メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

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  • プロダクトレポート
  • 2018年 7月号(No.238)
  • ペーパーレス受付システム 「らくかけくん」
  • 専用ペンを使って申請手続きが行える
    ペーパーレス受付システム「らくかけくん」のご紹介

らくかけくんは、プロジェクションマッピング*1 技術を活用したペーパーレス受付システムです。紙やタブレットが不要で、専用ペンを使って申請手続きが行えるソリューションです。
窓口で申請手続きを行う場合、従来は紙の申請書の記入箇所が分かりにくく、申請に時間がかかっていました。一方、窓口担当者や事務員にとっては、利用者からの問い合わせ対応やデータ入力作業が発生するなどの課題がありました。
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)は、利用者の利便性が向上し、窓口担当者や事務員の業務効率化を可能とするペーパーレス受付システム「らくかけくん」を提供します。

*1: プロジェクションマッピング…物体の表面にプロジェクターで映像を投影する手法。本システムではこの技術を用いることで、タッチパネルのような視覚効果を産み出し、利用者に違和感のないユーザーインターフェースを実現しています。

らくかけくんの特長
●プロジェクションマッピング機能
  • プロジェクターによる広い投影領域を活用することで、どなたにでも見やすい、大きな文字を投影することができます。
●ガイダンス表示
  • キャラクターによるガイダンスが記入箇所に応じて表示されるので、利用者の利便性向上が期待でき、係員への問い合わせ削減、記入不備削減による窓口業務の負荷軽減に貢献します。また、多言語のガイダンスを用意することで、通訳なしで手続きできます。
●書きやすいペンによるユーザーインターフェース
  • 利用者は、投影されたイメージに専用のペンを使って直接書き込むので、紙に書いているような感覚で、直感的に操作できます。
●リアルタイム文字認識
  • 利用者が入力した文字はリアルタイムに文字認識され、瞬時にデータ化されます。コンピュータ処理のためのデータ入力作業が不要となり、窓口業務を効率化できます。
●ペーパーレス
  • 紙を利用することで課題となっていた書類の保管場所確保が不要になります。また原本紛失や個人情報流出等のリスク低減、および管理費用を削減することができます。

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導入実績
●豊島区実証実験
  • 2018年3月に、豊島区役所様向けに税証明の手続きを対象とした、ペーパーレス受付システム「らくかけくん」の実証実験を実施しました。実験では、税務課の窓口に専用記載台を設け、上方のプロジェクターから申請書の記入項目のイメージを映し出します。日本語、中国語に対応し、住民は専用のペンで氏名や住所などを順次入力します。利用者が入力した文字はリアルタイムに文字認識されデータ化し、職員の端末で確認できます。
  • 今後MDISでは、実証実験の結果を踏まえサービス向上を目指していきます。さらに、対象業務を拡大し、金融機関、自治体、旅客事業会社等の窓口業務の導入に向けた対応を進めていきます。

「らくかけくん」イメージ図

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導入のメリット
●利用者のメリット
  • ・待ち時間が減少
  • ・紙よりも記入場所が分かりやすい
  • ・プロジェクターが映す文字が大きく高齢者も見やすい
  • ・多言語対応により通訳なしで手続き可能
●導入機関のメリット
  • ・申請書のデータ入力作業が不要
  • ・入力文字の確認機能などで書類不備のリスクが減少
  • ・業務効率化で他の仕事に割ける時間が増加
  • ・保管、管理する書類が減少

※らくかけくんは、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の商標です。

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