- 2016年 5月号(No.216)
- 関数型暗号とクラウドサービスを利用した機密情報ファイル交換サービス
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機密情報ファイル交換サービス「パッケージプラス トランスポーター」のご紹介
機密情報や個人情報の漏えい・改ざんは、ひとたび発生すると企業経営の根幹を揺るがしかねない深刻な問題へと発展しかねません。一方従来紙や電子メディアで行われてきた企業間のデータ受け渡し業務は、ネットワークを介した電子ファイル交換サービスでの利用が急速に高まりつつあります。
株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)は、このような市場のニーズに応えるべく、企業間の機密情報ファイルの交換を安心・安全に実現する「パッケージプラス トランスポーター」を開発、サービスの提供を開始しました。
パッケージプラス トランスポーターの特長
「パッケージプラス トランスポーター」(図1)は、高セキュリティー・高信頼技術の強みを活かした三菱電機スマート制御クラウドサービス「DIAPLANET」上でサービスを提供するとともに、従来の暗号技術をさらに発展させた三菱電機の「関数型暗号」を利用しています。「関数型暗号」は暗号文のアクセス権限を制御する機能を暗号文自体に組み込んでおり、仮に復号のための鍵を持っていても、人事異動等で指定された所属や役職等の属性が変われば、復号できなくなる機能を持った次世代の暗号技術としてクラウド時代に求められる高度なセキュリティーを実現しています(図2)。
本サービスは、機密情報を交換するためのクライアント用ツール・「ファイル交換ツール通常版/簡易版」と利用者・相手先の情報等を設定するツール・「権限管理ツール」で構成されています。
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利用シーン
シェアードサービスを進める企業間、グループ企業間、社会保険労務士事務所、法律事務所等と顧問先間での個人情報や機密情報の送受信に活用。
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利用シーン
- 1. ファイルアップロード、ダウンロード、削除機能
- 2. ファイル暗号化機能、ファイル復号機能
- 3. ファイル交換ログ参照機能
- 4. ダウンロード通知機能、自動ダウンロード機能
- 5. ファイル交換相手先設定機能(権限管理ツール)
- 6. 利用者名変更、相手先名変更機能(権限管理ツール)
- 7. 変更ログ参照機能(権限管理ツール)
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