メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2013年 6月号(No.187)
  • 株式会社 常盤堂雷おこし本舗
  • 三菱電機データセントリックソリューション「CENTRAGEU」導入事例
  • 既存のシステム資産を継承しながら
    高可用性のビジネスプラットフォームに移行し
    事業継続性と運用性の向上を実現

江戸銘菓「雷おこし」をはじめ、上質な餡を使用した「人形焼」などの製造・販売を手がける株式会社常盤堂雷おこし本舗。同社は、株式会社エムシーエスを通じて三菱電機インフォメ−ションテクノロジー株式会社(MDIT)の「CENTRAGEU(セントレージU)」を導入しました。約25年にわたり業務ノウハウを蓄積してきた販売管理システムの資産を継承し、主要コンポーネントが完全二重化されたプラットフォームにスムーズに移行。事業継続性と運用性の向上を実現しました。

画像:製品画像

白糖、黒糖、抹茶、海苔、4種類の味が楽しめる一番人気の詰合せ「上磯部4種ミックス」(写真左)と、全長50ミリととってもかわいい東京スカイツリー人形焼(写真右)

人物写真

総務部
部長
穂刈 恒志

人物写真

総務部
経理課長
中村 一真

BCP対策として
堅牢なビジネス基盤が不可欠に

 江戸時代に創業し、約250年に及ぶ歴史を有する常盤堂雷おこし本舗。その伝統の中で育まれてきた「雷おこし」は、浅草を代表するおみやげとして多くの人に親しまれています。店舗は、浅草の玄関として有名な雷門に本店を構えるほか、西浅草の田原町や東京駅八重洲北口のおみやげプラザ内に直営店を出店。さらに、浅草寺周辺ではお食事処・宴会場「雷5656会館」「雷5656茶屋」などを運営しています。
 同社の活動拠点の中心となる浅草周辺について、総務部 部長の穂刈恒志氏は次のように語ります。「東京スカイツリーの開業により、観光のお客様が増えており、『雷5656会館』の宴会場も観光ツアーのお客様で賑わいを見せています。当社では、お客様に“浅草らしさ”を満喫していただけるように雷門本店の改装や実演販売を実施するなどの工夫を凝らしています。商品では、白糖、黒糖、抹茶、海苔の味が楽しめる4種類ミックスの雷おこしが、幅広い年齢層に支持されています」
 常盤堂雷おこし本舗の事業を支える基幹業務は、約25年にわたって三菱電機のオフィスコンピューターを利用してきました。導入当初は、本社と大宮工場に設置し、拠点間をオンラインで結んでいましたが、2007年にシステムを本社に統合しました。総務部 経理課長の中村一真氏は「統合によって運用効率化が図られました。課題としては、このシステムが万が一停止してしまうと、全拠点で業務が滞る可能性があります。そのため、事業継続性をさらに高める施策を検討していました」
 同時に、オフィスコンピューター上で利用するシステムと、オープン化するシステムの切り分けも進めていました。
 「外部からのアクセスがある宴会場予約管理システムや、業務内容に比較的独自性が少ない給与・人事システムについては、オープン化することが有効だと考えました。一方、長年にわたりノウハウを蓄積してきた販売管理システムは、新しいプラットフォームにおいても引き続きオフィスコンピューター上の運用が最適だという結論に至りました」(穂刈氏)

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高可用性・資産継承性を重視し
CENTRAGE Uの導入を決断

 常盤堂雷おこし本舗は、新たなプラットフォームについて検討するなか、MDITの「CENTRAGE U」の導入を決定しました。
 「重視したことは、もしもの時にシステムを止めることなく復旧できることです。また、長年にわたり最適化してきた販売管理システムを引き続き活用できることもポイントになりました」(穂刈氏)
 「CENTRAGE U」は、CPU、メモリー、ディスク、電源などの主要コンポーネントが筺体内で完全二重化されており、障害発生時でもシステムを止めることなく部品交換を行えます。また、基幹業務システム用オペレーティングシステムとして「DP-UX」、基幹業務開発用言語「プログレスU」を搭載しており、データやユーザーインターフェースまでの高い資産継承性を実現しています。
 さらに、選定のポイントになったのが、導入・構築・運用を支援するパートナーでした。
 「システム専門の部署や専任のIT担当者を置いていない当社にとって、構築・運用を支援いただくパートナーは欠かすことはできません。エムシーエスは、「CENTRAGE U」に関する豊富な知識とともに、当社の業務を熟知しており、プラットフォーム刷新においても的確なアドバイスをいただけました。システムを運用していくうえで、とても心強い存在でした」(中村氏)
 資産継承を重視した販売管理システムは、「CENTRAGE U」で2012年10月から本稼働を開始。同時にオープン化した給与システムと宴会場予約管理システムは、「CENTRAGEU」とシステム連携させました。また、電話受注管理システム、ウイルス対策システム、ファイルサーバーは、Distributed by Mitsubishi Electric対応HP製PCサーバー上で稼働しています。会計システムは、クラウド化し、自社でサーバーなどの資産を持たない環境に移行しています。

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事業継続性と運用性の向上と
データの有効活用を実現

 常盤堂雷おこし本舗は「CENTRAGE U」の導入によるプラットフォームの完全二重化で、当初の目的としていた事業継続性の向上を実現しました。
 運用性については、シングルサーバーと変わることなく従来通りの方法で利用でき、さらに「CENTRAGE U」導入によりデータのバックアップに関しては、特に作業負荷が軽減されました。中村氏は「ハードウェア性能が向上したことに加え、バックアップメディアをテープからディスクに変更したことで、バック処理時間の大幅な短縮を実現しました。また、テープを保管するスペースの確保や、ディスクより高価なテープ購入費用も不要になり、コスト削減にも結びついています」と語ります。
 また、オフィスコンピューターで管理していた宴会場予約管理システムをオープン化したことにより、宴会業務を担当する営業管理者が、利用客の客層や客単価を集計しながら自身で売上傾向を分析できるようになったことも、今回の取り組みで得られた効果の1つです。
 「従来のオフィスコンピューター環境では、データの抽出・加工を外部に依頼する必要があり、欲しいデータをすぐに取り出すことが困難でした。それがオープン化することで担当者が手軽にデータを扱えるようになりました。その結果、分析の自由度とスピードが高まり、より迅速な販売戦略策定が可能になっています」と穂刈氏は効果を語ります。

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さらなる安全性向上と
事業基盤の強化を推進

 システムの冗長化、可用性の確保を実現した常盤堂雷おこし本舗の今後の課題の1つとして挙げられているのが、コンプライアンス対応を含めたセキュリティーのさらなる向上です。 
 「一部のシステムではお客様の情報も取り扱っていることから、情報漏洩対策についてさらなる強化が課題です。その対策として、ログの管理や監視、監査、レポーティング環境の整備を検討しています」(穂刈氏)
 さらに、将来に向けて、業務システムのクラウド化の移行推進や、宴会場予約管理システムのタブレット対応などを構想中です。事業継続対策(BCP)にも引き続き取り組んでいく考えです。穂刈氏は「業務システムは継続的に見直していくことが重要です。それには当社の業務に精通したMDITとエムシーエスの支援が不可欠です。データセンターを活用したシステム運用も視野に入れながら、システムの棚卸しを進めていくなかで、引き続き両社の提案を期待しています」と語ります。
 浅草の歴史とともに歩んできた常盤堂雷おこし本舗。伝統を守りながらも、時代の変化を的確にとらえた魅力ある新商品の開発・提供により、これからもお客様満足度の向上を推進していきます。

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システム構成イメージ

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