メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.47
  • 2014年 1・2月号(No.193)
高台に登り、ミニチュア風写真を撮影する

記録としての写真から
見て楽しめる不思議な風景写真へ

 高台に登り、まわりの風景が見渡せるところで撮影することがあります。高い場所から街の様子を記録として残しておくという方法もありますが、撮影の仕方によっては作品としての面白さを加えることも可能です。
 今回は、ミニチュア風写真の撮影についてお話します。この機能は、多くのコンパクトデジタルカメラに搭載されています。設定をすればカメラが自動的に画像処理を行います。ですから、ちょっとしたコツさえつかめれば、写真1のような不思議で、かわいらしい風景写真を簡単に撮影することができます。

撮影のポイントは
ミニチュア風に見える場所を見つけること

 はじめに、ミニチュア撮影について簡単にご説明します。写真2をご覧ください。これは陸橋の上から見下ろすように、歩行者をごく普通に撮影したものです。これに対して、写真3は同じアングルながら、ミニチュア風撮影機能を使って撮影したものです。2枚の写真の違いがわかりますか? 写真2は画面全体にピントが合っている一方、写真3では、中央部付近にしかピントが合っていません。ミニチュア風撮影とは、実は錯覚を利用したものです。ジオラマ模型を接写する場合、どうしてもピントが合う幅が狭くなり、一部にしかピントが合わない、いわゆる被写界深度の浅い写真になってしまいます。こうした印象を多くの人が持っているため、極端に被写界深度の浅い写真を見るとジオラマ写真のイメージと重ねてしまうのです。
 この機能をわかりやすく撮影したのが写真1です。良く見れば本物の電車ですが、ぱっと見は模型のように見えます。また、色もおもちゃのような色彩に自動的に変更するため、なおいっそうミニチュア感が際立ちます。
 ミニチュア風に見せるための撮影では、高いところから斜めの角度で見下ろす場所を見つけることがポイントになります。またピントの幅が狭いことを強調するために、遠景と近景の間にメインの被写体を配置すると、不思議な雰囲気が増します。

撮影・文:中原義夫(Bubio Studio)

撮影例

写真1: 高台に登り、ミニチュア風撮影機能を使って撮影した作例。電車のみにピントが合っているために、あたかも小さな模型に見える。レンズ100mm(35mm換算) オート撮影

撮影例

写真2: 陸橋の上から、通常のモードで歩行者を撮影した作例。レンズ100mm(35mm換算)  オート撮影

撮影例

写真3: 写真2と同様の場所からミニチュア風撮影機能を使って撮影。同機能により被写界深度が浅い、おもちゃっぽい鮮やかな色合いに仕上がった。レンズ100mm(35mm換算)  オート撮影

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