メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2016年 11月号(No.221)
  • 有限会社ワインショップ十勝
  • 酒類小売業販売管理システム「酒Do楽」
  • 「酒Do楽」の導入により
    販売管理業務を効率化。
    十勝ワインの魅力発信に活用

「ワインの町」として知られ、町営でブドウ栽培・ワイン醸造を行っている北海道中川郡池田町。町営のワイン醸造所内でワインショップを運営する有限会社ワインショップ十勝は、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)が企画・開発し、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)をはじめとしたビジネスパートナーが販売・サポートする販売管理システム「酒Do楽」を導入。POSレジと連携したシステムの導入により、日々の集計業務と毎月実施する棚卸業務を効率化しました。今後は、販売分析機能や顧客管理機能を活用することで魅力あるお店作りや十勝ワインの情報発信を推進していく計画です。

年間約25万人が訪れる通称ワイン城とじっくりと十勝ワインを味わうことができる試飲コーナー

年間約25万人が訪れる通称ワイン城(写真上)と
じっくりと十勝ワインを味わうことができる試飲コーナー(写真右)

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有限会社ワインショップ十勝
代表取締役
新津 雅弘

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有限会社ワインショップ十勝
取締役
高瀬 茂之

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池田町ブドウ・ブドウ酒研究所
所長
安井 美裕

年間約25万人が訪れる池田町ブドウ・
ブドウ酒研究所(通称ワイン城)

 北海道の東部、十勝平野の東側に位置する池田町。1963年に全国に先駆けて自治体ワイナリーを設立した池田町ブドウ・ブドウ酒研究所では、50年以上にわたって醸造用ブドウの開発とワインやブランデーの製造を行っています。十勝ワインの成り立ちについて、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の安井美裕所長は次のように語ります。
 「池田町では、1952年に発生した十勝沖地震とその後の冷害が重なったことをきっかけに、農業振興の目的で当初は生食用のブドウ栽培を開始しました。しかし、十勝の厳しい冬の寒さゆえに当初は失敗の連続でした。そこで、青果物ではなくワイン用のブドウ栽培に転換し成功。そこからワインの醸造に取り組み1967年から本格的なワイン販売を開始しました。以降も約2万1000種の交配を実施しながら池田町の気候に合ったワイン用ブドウの品種改良を重ねてきました。こうして生まれた十勝ワインの銘柄は現在、『清見』『清舞』『山幸』など約40種類あり、十勝産のブランデーを含めると約60種類にのぼります」
 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所は、ヨーロッパ中世の古城に似ていることから「ワイン城」とも呼ばれ、年間25万人が訪れる観光スポットです。特にここ数年は海外からの観光客が増加し、北海道の魅力を世界に発信する拠点としても重要な役割を果たしています。
 ワイン城内は見学が可能で、地下の熟成室では樽熟成やビン熟成、スパークリングワイン製造のほか、年代物のワインを見ることができます。ワイン城1階には十勝ワインの歴史がわかる展示エリアや、ワイン販売コーナーと特産品販売コーナーがあり、4階のレストランでは十勝産のステーキや北海道野菜を堪能することができます。その他、池田町出身の吉田美和さん(DREAMS COME TRUE)の資料や舞台衣装を展示した資料館も併設されています。

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MBのこまめなフォローと
来店者をリピーター化する提案を評価

 十勝ワインの製造場であるワイン城の1Fショッピングエリアでワインを販売しているのが池田町内の13軒の酒販店によって共同経営しているワインショップ十勝です。
 まさに、池田町ならではの官民協働の象徴的な存在であり、1990年にワイン城敷地内の物産館で開店、2005年にショッピングエリアに移転して現在に至ります。来店客の9割以上が観光客で、購入したワインの配送も実施しています。また、インターネット通販もしており、全売上の約10%を占めています。
 代表取締役の新津雅弘氏は「店内に無料と有料の2種類の試飲コーナーを設けて、じっくりと十勝ワインを味わっていただけるような店づくりを心がけています。また、年1回開かれるワイン祭りには店員がボランティアで参加して、十勝ワインをアピールしています」と語ります。
 同店では従来、POSレジで登録した売上実績を手作業でPCに打ち込み、在庫への反映や酒税報告書の作成等を行っていました。手作業による負荷を軽減するため、2013年にはクラウド型の販売管理システムを導入してPOSレジとつないでみたものの、高い利便性が得られませんでした。そこで、考えたのが新たな販売管理システムの導入です。検討した結果、導入したのがMDISの酒類小売業販売管理システム「酒Do楽」です。その理由をワインショップ十勝取締役の高瀬茂之氏は次のように語ります。
 「かねてから株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)から『酒Do楽』を提案していただいており、ずっと関心を持っていました。私どもが実現したいと考えていた来店者をリピーター化するための具体的な提案があったことと、導入コストが当店の事業規模に合致していたことが決め手となりました」
 システム構築にあたり、「酒Do楽」の外部連携機能を追加することで、ふるさと納税向けのネット注文データを取り込めるようにしました。また、同じワインの銘柄でも年代に応じて値段が異なることから、「バーコードラベラー」を追加し値段の付け替えができるようにしています。

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販売管理業務の大幅改善と
棚卸時間の50%削減を実現

 「酒Do楽」の導入により、ワインショップ十勝における販売管理業務は大幅に効率化されました。新津氏は「これまでは、開店時のシステム立ち上げに時間が掛かるため、その日の販売実績を締めた後、店長がわざわざ翌朝のレジを立ち上げてから帰宅していました。現在は前日にそのような作業の必要がなくなりました。また、各種処理がスピーディーになりました」と語ります。
 月に1回行っている店内の棚卸業務も、2台のハンディターミナル(HT)を使うことで、短時間で完了するようになりました。
 「以前は棚卸リストを紙に出力してから、手作業でチェックしていたので、棚卸作業に1時間から1時間半を要していました。今では30分ほどで完了するようになりました」(新津氏)

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町全体でのワイン事業推進と「酒Do楽」で
十勝ワインの魅力を広くアピール

 今後は、「酒Do楽」の顧客管理機能を本格的に活用していく予定です。そのひとつが、業務店向けの販売管理です。ワインショップ十勝は、観光客以外にも、ワイン城4階のレストラン、観光協会、有料のワイン試飲などにも販売も行っており、それらの管理を明確にしていく計画です。
 もうひとつは、店頭販売客のDM管理です。同店の場合、ワインを購入したお客様は、自宅や会社などに宅配便で発送するため、店頭で伝票に住所と氏名を記入します。こうした情報を活用し、購買履歴に基づく商品案内を実施する予定です。
 店舗の売り場作りに関しては、「酒Do楽」に蓄積されていく販売実績情報を参考にしていくことを検討しています。
 「今までは『冬はスパークリングが売れるから、多めに仕入れよう』というように、感覚で売り場を作りをしていました。今後は実績を参考に、商品配置や価格設定を行い、例えば外国人旅行客にはどのような施策を行えばさらにアピールできるのかなどを考え、実行に移していきたいと思います」(高瀬氏)
 さらに、「酒Do楽」による在庫情報の共有や在庫切れ警告機能で適正な在庫数の管理を進めていく方針です。
 また、ワイン製造元の池田町ブドウ・ブドウ酒研究所では、今後も町全体をあげて地方創生を進めていく考えです。
 「現在は町営圃場での生産が中心ですが、今後は新規就農者にブドウ栽培を拡大するなど、池田町におけるブドウ栽培をさらに活性化させていきます。一方で、圃場の管理を障害者施設の方にお願いするなど、公共の福祉に波及させていくことも考えています。池田町のワイン事業が町全体の発展に貢献することが私たちの想いです」(安井氏)
 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所とワインショップ十勝は、十勝ワインの魅力を世界に広めるべく、美味しいワイン作りと販売に取り組んでいきます。

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システム構成イメージ

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