メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2004年 10月号(No.99)
  • 国立大学法人横浜国立大学教育人間科学部 附属横浜小学校
  • 「サーバベースクライアントシステム」導入事例
  • 教育用PCをサーバで集中管理
    教職員の負担が軽減され授業も円滑に

1910年創立という長い歴史を持つ国立大学法人横浜国立大学 教育人間科学部 附属横浜小学校。古き良き伝統を守りつつ、先進的な教育も積極的に展開する同校では、PCとインターネットを活用した情報教育にも早くから取り組んできました。
同校では、ここ数年より教育へのPC利用が急速に進展、職員のPC管理の負担が増大し、新たなシステムの構築が必要となりました。そこで、アプリケーションやネットワークをサーバで一括して管理することが可能な三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)の「サーバベースクライアントシステム」を導入。職員はPC故障時の対応やウイルス対策の手間から解放されるなど、同システムは円滑な授業の進行に大きく貢献しています。

画像:小学校外観

人物写真

副校長
赤松 理

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情報教育担当
岩澤 尚彦 教諭

故障やウイルス対応に追われ
管理負担が増大

 「本校は、横浜国立大学教育人間科学部の附属小学校として『普通教育』、『教育実習』、『実践的な教育研究』の3つを使命に掲げています。とりわけ『実践的な教育研究』には注力しており、PCとインターネットを活用した情報教育には早くから取り組んできました」と、赤松理副校長は教育方針について語ります。
 同校は1998年、横浜国立大学と共同で校内LANの整備に着手。職員室や各教室、情報教育を行うメディアルームなど、校内全体で約100台のPCを導入し、情報システムを充実化させました。
 しかし、児童が使用する情報教育用のPCが増加するに伴って、故障やウイルス感染の対応など、管理の面で負担が多くなってきました。
 情報教育担当の岩澤尚彦教諭は「操作に不慣れな児童が、授業中にPCの設定を書き換えてしまうことがあるため、授業終了後、1台1台チェックする必要がありました。また昨年の夏はウイルスに感染、幸い夏休みに差しかかっていたため授業に影響はありませんでしたが、休日返上でその対応に追われました」と、当時の苦労を振り返ります。

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OS・アプリケーションは
サーバで集中稼働

画像:児童

 PCの管理負担を軽減するため、岩澤教諭は、以前から興味のあったMDITの「サーバベースクライアントシステム」の導入を検討。MDITの担当者から詳しい説明を受けた結果、同校にふさわしいシステムと判断しメディアルームに「シンクライアントサーバ」1台、「三菱サーバベースクライアント」20台を導入しました。
 「サーバベースクライアントシステム」は、OSとアプリケーションを集中稼働させる「シンクライアントサーバ」と、画面表示やマウス・キーボードなど限定した操作のみ実行可能な「三菱サーバベースクライアント」から構成されます。「三菱サーバベースクライアント」にはハードディスクが存在しないため、故障が少なく、ウイルスの感染を心配せずに安心して使えるのが大きな特長です。
 メディアルームでは、主にインターネットを使って情報を集め、自ら考え抜く力を育てる“調べ学習”が行われています。高学年になると、調べた結果をプレゼンテーション用のアプリケーションを使って発表したり、クラス全員でホームページを作成するなど、ユニークな授業が繰り広げられています。

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クラス全員でデータ共有でき
授業の進行も飛躍的に向上

 「アプリケーションもネットワークも、サーバで一括して管理でき、メンテナンスが非常に楽になりました。また、児童が作成したファイルなどを一元管理できるのも大きなメリットです。教師として、児童一人ひとりがどのようなデータを持っているのか把握することは大事ですから」と、岩澤教諭は導入効果を語ります。
 クラス全員でデータ共有できる環境は、授業にも大きな変化を与えています。例えば、ホームページを作成する際も、サーバにアクセスするだけで、クラス全員のデータを容易に抽出・加工することが可能。リンクを張り合わせる作業が簡単に行えるようになりました。また、児童が作成したファイルをプロジェクターに映し他の児童に紹介する場合も、サーバを通じて手軽に行えるため、授業の進行もスムーズになりました。
 さらに岩澤教諭は、「三菱サーバベースクライアント」が液晶画面のみのシンプルな構造である点も高く評価します。「余計なスイッチがなく、起動・終了もサーバで行えるので、使い勝手がよいと他の先生からも好評です。また、デスクトップPCのように場所を取らないので、机の上にノートを開く作業スペースが確保でき、児童たちも喜んでいます」と、笑顔で語ります。

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ネットワークの構成を変えず
スムーズな導入を実現

 ネットワークの構成を変えずに導入することができ、工事もわずか1〜2日間で終了。同校が「サーバベースクライアントシステム」の構築にあたって、特に苦労はなかったようです。岩澤教諭は、その理由を次のように分析します。「本校のネットワークの状況をMDITが熟知していたおかげで、スムーズに導入できました。導入後のトラブルもなく、快適に利用できています」
 また、以前から使用していたデスクトップPCについては「三菱サーバベースクライアント」と併用することができ「最小限の投資で最大限の効果が得られました」と、満足そうに話します。
 同校では、より有意義な教育活動を行うため、他校とのコミュニケーションも積極的に行っています。「サーバベースクライアントシステム」導入後は、その有用性を広く伝えるため、他校の情報主任の先生を対象に研修を実施しました。研修を担当した岩澤教諭は「他校の先生方からも大変評判がよく、今後は学校関係を中心に『サーバベースクライアントシステム』が広まっていくのではないでしょうか」と、予想されます。

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自身を表現するツールとして
PCの必要性を指導

 「『サーバベースクライントシステム』には無限の可能性を感じます」と語る岩澤教諭。今後、同校では、校内PCを完全に「サーバベースクライアントシステム」へ移行していく考えです。
 「PCを通じて、学ぶ楽しさをいかに伝えるか。これが私の本来の仕事です。これからはシステムを活用して、児童たちにどのような“学び”を提供できるか、じっくりと考えていきたいですね」と、岩澤教諭は今後のテーマについて語ります。
 また赤松副校長は、「本校では、児童の『自己決定力』『自己責任能力』『関わり合う力』を伸ばすことに重点を置いています。インターネットを通じて何かを調べ、学び、発信することは、それらを養うのに最適だと考えます。しかし、相手の見えないインターネットの世界では、『関わり合う力』が特に大切となります。単にPCの操作を教え込むのではなく、自分自身の思いを伝えたり、叶えたりするツールのひとつとしてサーバベースクライアントを上手く使いこなせるよう指導していきたいと思います」と、最後を締めくくりました。

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説明図

システム構成図

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