メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2015年 1・2月号(No.203)
  • 株式会社 立花エレテック
  • 「Distributed by Mitsubishi Electric(DbM)」導入事例
  • 情報系サーバー40台を
    高性能・高信頼性のDbMサーバーで更新し
    事業継続性のさらなる強化を実現

電機・電子の技術商社として90年を超える歴史を有する株式会社立花エレテック。同社は、仮想デスクトップ用のターミナルサーバー、ファイルサーバーなど約40台の物理サーバーを三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(MIND)が提供する「Distributed by Mitsubishi Electric(DbM)」シリーズで更新しました。サーバーの二重化とレプリカサーバーにより、システムの可用性が向上し、障害発生時の復旧時間の短縮を実現。さらに、新たに追加したバックアップ専用サーバーにより、バックアップ時間も大幅に短縮しています。

画像:株式会社 立花エレテック

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取締役 常務執行役員
管理部門担当・CSR推進担当
住谷 正志

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IT推進室長

唐澤 功

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IT推進室
IT推進一課長
橋 章

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IT推進室
IT推進一課
本田 隆明

情報系サーバー群の更新に伴い
バックアップ環境の強化を検討

 1921年に大阪で創業した立花エレテックは、生産工程や製造装置用FA機器、事務機器や空調に使われる半導体製品、ビル設備用電気機械を扱う専門商社です。全社員の4分の1に相当する200人が専門技術を持つエンジニアで、機器の販売ばかりでなく、コンサルティング営業を通じて、お客様にトータルソリューションを提供しています。
 近年は、中国、タイ、マレーシア、インドネシアに進出し、アジア市場におけるビジネスを拡大しています。取締役 常務執行役員で管理部門担当・CSR推進担当の住谷正志氏は「海外事業は着実に成長しています。今後は事業全体に占める海外事業の売上比率を、現在の18.4%から30%、50%と高めていくことが目標です」と語ります。
 大阪本社および東京、名古屋の支社、全国の支店で働く約800名の従業員が利用する情報系システムは、すべてIT推進室で管理しています。その中で、約500台のシンクライアントに仮想デスクトップ環境を配信する「ターミナルサーバー」と、ユーザー固有情報を保管する「プロファイルサーバー」、全社統合の「ファイルサーバー」「プリントサーバー」「アンチウイルスサーバー」の約40台が更新時期を迎えることから、サーバー入れ替えの検討を開始しました。
 サーバー更新で目指したことは、バックアップ時間と障害発生時の復旧時間の短縮です。IT推進室長の唐澤功氏は「ファイルのデータ量が年々増加した結果、これまでのバックアップ環境では、ファイルサーバーのバックアップが1回で終わらず、複数回に分けて行わなければなりませんでした。そこで、最新の仮想化技術やネットワークの高速化などを考慮に入れて総合的にバックアップ環境の改善を図ることにしました」と語ります。

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ニーズに適した提案内容と
MINDの保守技術を評価

 2013年4月に次期サーバーを検討した立花エレテックは、MINDの「Distributed by Mitsubishi Electric(DbM)」の採用を決定します。DbMとは、ハードウエア、ソフトウエアベンダーとの強力なアライアンスにより、お客様へ最適な製品を提供していく、MINDのITプラットフォーム戦略です。数あるサーバー製品の中からDbMを採用した理由についてIT推進室 IT推進一課長の橋章氏は「ハードウエアの性能だけでなく提案力や保守サポートなどを踏まえて検討しました。前回のサーバー更新時にも適切にリプレースしていただいた実績と、今回のディスクやメモリー容量の増大に対応する適切な提案を頂けたことが決め手になりました」と振り返ります。
 システム構築は2013年11月からスタートし、2014年2月にターミナルサーバー、翌3月にファイルサーバーが稼働。まずターミナルサーバー群とプリントサーバー、アンチウイルスサーバーを仮想環境に移行し、新たに仮想化したレプリカサーバーを設けることで、いずれのサーバーに障害が発生してもレプリカサーバーからシステム回復が図れるようにしました。また、プロファイルサーバーは二重化により信頼性を向上しています。
 「ハードウエア面では、従来のブレードサーバーからより保守面で優れている1Uのラックマウントサーバーに変更しました。さらに、ターミナルサーバー専用のスイッチを汎用スイッチに変更し、バックアップ専用のLANを別途設けることで、通常のLANにかかる負荷を軽減するとともに、バックアップの高速化を実現しました」(橋氏)
 ファイルサーバーについても、メインサーバーとスタンバイサーバーの2台で二重化し、専用ツールでメインとスタンバイの双方にファイルが保存されます。さらに、使用頻度の低いファイルを保存する過去用サーバーと一時的に利用するだけのワーク用サーバーを設けて階層化し、効率的な運用環境を構築しました。
 バックアップ環境については、主要サーバーごとにバックアップ専用の物理サーバーを設けて抜本的に強化。さらに、事業継続対策としてBCP専用サーバーを構築しています。
 「ターミナルサーバーを仮想化するにあたり、1台を先行して評価したところ、画面表示のレスポンスが低下する事象が発生しました。MINDに相談したところ、『ハイパフォーマンスモード』でサーバーのCPUクロック数を最大化するという的確なアドバイスを頂き、無事解決することができました。」とIT推進室 IT推進一課の本田隆明氏は振り返ります。

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仮想化技術の採用による
システムの信頼性の向上

 情報系サーバーの更新により、様々な導入効果が創出されています。バックアップシステムの再構築と高速バックアップツールの導入で、バックアップ時間を大幅に短縮。これまで複数回に分けて行っていたファイルサーバーのバックアップは、一晩で完了するようになりました。週1回の頻度で行っていたターミナルサーバーのバックアップも、毎日夜間でのフルバックアップに変更しました。「ターミナルサーバーに障害が発生してもレプリカサーバーから復元ができますし、最悪でも前日の夜間までの状態まで復元できるため、業務への影響を最小限にすることができます」と本田氏は語ります。
 また、優先順位が低いファイルサーバーのデータを見直したことで、全体的なパフォーマンスが向上する効果も現れています。
 プロジェクト全体を通して唐澤氏は「仮想化技術の強化、LANの高速化、システムの二重化などにより、システム全体の信頼性が大幅に向上し、今後に向けた戦略的なIT基盤が整いました」と評価します。
 さらに、自社のIT要員によるシステム構想、計画、設計、構築が実現したことも、今回の情報系サーバー更新プロジェクトで獲得できた大きな成果です。
 「システム構築をベンダー任せにすることなく、設計段階から深く自社のメンバーが関わったことで、多くの知見を得ることができました。少数精鋭での自社運用を目指す中、実績を積み重ね要員の技術力を高めることができたことは将来に向けて大きな財産となります」(唐澤氏)

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DR環境の構築による
BCP対策のさらなる強化

 今後は、今回のプロジェクトで構築したBCPサーバーをベースに、関東に災害対策(DR)サイトを構え、データの遠隔バックアップを実現することを検討しています。また、基幹系システムの次期更新を見据えて、情報系システムとの連携を考慮しながら、ターミナルサーバーやファイルサーバーを最新バージョンにアップグレードすることも計画されています。住谷氏は「経営層の最大の関心事がBCP対策にあり、今回の取り組みはそのための環境整備が着実に進んでいることを示すもので、手応えを感じています。今後も停滞させることなく、環境整備の強化を進めていきます。MINDには引き続き将来につながる製品の提案とサポートを期待しています」と語ります。
 立花エレテックはDbMで構成した情報系サーバー環境を通して、従業員が365日安心して利用できるITサービスを提供し、時代を先取りするソリューションを創り続けていきます。

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システム構成イメージ

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