メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2015年 8・9月号(No.209)
  • スガキコシステムズ株式会社
  • 店舗支援トータルシステム「FOODIT21」導入事例
  • 店舗支援トータルシステムの再構築と
    会計・POSシステム等との連携により
    店舗の見える化とシステム運用負荷軽減を実現

中京エリアを中心に「ラーメンと甘党のお店スガキヤ」などを展開するスガキコシステムズ株式会社。同社は、店舗管理システムのリプレースにあたり、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)が提案した「FOODIT21(フードアイティ21)」と電子帳票システム「e-image」を採用しました。POSシステムと会計システムを含む大規模再構築プロジェクトとなる中、スケジュール通りに本稼働を開始。各システムのシームレスな連携により、日次・月次損益の早期確定と店舗の見える化を実現。さらに、システム運用負荷を大幅に削減することで、情報システム部門はシステム企画などのコア業務への集中を実現しました。

ラーメンと甘党のお店「スガキヤ」をはじめ、「中華厨房 寿がきや」や「博多うどん 木村屋」などを展開するスガキコシステムズ

ラーメンと甘党のお店「スガキヤ」をはじめ、「中華厨房 寿がきや」や「博多うどん 木村屋」などを展開するスガキコシステムズ

人物写真

執行役員
経営企画室 室長
兼 情報システム部長
戸田 和人

人物写真

情報システム部
システム開発グループ
グループマネジャー
佐橋 修

人物写真

情報システム部
システム開発グループ
グループマネジャー
土屋 基樹

将来を見据えて
システム基盤を整備

 1946年(昭和21年)、名古屋市中区栄で「甘党の店」として創業したスガキコシステムズ。創業2年後の1948年にはメニューにラーメンを加え、以来約70年にわたり「ラーメンと甘党の店」として、子供から大人まで幅広い世代に親しまれています。
 店舗は主にショッピングセンターやフードコートなどに出店し、東海地区を中心に関西、北陸、静岡、長野方面まで384店舗(2014年3月末現在)に拡大しています。近年は中華の一品料理を加えた「中華厨房 寿がきや」や、うどん・天ぷら専門店の「博多うどん 木村屋」などの新業態も手がけ、「名古屋のソウルフード」の伝統を守りながらも、新しい価値の創造にも積極的に取り組んでいます。
 約400店舗の売上、発注、勤怠などを管理するシステムは、ホスト系とオープン系を使い分けて対応していました。その連携はマニュアル操作となり、店舗の損益を確定するまでに時間と手間を要していました。こうしたシステムの運用にかかる負荷も課題となっていました。
 そこで同社は、ハードウエアの保守切れを契機に店舗管理システムのリプレースを計画。同時にPOSシステムと会計システムも見直し、すべて入れ替えることを決断しました。全面刷新する目的について執行役員で経営企画室長兼情報システム部長の戸田和人氏は「将来のビジネスを考えるうえで、ビジネスの基盤となるシステム全体の最適化を図ることが不可欠でした」と語ります。

▲ ページトップに戻る

他システムとの連携を含めた
MB のトータル提案力と実績を評価

 新しい店舗管理システムには、複数のフードサービス業向け統合パッケージを検討した中から、MBが提案した「FOODIT21」の導入を決定しました。その理由について情報システム部 システム開発グループ グループマネジャーの土屋基樹氏は次のように説明します。
 「勤怠のシフト管理対応など、当社の業務と最もフィット率が高かったのがFOODIT21でした。フィット率が高ければ、カスタマイズを抑えることができ、短期間での導入が可能です。また、フード業界での採用実績も多く、機能面の充実度が高かったことも今後システムを進化させていくうえでメリットになると考えました」
 導入を支援するMBの体制も、選定の理由の1つとなりました。情報システム部 システム開発グループ グループマネジャーの佐橋修氏は「システムを全面刷新する大がかりなプロジェクトになりますが、当社の情報システム担当者は実質2名です。MBの支援体制は強固なものであり、SEはIT技術に精通しているだけでなくコミュニケーション能力にも優れ、安心感がありました」
 店舗管理システムと会計システムは、柔軟性と拡張性の確保を目的に仮想サーバー上に構築。さらに、MBの支援を受けてPOSシステム、会計システム、オンライン発注システムとのインターフェースを開発し、シームレスなデータ連携を実現しています。
 旧サーバーで保管していた賃金台帳、会計台帳、Excelで作成した各種帳票などの情報資産を新システムに継承するため、MBの電子帳票システム「e-image」を導入し、帳票の電子化を行いました。
 こうして、店舗管理システム、POSシステム、会計システムを含む新基幹システムは、スケジュール通り2014年4月に本稼働を迎えました。
 「プロジェクトメンバー全員の頑張りにより、様々なシステムが連携するIT基盤をスケジュール通りに構築することができました。その中で、MBは数々の経験に基づく知見や粘り強さを十二分に発揮していただきました」(戸田氏)

▲ ページトップに戻る

店舗の見える化と
管理部門の業務負荷軽減を実現

 本稼働から約1年が経ち、様々な効果が現れています。その1つは、管理部門の業務が大幅に効率化されたことです。以前は、売上なら売上、勤怠なら勤怠と、個々のシステムを見て判断していましたが、現在はすべてが統合され、どの部門でもFOODIT21の画面で業務が進められるようになりました。
 また、従来の環境では見られなかった日次の損益が、翌朝には把握が可能となり、対応の早期化が進みました。土屋氏は「セントラルキッチン(中調理施設)方式で食材を一元管理しているものの、店舗からFAXで直接発注する直納品も一部あります。直納品は従来、業者から本社に納品書や請求書が届くまで店舗の発注量や請求額は確認できませんでした。しかし、今回のシステム化で、直納品のFAX発注を本社サーバー経由としたことで損益や原価の日次把握が実現しています」と語ります。
 システムの一元化によって月次の損益も、締めの3日後には速報値がわかり、得られたデータを元に店舗管理を効率化することが可能になりました。
 「店舗ごとの損益を見ることで、この店舗は仕入れ金額が増加傾向にある、従業員の超過勤務が発生している、といった現場の変調を瞬時に捉えることができ、改善のためのアクションを素早く取れるようになりました」(戸田氏)
 システムの管理運用面でも、多くの効果が現れています。まず、システム間のマニュアル連携がなくなったことで、運用管理負荷を大幅に削減できました。
 「従来は店舗閉店後、POSシステムのデータ取り込みがうまくいかないときは、深夜に情報システム部が対応にあたる必要がありました。月次の締め処理でもサブシステムからデータを抽出して集約する際、多くの負荷が発生していました。現在はすべて解消され、負荷が従来の10分の1には減ったと感じています」(佐橋氏)
 これまで情報システム部門が一括で行っていたマスターメンテナンスも、営業部、購買部、商品部など、業務を管轄する部門に移管し、情報システム部門はデータをチェックするだけで済むようになっています。
 「情報システム部門はシステム運用業務の負荷を大幅に軽減することができました。その結果、経営戦略の推進などに結びつくIT施策の企画に集中できるようになったことが最大の成果です」(戸田氏)

▲ ページトップに戻る

さらなる企業価値向上に向けて
コア業務への集中を推進

 今後は、グループ会社の加工食品メーカーとの出庫・配送管理のために運用を継続している物流システムについてもオープン系に移行し、店舗管理システムとの連携を通して物流体制を効率化していくことを検討しています。
 「情報システム部に課せられている課題は、フードサービス業としてのスガキコシステムズの価値を高めることであり、システムを運用することではありません。そのミッションを遂行するためにも、効率化に向けたMBのさらなる提案に期待しています」(戸田氏)
 スガキコシステムズは、これからも人々の豊かな暮らしと幸せの実現に貢献していきます。

*FOODIT21は株式会社メディアミックスの登録商標です。

▲ ページトップに戻る

システム構成イメージ

システム構成イメージ

▲ ページトップに戻る