メルトピア

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三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.45
  • 2013年 7月号(No.188)
ブラインドを背景にしたポートレート撮影

背景によってポートレートの
イメージが大きく変わる

 ポートレート撮影を行う際に、モデルのイメージに合った背景を選ぶことは重要なポイントです。それはポートレート撮影であっても、モデルだけで作品が成り立つわけではないからです。しかし実際には、自分のイメージに合うような背景が見当たらずに、撮影に躊躇してしまうことがあります。そのような時には、なるべくシンプルな背景を選ぶことです。今回はブラインドを背景に撮影します。ブラインドはとてもシンプルな幾何学模様で、調整の仕方や撮影する角度によって、印象を変えることができます。そして写真1のように、自然な雰囲気に仕上げることもできます。

ブラインドの調整により
背景にバリエーションを持たせる

 はじめに今回の撮影手法と位置関係を示したイラストをご覧ください。左からカメラと三脚、レフ板(反射板)、モデル、そして背景のブラインドがあります。レフ板はブラインドや、ほかの窓からの光を反射させて、モデルを明るくするために用意した1メートルほどの白いボードです。写真2をご覧ください。ブラインドをほぼ締め切った状態で撮影しています。モデルと背景の光量の差があまりないので、ブラインドがはっきり写っているのがわかります。次に写真3はブラインドのルーバーを水平に開いたもので、背景の光量が人物よりも、かなり強くなり、完全に白飛びして見えなくなりました。これは極端な例ですが、このように同じブラインドでも、調整の仕方で大きな変化をつけることができます。
 写真3は、ルーバーを半分くらい開けた状態で、モデルをブラインドに近づけて撮影しています。明るすぎず、暗すぎず、自然で美しい光を放っています。とてもシンプルな背景なだけに、モデルのしぐさや表情に惹きつけられます。
 今回の撮影で重要なポイントは、まず余計なものを排除してシンプルな背景にすることです。ブラインドのような明るい背景になる場合には、レフ板とモデルの距離などをいろいろ試しながら、背景とモデルの光のバランスを調整することです。みなさんもまずはシンプルな背景で試してみてください。

撮影・文:中原義夫(Bubio Studio)

撮影例

写真1:写真を構成する要素をシンプルにして、モデルのポーズや表情に目が行くように仕上げた作例。レフ版による光の当て方にも注意を払うことがポイント。レンズ80mm(35mm換算)(1/320秒 F4 ISO1600)

撮影方法


今回用意する機材はカメラ、三脚とレフ版。ブラインドのルーバーやレフ版の角度、レフ版とモデルとの距離を調整することで表現の幅が広がる 

撮影例

写真2:ブラインドをほぼ締め切った状態での作例。モデルと背景の光量の差があまりないので、背景のブラインドがはっきり写っている。レンズ80mm(35mm換算) (1/125秒 F4 ISO1600)
 
 

撮影例

写真3:ブラインドのルーバーを水平に開くと、モデルと背景の光量差が大きくなるので、ブラインドが白飛びして見えなくなる。レンズ80mm(35mm換算) (1/500秒F4 ISO1600)

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