構図に生かしていくと、面白い写真にもなります。
 今回はカメラとストロボの両方の露出設定をするという、少々高度な話ですが、適切な設定さえできれば、美しい写真が簡単に撮ることができます。

撮影・文:中原義夫(Bubio Studio)

撮影例

写真1 :クリップオンストロボを使うことで、人物の表情をしっかりと写し出しつつ、鮮やかな夕日を撮影できた(プログラムオート設定 ストロボ側露出補正 +2 カメラ側 露出補正 -2)

クリップオンストロボ



※カメラ上部に装着された 
クリップオンストロボ 

撮影例

写真2: クリップオンストロボ、カメラともにプログラムオート設定のまま撮影した作例。背景となる夕日の色合いが思ったよりも浅く(薄く)なってしまった
 
 

撮影例

写真3: 写真2撮影条件から、ストロボ側露出補正 +2 カメラ側露出補正 -2 にして撮影。夕日の色合いを鮮やかにすることができた

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