メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2004年 12月号(No.101)
  • 株式会社オーディンフーズ
  • 統合情報システム導入事例
  • 急成長の宅配ピザチェーンが構想する
    新たな挑戦を支える革新システム

約200 店舗を持つ業界3位の宅配ピザチェーン「テン・フォー」。株式会社オーディンフーズは、北海道を中心に九州・沖縄まで全国に「テン・フォー」を展開しています。1990年の創業以来、急成長を続けてきたオーディンフーズは、日本人の味覚に合う味と徹底したローコスト・オペレーションを追求してきました。
オーディンフーズでは、チェーンの拡張と新たなビジネスの可能性を拓くため、お客様のニーズに的確に応えることのできる、先進的な情報システムの導入に取り組んできました。同社が2002年からスタートした情報化構想は、先行して導入されたPOSシステムとそのサポートサービスの実績が高く評価された、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)の提案に基づき進められました。
オーディンフーズでは、MBより、ハードウェア、ソフトウェア、遠隔監視、ミドルウェア、サーバOSまでを含めたワンストップサービスの提供を受け、より競争力の高い宅配ビジネスの確立を目指しています。

画像:ピザと本社

人物写真

代表取締役
長谷川 英直

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取締役
上田 岳史

成功の秘訣は、徹底した
ローコスト・オペレーション

 オーディンフーズの成功の秘訣は、徹底したローコスト・オペレーションです。代表取締役の長谷川英直氏は、「長年、流通ビジネスの現場に携わってきたノウハウを注ぎ込み、単なるピザチェーンに終わらない“宅配小売ビジネス”を展開したいと考えています」と語ります。
 宅配ピザの大手全国チェーンがLサイズで2,000〜3,000円台のところを、1,000円前後という低価格に抑え、日本人向けの味と相まって、お客様から大きな支持を得ています。
 ピザチェーンのローコスト経営を実現するには、食材調達網の確立や配送・人件費の見直しはもちろん、情報システムの整備も不可欠です。オーディンフーズでは、「テン・フォー」チェーンが急成長するにつれ、情報システムにおける課題が明らかになってきました。たとえば、全国を網羅するネットワーク環境の整備、個別に開発されてきたシステムの統合化、店舗スタッフの作業軽減化などです。
 そこで、オーディンフーズでは、基幹業務システム、集中管理センター、グループウェアの3つの基本構想を企画。そして、トータルなシステム構築、サポート体制に多くの実績とノウハウを有するMBとともに、その第1フェーズとして、店舗業務の効率化を目的としたシステムから着手しました。

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店舗業務の効率化と
迅速経営を目指して

 「テン・フォー」店舗では、電話受注、ピザメーキング、配送作業など、限られたスタッフで膨大な負荷の作業をこなす必要があります。そこで第一フェーズのシステム導入では、販売、購買、在庫、販促、勤怠など、店舗における煩雑な管理業務をトータルで効率化できるシステムを導入しました。
 この第一フェーズでは、店舗の管理業務を効率化し、スタッフの業務軽減化を図るとともに、経営に直結したデータ集約体制を確立することを目的としました。長谷川氏は、「オーディンフーズにとって、管理のためのシステムと経営のためのシステムを一元化することが、今後の大きなテーマです。第一フェーズはその第一歩と位置づけています」と語ります。
 従来、各店舗の販売データを集計して、本部で把握するまでに約2日間を要していましたが、新システムでは、集計日の翌朝一番で把握が可能になりました。現在、地方都市に集中している「テン・フォー」の出店を、これから競争の激しい都市部へと進展させるうえで、現場データに基づく経営サイドの迅速な意思決定は欠かせません。今回、その基盤作りができたと言えるでしょう。

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本部と店舗、店舗とお客様
の距離を近づける

画像:店舗スタッフと店舗

 システム構築を担当する取締役の上田岳史氏は、第一フェーズのこれまでの成果について「本部と店舗の間、また店舗とお客様との間の、距離を近づけることができたのが、システム導入の大きな効果だと言えるでしょう」と笑顔で語ります。
 本部では各店舗の販売状況が迅速にわかります。店舗からの販売レポートには、コメント欄を多く設けるなど、販売現場の声を新たな店舗戦略に活かす姿勢が伺えます。また各店舗では、お客様の電話番号により、過去の注文履歴や前回の配達に要した時間がわかるなど、得られたお客様情報をサービス向上へとつなげることが可能となりました。
 またオーディンフーズでは、地区マネージャーと呼ばれるスタッフが、地域の複数の直営店舗をマネジメントする体制を採用しています。外出することが多い地区マネージャーは、店舗の販売データを移動中にノートPCでも逐一確認することができます。
 一方、フランチャイズ店舗では、各オーナーに対してシステム導入の意義を説明し、経営効率化への業務改革を、協力して達成するための理解を得る必要もありました。

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チェーン経営の核となる
集中管理センター

 現在オーディンフーズでは、第二フェーズとして、集中管理センターの構築とグループウェアの導入が検討されています。
 集中管理センターは、コールセンターとしての機能を併せ持ち、全店舗のピザ受注業務を集約化するものです。受注は電話またはオンラインで行い、各店舗に指示を送ります。ピザチェーンとしては全国で初めての試みです。集中管理センターがすべての受注機能を持つと、店舗はピザメーキングと配送のみのシンプルな作業の場となり、一層経営効率化を図ることができるでしょう。
 さらに、オーディンフーズが目指す集中管理センターは、顧客情報の統合化とリアルタイムの分析を可能とし、より戦略的なビジネス展開を実現します。単なるコールセンターのような受動的な役割ではなく、データ分析に基づき販売促進を企画立案し、情報を発信する、まさにお客様との密接なコミュニケーションセンターの役割を担うものです。この構想は、新たな宅配ビジネスを創造するうえで不可欠なものと言えるでしょう。
 また第二フェーズでは、すでに導入済みのデータウェアハウスサーバ「DIAPRISM」を用い、各店舗のデータ分析を即時に経営に活かすリアルタイム経営の確立を目標としています。さらに、業務の効率運用を目指したグループウェアの導入も行う予定です。

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宅配小売のノウハウを活かし
新たな生活産業に挑戦

 全国の幅広い地域で、商品を30分以内に、しかもローコストで届けることができる・・・。オーディンフーズが培ってきた革新的な集約体制を、新たなビジネスにも活かしたい・・・。
 オーディンフーズは、特定のお客様や商品に固執するのではなく、お客様に合わせて、その時その場のニーズに合った多様なサービスを提供することを目指しています。高齢化社会に対応したオールド世代に愛される「テン・フォー」の新メニュー開発はもとより、ローコスト宅配のノウハウを活かした、新たな生活産業の可能性を切り拓こうとしています。
 「テン・フォー」が約200店舗を達成し、いまオーディンフーズは新たなスタート地点に立ったところです。すでにレストラン事業やドッグシャワーハウス事業を展開するなど、新たな生活産業のコーポレート化へのチャレンジが始まっています。集中管理センターはその中核機能として位置づけられ、まず北海道センターが2005年の春にスタートする予定です。
 新たなビジネスを創造するオーディンフーズの挑戦は、いま加速しようとしています。

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説明図

システム構成図

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