メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2007年 1・2月号(No.123)
  • 小田急商事株式会社
  • データ分析プラットフォーム「DIAPRISM」導入事例
  • 高速かつ多角的な商品・顧客分析により
    営業部門の戦略的意思決定を支援

小田急商事株式会社は、都市型スーパーマーケット「Odakyu OX」によるストア事業、コンビニエンスストア「Odakyu MART」、駅構内売店「Odakyu SHOP」などのショップ・CVS(コンビニエンスストア)事業、暮しに「ゆとり」と「うるおい」を届ける専門店・外販事業を展開しています。
同社では、多様化する顧客ニーズをより早く的確に捉え、商品計画に反映していくために、三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)の「DIAPRISM」をプラットフォームとした商品分析システムと顧客分析システムを構築。スピーディかつ多角的な分析を実現することで、営業部門における戦略的意思決定を図っています。

画像:「Odakyu OX成城店」

2006年秋にオープンした「Odakyu OX成城店」。厳選された品揃えにより、本物の「美味しさ」「品質」がいつでも手に入る

人物写真

企画管理本部
システム企画グループ
シニアグループリーダー
揚石 豊和

人物写真

企画管理本部
システム企画グループ
野村 竜彦

顧客ニーズの多様化にスピーディに対応する
データウェアハウスを再構築

 都市型消費者向けに小売事業を展開する小田急商事にとって、顧客のライフスタイルの変化やニーズの多様化に的確に応えていくことは経営の最重要課題のひとつです。そのために同社では、運営する店舗の顧客ニーズを“個客”ニーズと位置づけ、単品レベルでの商品購買傾向の分析、地域ごとの顧客の購買特性などについて、きめ細かな分析を行える環境づくりを進めてきました。
 同社の顧客戦略を支えてきたのが、3年前に構築したセントラルデータウェアハウスです。すべての販売情報を蓄積するとともに、必要な情報の検索と分析を通して商品の品揃えや販促企画に役立ててきました。
 「セントラルデータウェアハウスは、大量の情報を一括して効率的に蓄積するうえで有効です。しかし、必要な情報の検索・集計に時間がかかるため、店舗の営業部門において活用の頻度がそれほど高くないという課題がありました。そこで、より高速な検索・集計を実現する新たなデータウェアハウス構築計画が具体化しました」と企画管理本部 システム企画グループ シニアグループリーダーの揚石 豊和氏は語ります。
 今回のデータウェアハウスの再構築では「営業部門の戦略的意思決定をITによって支援する」ことがコンセプトに掲げられました。揚石氏はこう語ります。
 「今回のコンセプトに沿ってデータウェアハウスの再構築に取り組むうえで、最初に取り組んだことは営業部門が何に最も困っているのかを把握することでした。その悩みは多種多様です。従来は個々に対応してきましたが、一貫性をもって効率的に対応していくためには、営業部門が自在に分析できる環境を提供することが不可欠だと考えました」

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ひと月で約2,000万件に及ぶデータを
高速に検索・集計

 システムの機能や運用保守の面でデータウェアハウスに携わった企画管理本部 システム企画グループの野村 竜彦氏は、データウェアハウスの再構築について次のように振り返ります。
 「営業部門が積極的に利用するデータウェアハウスにするためには、ストレスなく利用できることが重要です。特にレスポンスと使いやすさを重要視しました。当グループの商品販売情報はひと月あたり約2,000万件にものぼります。この膨大な情報を本部に集約し、翌日の16時までに日次決算(仕入/売上)として確定するとともに、これらのデータベースの中から必要なときに必要な情報を高速に検索・集計できる環境を提供していかなければなりません。そのためには、迅速な検索と容易な分析が実現できるデータ分析プラットフォームの選定が大きなポイントになりました」

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高速検索・集計と多角的な
角度での分析で利用率を向上

画像:Odakyu OX

お客様の毎日の食卓に「健康・安心・安全」を届ける上質な都市型スーパーマーケット「Odakyu OX」

 データ分析プラットフォーム導入に関して、揚石氏は早い段階からMDITの「DIAPRISM」に注目していました。「高速検索・集計を実現するためには、最もシンプルなデータベース構造であるフラットファイルによるプラットフォームが最善と考えており、この分野で豊富な実績と高い評価がある DIAPRISMを選択しました」
 また営業部門が自在に使えるシステムとするために、食品スーパーを中心に実績豊富で操作性の高い、データコム株式会社の商品分析システム「d3」と顧客分析システム「Customer Journal」を採用。2006年7月から小田急商事の商品戦略、顧客戦略を支える新しいデータウェアハウスが稼働しています。
 導入効果について、野村氏は次のように語ります。
 「従来では、欲しい情報を検索するのに1件あたり10〜15分もかかっていましたが、DIAPRISMを導入してからはわずか5秒で検索できます。商品分析では、売れ筋だけでなく在庫の回転期間が長い商品の把握も簡単に行えます。様々な角度からの分析が可能になったため、分析結果を元に新商品のマーケティング、商品計画における仮説の検証など、仕入、販促を含めより効果的な情報活用が可能になりました。顧客分析では、FSP(Frequent Shoppers Program)戦略を積極的に推し進めています。
 この結果、小田急沿線のエリア特性に合わせた店舗作りなど、きめ細かな、そして質の高いサービスの提供を実現できました」

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データウェアハウスのさらなる活用で
スピード経営の実現をサポート

 営業部門が必要とする様々な情報をスピーディに見られるようにしたい、という企画部門のねらいは、DIAPRISMを基盤とした商品分析システムと顧客分析システムの実現により達成されています。
 「このたび再構築したデータウェアハウスについて、ヘルプデスク部門に建設的な意見・要望が寄せられています。これも営業部門が積極的にデータウェアハウスを活用していることの表れと見ています」
 データウェアハウスのさらなる活用について、野村氏は次のように語ります。
 「今回のデータウェアハウス再構築で、スピーディにデータを活用する基盤が整いました。同時に進めていたネットワーク再構築では、各店舗の事務所までブロードバンド化を実現しました。今後は無線LAN環境を構築して、各店舗の販売現場で必要な情報を検索、分析できるようにしていきます」
 データウェハウスの活用は、営業部門だけにとどまりません。
 「従来は、経営層からの気になる商品の販売動向についての問い合わせに対して、営業本部やバイヤーが調査に奔走するということがありました。しかし今では、経営層においても必要な時に必要な情報を簡単に検索、分析できるようになりました。今後も経営層に向けて、より簡単な操作で高度な分析環境を提供することにより、スピード経営の実現をITによってサポートしていきます」と揚石氏は力強く語ります。
 DIAPRISMを基盤とした商品分析、顧客分析システムを構築した小田急商事は、「Foods Entertainment 〜おいしいおもてなし〜」をキャッチフレーズに、今後もお客様のニーズに適したこだわりの逸品を提供していきます。

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説明図

システム構成イメージ図

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