メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2016年 8・9月号(No.219)
  • 株式会社 ハローズ
  • 高可用プロダクツMIND HAシステム
  • 24時間365日営業の食品スーパー販売戦略
    システムに高信頼・高コストパフォーマンスの
    MIND HAシステムを採用

広島・岡山・香川・愛媛・徳島・兵庫に展開する、24時間営業型の食品スーパーマーケット「ハローズ」。顧客ニーズを追求し究極の時間サービスで営業する同社の販売戦略は、24時間365日止まらない「分析システム」によって支えられています。同社は、株式会社ビーシーシーを通じて、その分析システムに三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(MIND)の「高可用プロダクツMIND HA(High Availability)システム」を採用。システムの信頼性とユーザビリティーを高めつつ、管理・運用工数の削減を実現しました。

広島・岡山・香川・愛媛・徳島・兵庫に展開する食品スーパーマーケット、ハローズ

広島・岡山・香川・愛媛・徳島・兵庫に展開する食品スーパーマーケット、ハローズ

人物写真

執行役員
管理本部 財務経理部長
(情報システム担当)
田原 芳昭

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財務経理部
情報システム課長

渡壁 藤応

24時間365日顧客ニーズに応える
地域密着型の食品スーパー

 創業以来「地域社会の生活文化向上に貢献する」を経営理念の第一義として、変化の激しい食品小売業界で24時間365日営業のスーパーマーケットを展開する株式会社ハローズ。必要な時に必要なだけ、高品質で低価格の安全安心な商品を、より生活に密着した品揃えと店舗構成で「地域一番お客様貢献店」を目指すハローズは、食品スーパーと来店頻度が近いドラッグストアやクリーニング、DPE、花屋、ビデオレンタルなどの業種、業態との複合化をはかり、より生活に密着した商業集積を実施しています。
 さらに、同社では特定の地域に集中した店舗展開を行うドミナント戦略をとり、広島を中心とする瀬戸内沿岸部の商勢圏に69店舗(2016年2月現在)を展開し、市場占拠率トップのリージョナルチェーンを作り上げてきました。これらの戦略が奏功し、売り上げが伸長。2015年には、東証一部上場を果たし、金融市場からも高い評価を受けています。
 同社の販売戦略を支えているのは、POSデータの分析システムです。同社は2002年より、膨大なPOSデータを短時間で分析するデータウエアハウス・ソリューションを導入し、その結果を基に各店舗の現場レベルで商品管理を実施してきました。担当者の感覚に頼ることなく、今何が売れていて、何が売れていないのか、実績データから詳細な状況を把握し、顧客ニーズに応える商品を陳列できるようになり、その結果、地域密着型の食品スーパーとして成長を遂げました。

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信頼性とコストバランスを重視して
分析システムを機能拡張

 同社のPOSデータ分析システムは、これまで2回ほど機能拡張を実施し、現在のハローズのビジネスに欠かせない存在となっています。今回ハードウエアのリプレースに伴い、商品分析に必要なWebサーバー(POS開示用)を冗長化して信頼性を高めると同時に、受付サーバーを追加しパフォーマンス向上を検討しました。
 「分析システムは、当社の販売戦略を策定するために重要です。利用頻度も高く、各店舗の現場における商品分析にも有効に使用しています。もしこの分析システムが停止してしまうと、ビジネスに大きな影響が出てしまいます。そこで、分析システムの耐障害性を高めるため、今回のシステムの機能拡張を行いました」と執行役員管理本部財務経理部長(情報システム担当)の田原芳昭氏は語ります。
 システムの耐障害性を高める対策としては、フォールト・トレラント(FT)サーバーやクラスタ・システムを導入するのが一般的です。FTサーバーはハードウエア障害が発生しても、システムは処理を継続するためサービスが止まることがありません。ミッションクリティカルなシステムに最高の信頼性を担保する無停止型サーバーとして利用されています。一方、クラスタ・システムは複数のハードウエアを連結して冗長化し、可用性を高める手法で、比較的導入コストを抑えることはできますが、ハードウエア障害発生時にはシステムの切り替えを伴うため、サービス停止時間が発生するというデメリットもあります。
 「当社では、受発注システムのようにサービス停止の影響が大きいシステムには無停止型サーバー『ftServer』を導入・運用しています。しかし、今回の分析システムについては、投資コストや可用性要件、ICTシステム全体のバランスを重視して検討を重ねました。とは言え、クラスタ・システムでは、ハードウエア障害発生時にダウンタイムが伴うだけでなく、システムが複雑化するため運用負荷が増えてしまいます。解決策を探していたところ『MIND HAシステム』の提案がありました」と、財務経理部情報システム課長の渡壁藤応氏は振り返ります。

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容易に高信頼性仮想化基盤を実現する
MIND HAシステム

 MIND HAシステムは、Distributed byMitsubishi ElectricのHP社製PCサーバー2台とストラタステクノロジー社が提供する高可用システムソフトウェアeverRun Express(MINDHAシステム専用エディション)を組み合わせた、信頼性の高い仮想化基盤を実現するソリューションです。2台のPCサーバーにプリインストールされたeverRun Expressが、それぞれの仮想マシン上で稼働するアプリケーションとデータを常にミラーリングしているため、ディスクやネットワーク障害時にはもう一方のサーバーが処理を引継ぎ、システム自体が停止することはありません。万が一、CPUやメモリーに障害が発生した場合には、もう一方のサーバーで仮想マシンが再起動します。障害発生時の対応はeverRunExpressが自動で行うため、運用負荷もありません。また、サーバー内蔵のハードウエアRAIDでデータの堅牢性を担保するため、高価な外部ストレージも不要です。
 「高可用システムを自社で1から構築すると、検証なども必要で工数がかかります。MIND HAシステムは、everRun Expressも検証・インストール済みの上、アプリケーションプログラムの修正もすることなく、高可用性システムを実現できました。さらにMINDのサポートセンターで障害を24時間365日監視してくれているのでサポート面でも安心しています。このような安価で信頼性の高いシステムを求めていました」と渡壁氏は語ります。MIND HAシステムはICTシステムの信頼性向上とトータルコスト削減にも寄与しています。

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企業の成長に欠かせない
ICTシステムの最適化を実現

 MIND HAシステムの導入はスムーズに進みました。LANケーブルを抜くなどの疑似障害テストも実施し、満足な結果を得た上で本番稼働を迎えました。ハードウエアスペックが向上していることに加えて、受付サーバー導入による負荷分散処理を実装したことにより、信頼性対策だけでなくユーザビリティーの向上も実現できました。もちろん受付サーバーにもMIND HAシステムを採用しています。さらにMIND HAシステムは、運用管理に特別なノウハウは必要ありません。高信頼のシステムでありながら、シングルサーバーと同様の使い勝手なため、右肩上がりに店舗数が増え、システムの運用負荷を低減したい同社にとっては最適解でした。
 全店舗24時間365日営業のハローズにとって、本部、各店舗、取引先、ベンダーに提供する業務サービスシステムを止めないことは最重要課題の一つです。「食品スーパー業界は競争が激化しているので、戦略を立てるためのICTの重要度が増す一方です。MIND HAシステムのような高信頼でありながら、適切なコストで運用もシンプルなシステムを導入したい個所はまだまだあります。今後、ハローズのICTシステム全体の最適化を実現するインフラとして大きく期待しています」と田原氏は今後の展開を語ります。
 「地域社会の生活文化向上に貢献する」という経営理念のもと、これからもハローズは顧客ニーズを追求し、生活に密着した品揃えと必要な時に必要なだけ、高品質で低価格の安全安心な商品を提供していきます。

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システム構成イメージ

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