メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2006年 4月号(No.115)
  • ナラサキ産業株式会社
  • データセントリックソリューション DS 「Entrance DSシリーズ」導入事例
  • 既存オフィスサーバ資産を継承しながらシステムを統合
    さらにデータの一元管理とともに、全体最適化を実現

明治35 年(1902年)に創業されたナラサキ産業株式会社は、1世紀を超える歴史を通じて幅広い分野に事業を拡大してきました。現在は、各種電子機器類を扱う機器部門をはじめ、エレベーター・エスカレーターなどの設備機器を手がける建築設備部門、FA(ファクトリーオートメーション)部門、情報通信部門、食品製造プラントなどを手がける産業システム部門、建材部門、さらにはエネルギー部門まで幅広い分野で事業を展開しています。
ナラサキ産業では、多角的に展開するビジネスを拡大・再編するなかで、より迅速な意思決定を実現するために、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)を通じて、三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)のソリューションサーバ「Entrance DSシリーズ」を導入。今まで培ってきた貴重な経営資産を継承しながらシステムを統合し、全体最適化による効率経営と事業継続性の向上を実現しています。

画像:ナラサキ産業本社

東京・茅場町にあるナラサキ産業本社

人物写真

経営企画部
IT戦略課 課長
屋敷 進

人物写真

経営企画部
IT戦略課
川口 豊

プラントから“北海道の名産品”まで
多角経営による幅広い事業分野

 北海道室蘭での港湾運送業からはじまったナラサキ産業の1世紀を超える歴史は、その後、商社機能などを加え、現在では幅広い分野で事業を展開しています。
 「当社では、プラント・機械、建設資材、電源設備、新素材など、専門性の高い商材を多く扱っています。そのなかで、北海道の食の厳選素材をお届けする通販サイト『北北便(ほくほくびん)』はユニークな存在です。この通信販売事業は、北海道支店のスタッフが出張時に各地のおいしいこだわりの名産品に着目し、生産者や造り手を応援していきたいと考えていたことが、きっかけになりました」と経営企画部IT戦略課 課長の屋敷進氏は語ります。

▲ ページトップに戻る

基幹システム再構築のポイントは
既存資産を継承・活用できること

 ナラサキ産業では、販売管理をはじめとした各種の業務システムを全国の拠点ごとにMDITのオフィスサーバ「RX7000」「PSERV」を設置して分散運用していました。業務内容が広範に及んでいるだけでなく、部門ごとの業務形態が大きく異なっているため、ネットワーク環境に合わせて、部門や拠点ごとにシステムを分けて部分最適化してきたわけです。しかし、より迅速な意思決定によるスピード経営を実現するために、企業の情報システムの全体最適化を目的とした基幹システムの再構築を決定。各拠点のサーバを統合し、東京本社へ集中化することを決めました。
 「基幹システムの再構築に関しては、既存の経営資産を継承し、活用できることが必須条件でした」と屋敷氏は当時を振り返ります。
 ナラサキ産業の業務は、石油や建材、電機製品、プラント構築など、専門性の高い分野だけに、そこで磨かれたシステムとノウハウは、業界独特の商慣習や手続きを反映した貴重な経営資産です。これらの既存のシステム資産を継承しながら基幹システムの再構築を迅速かつ確実に実現することが最重要視されました。
 「システム導入については、オフィスサーバの納入と既存資産の移行に関して実績が豊富なMBに提案いただきました。その結果、今までの経営資産を継承しつつ分散運用してきた情報システムの統合化・全体最適化を実現できるEntrance DS シリーズの導入を決めました」と屋敷氏は語ります。
 Entrance DS シリーズへの移行作業は、既存のデータをはじめ、アプリケーションについても、スムーズに進みました。システム統合のために一部アプリケーションの修正や、設定作業で検討すべき課題もありましたが、Entrance開発元であるMDITとの連携のもと、MBからしっかりとしたテクニカルサポートも受けたことから、ナラサキ産業では日々の通常業務を行いながらも予定期間内の移行を終えました。

▲ ページトップに戻る

ネットワークを再構築して
スピードと信頼性を向上

 ナラサキ産業では、システム統合にあたり、企業情報システムの生命線であるネットワークの強化を図りました。ネットワーク診断から構築、運用・保守まで一連のサービスを提供しているMBの提案により、東京本社と各拠点を結ぶVPN(Virtual Private Network)を構築。さらに東京本社・北海道支社間は万一に備え通信基盤を冗長化しました。このネットワーク強化により、スピードと信頼性が大きく向上し、本社で全国のデータをほぼリアルタイムに把握できるようになっています。

▲ ページトップに戻る

東京と北海道でデータ交換を行い
ディザスタリカバリを実現

画像:通販サイト「北北便」

「北海道の食の逸品」をお届けする通販サイト「北北便」

 ITシステムが企業活動の中枢を担うようになった現在、システム障害に伴うビジネスへの影響は計り知れません。システムをいかに安全に運用するかが企業の至上命題になっているなかで、災害時のリスク対策が注目されています。
 「今回のシステム統合では既存資産の有効活用に加え、事業継続性の向上、いわゆる『ディザスタリカバリ』機能も、システム刷新の目的の一つにしています。地震などの災害や不測の事故の際にも、これまでの貴重な経営資産を失うことなく、しかも速やかに他拠点が業務を引き継いで、お客様に迷惑をかけない体制を実現しました」と経営企画部IT戦略課の川口豊氏は語ります。
 ディザスタリカバリに関して、東京本社の「Entrance DS 860r」と北海道支社にバックアップ用に設置した「Entrance DS 360f」でデータ交換を行う方式を採用しました。東京本社のEntrance DS 860rが災害等で使用不能に陥った場合でも、北海道支社のEntrance DS 360fがそれまでのシステムデータを引き継ぎ、全国拠点の業務を担うことで事業継続性の向上を実現しています。

▲ ページトップに戻る

新たな歴史の創出に向けて
さらなる改革を推進

 今回のシステム構築で、ナラサキ産業はシステムの統合による全体最適化、ネットワークの強化による信頼性ならびに性能の向上と、事業継続性の向上を実現しました。日常業務における、処理スピードの向上とバックアップ業務の効率化による作業時間短縮効果も見逃せません。「日次更新データのバックアップは、 Entrance DSの高速ディスクバックアップ機能により、従来のテープバックアップ時と比較して、ほぼ1/2に時間短縮されました」と川口氏は語ります。
 「今回のシステム統合で経営資産の一元管理とともに全体最適化を果たすことができました。今後は他のシステムと有機的に連携させ、より経営に直結したITを目指していきます」と屋敷氏は語ります。
 1世紀を超える歴史を持つナラサキ産業は、新たな歴史の創出に向けて、さらなる改革を推し進めていきます。

▲ ページトップに戻る

説明図

システム構成イメージ図

▲ ページトップに戻る