メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.71
  • 2017年 4月号(No.225)
撮影用LEDライトを使った、本格的なライティング

安価なLEDライトで
ライティングテクニックを学ぶ

 ポートレート撮影を行う時に一度は試してみたいと思うテクニックは、屋内ライティングではないでしょうか。しかしプロが使用する照明機材はとても高価で、その扱いにはきめ細かさと高度な技術が求められます。とても気軽に始められるものではありません。そこで今回は、安価な撮影用LEDライトを使って、本格的なライティングが楽しめるテクニックをご紹介します。そして写真1のような雰囲気のあるイメージを作り上げていきましょう。

撮影ではLEDライトと
既存の照明器具を組み合わせる

 今回必要なものはカメラの他3,000円前後の小型の撮影用LEDライト、LEDライトに付属するオレンジ色のフィルター(なければオレンジ色のセロハン紙)、発光面を覆うトレーシングペーパー(写真2・3を参照)、そして三脚です。
 写真4をご覧ください。これは室内の照明を背景にして、人物を逆光で撮影したものです。この状態だと、背景には既存の照明で十分な明るさがあるものの、モデルの顔にはほとんど光は当たっていないため、表情がはっきりしません。そこで顔の部分だけを明るくするために、モデルの右側から三脚に装着したLEDライトを照射して写真5を撮影しました。LEDライトには既存の照明と色調を合わせるために、付属のオレンジ色のフィルターを使っています。またLEDライトはとても強くて硬い光源であるため、発光面をトレーシングペーパーで覆って光線を柔らかく拡散させています。このようにLEDライトですべてをまかなうのではなく、既存の照明を補完するといった方法で、本格的なライティングを行うことができるのです。
 この手法を使って、落ち着いた雰囲気が表現できるよう、モデルのポーズ等、工夫して撮影したものが写真1です。一般的には写真の照明というと、ストロボを思い浮かべますが、ストロボは一瞬の光を想像しながら調整するため難易度が高いだけでなく、カメラから離れたところに設置する場合、別途リモート関連の機材が必要になります。一方LEDライトは、撮影する光の状態を常に把握できるため、写真の仕上がりを想像するのが簡単です。また設置場所が比較的自由なため、色々なライティング写真を試すことができます。

撮影・文:中原義夫(Bubio Studio)

撮影例

写真1:落ち着いた雰囲気が出るように、電球色で統一したライティングで撮影。(レンズ105mm(35mm 換算) シャッタースピード 1/200秒 F4 ISO2000 で撮影)

撮影例

写真2:今回使用した撮影用小型LEDライト(左上)、LEDライトに付属するオレンジ色のフィルター(左下)、発光面を覆うトレーシングペーパー(右)

撮影例

写真3:LEDライトを三脚にセッティングしたもの

撮影例

写真4:既存の室内の照明で背景は明るいが、モデルの顔は逆光でシャドウになってしまった。80mm(35mm 換算) シャッタースピード1/200秒 F4 ISO5000 で撮影)

撮影例

写真5:写真4で暗くなったモデルの顔に、LEDライトを照射して背景と明るさのバランスをとった作例。(レンズ80mm(35mm 換算)シャッタースピード1/200秒 F4 ISO5000 で撮影)

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