メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2017年 6月号(No.227)
  • 株式会社 煌
  • 高可用プロダクツMIND HAシステム導入事例
  • 短納期を支える止められない
    システム基盤にMIND HAシステムを採用し
    生産管理システムの安定稼働を実現

日本の食文化の都・京都を拠点に、ご飯やおにぎり、巻き寿司などの炊飯・加工米飯の製造販売を幅広く展開する株式会社 煌。高い炊飯能力と技術で大手流通グループ向けPB商品も手掛ける同社の製造ラインは、24時間365日稼働しています。同社は、株式会社たけびしを通じて、リードタイムが短い同社商品の製造を支える生産管理システムに三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社(MIND)の「高可用プロダクツMIND HA(High Availability)システム」を採用。限られた予算内でシステム停止リスクを低減しました。

株式会社 煌

米飯のおいしさをどこまでも追求し、安全で安心な商品を提供する
株式会社 煌

人物写真

営業・企画部
部長
槇山 理志

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管理部
課長
寺村 元宏

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営業部
生産管理部門
稲内 健太

顧客満足度を追求する徹底した
味へのこだわりと、厳しい品質管理

 京都・長岡京で炊飯および米飯加工製品の製造販売業を営む煌。「挑戦と創造」を経営の基本としている同社は、お米を中心とする繊細で優雅な日本の食文化を、現代のニーズを踏まえた食のカタチとして伝える「創造米飯」メーカーとして、2002年の創業以来、高い炊飯能力と炊飯技術を強みに右肩上がりで業績を伸ばしています。そんな同社のこだわりは「味」。お客様に満足していただけるよう原材料を厳選し、データに基づく理論と徹底的な試作によって炊飯の最適化を追求。さらに、トレーサビリティーのある米の採用や安全性に十分配慮した最新精米工場で精米した米の使用、米以外の具材についてもできるだけ食品添加物などを使用していない材料を使用するなど、味だけでなく「安心・安全」にもこだわった商品を提供しています。
 全農パールライス100%子会社である同社の安くておいしい、高品質なご飯や加工米飯は旅館、寿司・料理店、百貨店、スーパーや給食などを通じ、様々なシーンで幅広いお客様に親しまれています。また、2012年頃からはお弁当の商品開発にも積極的に取り組み、社員の意見を取り入れて商品化した「京風出し巻玉子のお弁当」は、おかずを出汁巻き玉子1品に特化した大胆なコンセプトで、お米の美味しさをシンプルに低価格で味わえる商品として、わずか2年で平均日販6,000食を売り上げる人気商品となっています。

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受注翌日出荷を支える生産管理
システムに求められる高信頼性

 「当社の強みは炊飯能力です。当社の生産設備には毎時60釡(ひと釡当たりの炊飯量は15s)の炊飯ラインを2本整備しています。関西地区でこれだけの高い炊飯力を構えている加工米飯業者は他にありません」と、営業・企画部 部長 槇山理志氏は語ります。「現在、当社の売り上げの大半を占めているのが大手流通グループのPB商品向けの米飯です。おいしい米飯を毎日提供するため、工場は24時間365日休みなく稼働しています。リードタイムも非常に短いため、生産管理システムが止まることは許されません」と、槇山氏は続けます。
 通常、流通事業者や取引先から煌に注文が入ってくるのは夕方16時以降。そのデータを生産管理システムに取り込み、自動計算で生産計画を立て、夜には生産工程に入り翌日には出荷します。中でも、大口取引先である大手流通業者のPB商品の注文データが入ってくるのは、夜21時頃。「ここで万一、システム障害が発生して受注データが取り込めなかったり、生産指示が出せなかったりすると翌日の出荷に間に合わなくなり、お客様にご迷惑をおかけするだけでなく、これまで当社が築いてきた信用を失ってしまいます。システムを安定稼働させることは急務でした」と、管理部 課長 寺村元宏氏は振り返ります。「当社には情報システム専任の部署がありません。私が生産管理担当としてシステムの運用管理も兼務していますが、何か障害が発生すれば業務時間外でも呼び出しがかかります。当社の生産ピークタイムは夜。さらに、土日や祝日は出荷量が増える傾向にあり、年末年始やお盆などは繁忙期となります。何かあった時にトラブル対応に駆けつける間の時間がもったいない。障害が発生しても業務が止まらない仕組みを作りたいと考えました」と、営業部 生産管理部門 稲内健太氏も当時を振り返ります。
 そこで同社では、生産管理システムの更改時期に併せてインフラ基盤の検討も開始しました。「限られた予算内で、生産業務の停止リスクを限りなく低減できる仕組みをどう構築するか、生産管理システムのソフト、ハード両面から検討を始めました」と、稲内氏は語ります。同社では創業時から生産管理システム「電脳工場」を導入していました。「電脳工場は中堅・中小規模向け生産管理システムとして広く導入されているパッケージ製品ですが、部品を1個単位で管理するなど、モノを作るためのシステムです。当社の生産は具材を“cc”や“グラム”単位で扱うため、かなりカスタマイズをしていました。しかもその配合は各商品だけでなく、納入先によっても異なります。他の生産管理システムも検討しましたが、当社の業態に合致するパッケージは他になく、これまで築いてきたノウハウもそのまま引き継ぐことができるため、ソフトウエアは電脳工場をバージョンアップすることにしました」と、寺村氏は経緯を語ります。
 ハードウエアの高信頼性対策については、後まわしになってしまっていたという同社。「これまでは本番系と待機系の2台のサーバー構成を採用し、本番系のサーバーに障害が発生した時には手動で待機系に切り替えていました。ハードウエア更改の第一条件は予算内で収まること。第二はハードウエア障害が発生した場合に、手動ではなく自動で待機系に切り替わるものが良いと考えていました」と、稲内氏は語ります。そんな同社が生産管理システムのハードウエア基盤に選んだのがMIND HAシステムでした。

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限られた予算内で最大限システム停止
リスクを回避するMIND HAシステム

 煌のインフラ基盤として提案したMIND HAシステムは、MINDが提供する高可用性システムです。Distributed by Mitsubishi ElectricのHP社製PCサーバー2台とストラタステクノロジー社が提供する高可用システムソフトウエアeverRun Express(MIND HAシステム専用エディション)を組み合せた、信頼性の高い仮想化基盤を実現するソリューションです。冗長化構成のMIND HAシステムでは、2台のサーバーにプリインストールされたeverRun Expressが、それぞれの仮想マシン上で稼働するアプリケーションとデータを常にミラーリングしているため、ディスクやネットワークに障害が発生しても、もう一方のサーバーが処理を引継ぎシステム自体が停止することはありません。万が一、CPUやメモリに障害が発生した場合には、もう一方のサーバーで仮想マシンが再起動します。障害発生時の対応はeverRun Expressが自動で行うため、運用負荷もありません。また、サーバー内蔵のハードウエアRAIDでデータの堅牢性を担保するため、高価な外部ストレージも不要です。

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創造と挑戦を続ける煌のシステム
基盤を支えるMIND HAシステム

 2016年5月、新生産管理システムの本稼働が開始しました。検証期間も兼ねて、約1ヵ月間は新旧2つのシステムを並行稼働しましたが、トラブルもなく移行作業はスムーズに進みました。「MIND HAシステムの導入により、ハードウエア障害で業務が止まるという心配はなくなりました。ソフトウエアについても、トラブル発生時に外部から対応ができるような仕組みを構築しました。これにより自宅から会社に駆けつけることなく、トラブルがわかった段階で迅速に対処ができるようになりました。高信頼な生産管理システムを構築でき、本当に安心しています」と、寺村氏も満足の表情を浮かべます。
 止まらない、トラブルに強い生産管理システムを構築した煌。私達の食生活に欠かすことのできない米飯のおいしさをどこまでも追求し、安全で安心な商品を提供する同社の止まらない挑戦と創造を、高信頼なシステム基盤が支えています。

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システム構成イメージ

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