メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2006年 11月号(No.121)
  • 株式会社つくし工房
  • 「業務統合管理ポータルシステム」導入事例
  • 既存資産を活かしたシステム再構築と
    ポータル活用により顧客満足度向上を実現

株式会社つくし工房は、工事現場などで用いられる「安全第一」などの看板に代表される、安全標識や工事用保安機材、安全用品などの企画・制作から販売までをトータルに手がけています。
「安全・防災」と「衛生・快適」をキーワードに数多くの製品を提供している同社では、お客様へ提供するサービスをさらに高めていくため、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)をパートナーに、既存の基幹業務資産を継承しながら業務システムを再構築しました。新たに導入した情報系システムと基幹系システムとの連携をはじめ、必要な情報に簡単にアクセスできる「ポータルサイト」の構築により、業務の効率化とともに顧客サービスのさらなる向上を実現しています。

画像:安全標識画像:安全ダイジェスト

つくし工房が業界に先駆けて本格的に商品化したイラスト付きの「安全標識」(左)と労働安全衛生法及びその関連法規をわかりやすく解説した「安全ダイジェスト」(右)

人物写真

代表取締役 社長
星野 照生

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総務部 経理課 係長
坂本 義一

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総務部 主任
三浦 百合子

既存資産を活かしながら
業務システムを再構築

 つくし工房は、1964年の創業以来、様々な標識類をはじめ、保護具・安全用品や快適性を高める製品を提供しています。工事現場でよく目にする「只今工事中です」とおじぎをしているイラストの安全標識は、同社が日本で初めて本格的に商品化したものです。
 同社では業務処理においても早くからIT化に取り組み、1990年代初頭には販売管理システムを導入しました。その後も様々な業務システムを導入するなど情報化を推進してきました。
 「旧システムでは基幹系のソリューションサーバを中心にシステムを運用してきました。しかし、今まで以上に業務を効率化し顧客満足度を高めていくためには、ソリューションサーバで培ってきた経営資産を継承しながら、オープン系の情報システムと融合することが不可欠だと判断しました」と代表取締役社長の星野照生氏はシステム再構築の理由を語ります。
 2004年1月にスタートしたシステム再構築は、基幹系の売上・仕入データ・納期情報管理、電子帳票システム「e-image」、就業システム「ALIVE Solution TA」、データウェアハウス「DIAPRISM」などを連携した社内情報管理の一元化をはじめ、ネットワークの再構築、グループウェアの移行など多岐に及びました。
 「今回のシステム再構築では、ソリューションサーバの信頼性とオープン系システムの柔軟性という双方の長所を活かしています。ソリューションサーバは、コンピュータウイルス感染やネットワーク経由の情報漏洩に強く、セキュリティー面も含めた信頼性を高く評価しています。信頼性と柔軟性を保持しながらソリューションサーバとオープン系を連携することにより、基幹業務データをより有効に活用できるようになりました。特に販売管理システムで管理している販売・製品情報を各端末でリアルタイムに把握できるようになったため、注文処理をはじめとした一連の業務に迅速に対応でき、顧客対応を含め業務の生産性が向上しています」と星野氏は語ります。

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ポータルサイトの構築で
情報活用を促進

 新たに構築されたシステムでは、必要な情報に簡単にアクセスできるポータルサイト「つくしポータル」が導入されています。経営トップの立場として、全社的な情報活用の環境を整えることで、顧客満足度を高めたいという星野氏の決意が込められています。
 つくしポータルの導入により、スケジュール管理をはじめ、社員で共有すべき情報を電子掲示板に掲載するなど情報共有化が推し進められました。この結果、営業部門、スタッフ部門をはじめ各従業員の情報活用が促進され、顧客サービスの標準化を実現しています。
 また、システム再構築に伴い進めていた取引先登録が完了したことにより、部門ごとの取引相手の詳細なデータが参照できるようになりました。
 「取引先の部門ごとのデータを確認することで、個々の顧客に適したきめ細かな対応を実現しました」と総務部主任の三浦百合子氏は語ります。

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情報系システムの活用で
業務の抜本的改善を実現

画像:「つくしポータル」

全社員が必要な情報に簡単にアクセスできる「つくしポータル」

 今回のシステム再構築では、様々なオープン系の情報システムが活用されています。
 つくし工房が取り扱う製品は、商品マスターデータベースに登録されているもので約10,000アイテム以上あり、そのため取り扱う帳票数は膨大な数に及びます。
 「電子帳票システム『e-image』を導入し、帳票を電子化して管理することで、従来の紙ベースによる台帳管理に比べ帳票検索が飛躍的に向上するとともに、画面確認で済むため、保管場所・印刷代の面でもコスト削減できました。操作性も直感的なインタフェースで簡単に扱えるので、誰でもすぐに使いこなしています」と情報系システム担当の総務部経理課係長 坂本義一氏は語ります。
 就業管理にはWebアプリケーションの就業システム「ALIVE Solution TA」が活用されています。星野氏は次のように語ります。「今の時代は組織の規模に関わらず部下の管理がしっかりできることが重要です。『ALIVE Solution TA』を導入することで、経営者及び各部門の管理者の就業管理業務が適切に分担され、ワークフロー化されました。これにより、管理業務の負荷軽減とともに、各管理者が部下の就業管理をこれまで以上にしっかりとできるようになりました。さらに管理される従業員も、就業情報の登録、確認作業を効率的に行うことができ、就業に対する自己管理の意識も向上しています」
 さらに、新たなビジネスに結びつけるデータウェアハウス構築の取り組みも進められています。星野氏は「現在の売れ筋商品が何なのかというのは長年の経験で直感的にわかりますが、コンスタントに売れていても目立たない優良商品の分析にはデータウェアハウスの活用が不可欠です。「DIAPRISM」「DIAOLAP for Microsoft Excel」を活用し、様々な分析をすることで新商品開発に活かしていきます」と語ります。
 このように広範囲に及んだ今回のシステム再構築について、星野氏は「既存資産を継承しながら最新技術を導入するうえで、MBはWindowsサーバ構築技術に精通したSEをはじめ、様々なエキスパートが緊密に連携して提案から保守まで対応しています。今後も良きパートナーとして協力していただきたいと思います」と語ります。

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独創的な発想と高い技術力を活かし
「安全」を実現する製品を創出

 星野氏はつくし工房の将来に向けて次のように語ります。「今回のシステム再構築でスタッフ部門から営業部門に至るまで、業務の効率化、経営管理の精度向上、顧客満足度を高める仕組みができました。今後は、データ活用をより進展させることで付加価値を高めたサービスを提供していきます」
 独創的な発想と高い技術力を活かし、理想の「安全」のカタチを生み出してきたつくし工房は今年40周年を迎えました。これからも安全標識のパイオニアとして、豊かな知識と経験を活かすとともにIT活用を積極的に推進することで、「安全」を実現する様々な製品を創出していきます。

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説明図

システム概要図

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