メルトピア

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  • デジタルカメラ活用テクニック

  • Vol.73
  • 2017年 7月号(No.228)
思い出に残る家族写真を写し出す

スナップ写真とは一味違う
記念日の家族写真を撮る

 少し前までは、日本のいたるところに写真館があり、節目となる記念日などには家族で写真を撮ったものです。しかし、簡単に撮影できるデジタルカメラの普及などにより、撮影をプロに依頼せずに自ら撮影するケースも増えました。デジタルカメラは写真撮影をとても手軽なものにしました。そのため、フットワークよく撮影することもできますが、記念日の家族写真であればいつものスナップ写真と同じでは面白くありません。少し工夫を加えて、思い出に残る写真にしたいものです。そこで、今回は写真1のようにさりげないけれど見栄えの良い写真を撮影してみましょう。

ケント紙をレフ板とすることで
顔を明るく写し出す

 家族写真といえどもポートレート写真と基本は同じです。写真2をご覧ください。この写真では修正すべき箇所がいくつかあります。ひとつは画角です。一般的にコンパクトデジタルカメラやスマートフォンは、スイッチを入れるとズームレンズは一番広角側にセットされます。そのままで撮影すると、このように背景が広く入りすぎて人物が際立たなくなります。また、家族の立ち位置にいまひとつ一体感がありません。
 次に写真3をご覧ください。こちらはズームレンズを望遠側にして、背景の写る範囲を狭くしました。そして人物が際立つように、人物と木々の距離をとりました。人物のプロポーションも良く見えるように、視線を大人の腰あたりまで落とし、家族の立ち位置も変えています。写真2と比較するとその差は明らかです。この考え方を応用して、さらに工夫を加えたものが写真1です。これは撮影場所を同じ公園内の緑のトンネルの下に移しました。少し暗くなるので人物の前に白いレフ板(図1)を置いて人物の顔を明るくしました。レフ板は全紙のケント紙2枚があれば代用可能です。
 今回の撮影のようにちょっとした気遣いがあれば、写真の印象が大きく変わります。特に高価な機材は必要なく、スマートフォンの撮影でも活かせるテクニックです。

撮影・文:中原義夫(Bubio Studio)

撮影例

写真1:緑のトンネルの中に人物を立たせて撮影。写真3の手法の他、人物の手前にはレフ板(図1)を置いて人物の顔を明るくしている。レンズ105mm (35mm 換算) シャッタースピード1/800 秒 F3.2 ISO 320

撮影例

写真2:コンパクトデジタルカメラなどは、スイッチを入れた状態だと、ズームレンズが一番広角側になっているので注意が必要。レンズ24mm (35mm 換算) シャッタースピード1/1250 秒 F4 ISO 320

撮影例

写真3:ズームレンズを望遠側にし て、人物と背景の距離をとる。カメラの高さは低めにして撮影。レンズ105mm (35mm 換算) シャッタースピード1/1250 秒 F4 ISO 320

図1

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