メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2017年 1・2月号(No.223)
  • 医療法人社団 川満惠光会 介護老人保健施設「みんなの笑顔」
  • 介護・福祉総合ITソリューション「MELFARE」
  • 未来型の介護老人保健施設の開設にあたり
    必要なシステムをトータルで導入し
    質の高いサービスの提供を実現

東京都練馬区で入所型および通所型の老人介護サービスを展開する介護老人保健施設みんなの笑顔(みんなの笑顔)は、2015年12月の開所にあたり株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)の介護・福祉総合ITソリューション「MELFARE(メルフェア)」を導入しました。ゼロからの施設づくりにおいて、ソフトウエアからネットワーク/セキュリティー環境の構築、サーバーの設置、PC/タブレット端末の導入までトータルに提供されるMELFAREによって短期間での立ち上げを実現するとともに、開所時から質の高いサービスの提供を実現しました。

東京都練馬区にある未来型の介護老人保健施設「みんなの笑顔」

東京都練馬区にある
未来型の介護老人保健施設「みんなの笑顔」

人物写真

医療法人社団 川満惠光会
法人統括部長

小野 裕正

人物写真

医療法人社団 川満惠光会
介護老人保健施設 みんなの笑顔
事務長
阿部 誠司

人物写真

医療法人社団 川満惠光会
介護老人保健施設 みんなの笑顔
看護課長
志田 由美子

未来型の介護老人保健施設の開設にあたり
トータルシステムを検討

 みんなの笑顔の運営母体である医療法人社団川満惠光会は、1960年に大泉学園駅近くに開所した「川満外科」を発祥としています。川満外科は19床の有床診療所でありながらも、24時間365日の2次救急指定医療機関に指定され、長年にわたって練馬地域の救急医療を支えてきました。
 みんなの笑顔は、川満外科で長年にわたって診療業務に携わってきた川満正夫院長が、退院後の患者の早期社会復帰を支援するため、2015年12月に川満外科の向いに設立した介護老人保健施設です。定員100名の入所型リハビリ介護と定員60名の通所型リハビリサービスがあり、入所者や通所者に対してリハビリ、食事、入浴などの充実したサービスを行っています。「笑顔と思いやり。」の基本理念のもと、医師、看護師、介護士、管理栄養士など約70名のスタッフが、利用者と向き合いながら、安らぎと安心を提供しています。
 中核となる医療・介護のサービスは、先進的で未来的な看護・介護の実現を目指し、様々なトレーニング機器や運動プログラムで入所者を支援。さらに施設の入口やリハビリルーム内には感情認識ヒューマノイドロボットを設置して、入所者とロボットがコミュニケーションを取るなど、癒しの空間作りにもITを活用しています。看護・介護の業務においても積極的なIT活用を目指すみんなの笑顔では、建設計画の段階から施設オープンに合わせて入所者にITサービスを提供することや、新たな介護福祉システムを導入することを検討していました。その中で、目指したのは未来につながる環境を作ることだったといいます。施設のコンセプト作りを主導した川満惠光会法人統括部長の小野裕正氏は、次のように語ります。
 「近い将来を見据えると、高齢の入所者でも施設内でスマートフォンやPCによるコミュニケーションやビデオ通話サービスで家族や知人と面会することが当たり前になると予想されます。そのため、無線LANを始めとするネットワーク環境の整備は不可欠でした。また、職員の出退勤の管理、さらには施設内の入退室やエレベーターの操作にも非接触のICカードを利用し、施設内の業務を効率化することも求められていました」

▲ ページトップに戻る

パッケージからセキュリティーまで
MBが窓口一本化で対応

 介護・福祉システムを選定する中で、みんなの笑顔が着目したのがMBの提供する介護・福祉総合ITソリューション「MELFARE」でした。システムの導入を取り仕切った事務長の阿部誠司氏は次のように語ります。
 「ソフトウエア導入からネットワーク構築、入退出管理用のICカードを使った出退勤、サーバーの導入、PCやタブレット端末の調達、セキュリティー環境の構築までが窓口一本のワンストップで対応できるのはMBだけでした。ソフトウエアについても、看護・介護状況を記録する老健カルテから、介護保険の請求処理、4交代勤務のシフト表作成、就業管理まで介護施設の運営に必要なソフトがパッケージとして揃っており、新規で施設を開所する私どもにとって最適なものでした」
 システム構築時は、介護業務系の施設内ネットワークと入所者が自由に利用できる外部向けネットワークを分離するとともに、セキュリティー対策を施しました。さらに、開所2ヵ月前の2015年10月にはシステムが稼働する環境を整え、実際に利用する看護師・介護士などすべての職員に対して集合教育を実施しました。
 「施設が工事中の段階において、建築作業用のプレハブの一角に小さな検証環境を作り、看護師や介護士に操作に慣れてもらったりする期間を設けました。こうした事前の準備を十分に行ったことで、2015年12月の開所直後からスムーズに業務を立ち上げることができました」(阿部氏)

▲ ページトップに戻る

先進的なITを導入した
未来型の介護老人保健施設を実現

 現在は、現場の看護師、介護士、リハビリスタッフ、支援相談員、ケアマネジャー、事務担当者など70数名のスタッフが、ノートPCやタブレットで老健カルテシステムを使っています。看護師や介護士は、入所者のバイタル情報や介護状況をベッドサイドや看護ステーションから入力したり、入力済みの患者の介護記録を必要に応じて参照しながら処置をしています。看護師、介護士の中にはPCやタブレットの操作が苦手な人もいるため、手順を示したマニュアルを作成するなどして、できる限り心理的なハードルを下げる工夫もしました。導入の初期からシステムに関わり、現在は看護師や介護士への操作指導も担当している看護課長の志田由美子氏は次のように説明します。
 「PCでの入力に慣れていない看護師や介護士も、徐々にバイタルや処置内容を入力する機会も増え、システムに登録される情報が充実してきました。その結果、看護師、介護士間で入所者の情報共有が進み、ケアの質も高まっています」
 看護・介護の記録がシステム化されたことで、事務担当者による月末の介護請求業務は効率的に行われています。看護課長と介護課長が作成するシフト勤務表についても、シフト作成ソフトによって担当者に大きな負担をかけることなく作成が可能になりました。また、常勤換算表の自動作成機能を活用することで、監査時にも迅速に対応ができることも効果のひとつです。さらに就業システムの導入によって非接触のICカード1枚で勤怠管理と入退室管理が実現するなど、最新のIT技術を活用した未来的な施設環境が整いました。

▲ ページトップに戻る

今後は、居宅介護支援事業所や訪問看護
ステーションへも展開し、施設間の情報を共有化

 複数のソリューションで構成される「MELFARE」を、施設の開所に合わせて計画的に導入したことで、みんなの笑顔はスムーズに介護サービス事業を始めることができました。今後は居宅介護支援事業所や訪問看護ステーションへもシステム展開を検討しており、施設間の情報の共有化を図ります。また、施設の職員がシステムに関する習熟度を高め、共通カルテの便利な機能を使って業務の効率化を進めていく計画です。
 「今後は、ヒヤリハット情報の蓄積や分析など、その他の機能を使いたいと考えています。老健カルテへの入力についても、ベッドサイドでのサービスをより充実させていくために、例えば音声入力を活用するなど、看護師・介護士の負担軽減を目指していきます。そのためにもMBにはより便利な機能の提案を期待しています」(志田氏)
 みんなの笑顔は、これからも人と人とのふれあいを大切にし、医療と介護の精神を高めながら、安心と安らぎのサービスを地域のみなさまに提供していきます。

▲ ページトップに戻る

システム構成イメージ

システム構成イメージ

▲ ページトップに戻る