メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2007年 7月号(No.128)
  • トライアドジャパン株式会社 かもめ薬局北里健康館
  • 三菱保険薬局システム「調剤Melphin/mk II」 導入事例
  • 薬局業務の効率化と電子薬歴の活用で
    患者様サービスの向上を実現

医薬分業が進展するなか、地域に密着した“かかりつけ薬局”が果たす役割はますます大きなものとなっています。全国で24の薬局を運営するトライアドグループの中核をなすトライアドジャパン株式会社では、北里大学東病院に隣接する神奈川県相模原市の「かもめ薬局北里健康館」に株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)が提案した三菱保険薬局システム「調剤Melphin/mk II(メルフィン・マーク II)」と、三菱電子薬歴保存システム「Melhis(メルヒス)」を導入。薬局業務の効率化を図るとともに、患者様の待ち時間の短縮と服薬指導のさらなる充実化を実現しました。

*調剤Melphinは三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の登録商標です。

画像:かもめ薬局北里健康館

かもめ薬局北里健康館では、地域の方々を対象に「健康フェア」を定期的に開催するなど地域貢献活動にも取り組んでいます

人物写真

トライアドジャパン株式会社
代表取締役
野澤 充

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トライアドジャパン株式会社
副社長
竹内 尚子

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かもめ薬局北里健康館
副薬局長
大塚 昌弘

薬局経営と現場に求められる
柔軟性の高いシステムを導入

 1995年に設立されたトライアドジャパン株式会社は、患者・医師・薬局が三位一体となった医療環境づくりを理念とし、臨床薬学実践型の高機能薬局の展開や新薬開発/開発支援、薬剤師職業紹介、薬剤師教育、各種セミナーの開催などを行っています。薬局事業では、健康管理をサポートする“かかりつけ薬局” として、地域のニーズに合わせたきめ細かなサービスの提供を行っています。
 患者様に待ち時間の負担をかけず薬を調剤し、1人ひとりに適切な服薬指導や健康指導を行うには、ITを活用した医薬品情報などの提供が不可欠です。同社では、2004年から薬局システムのリプレースを検討。2006年春に同社が運営する「かもめ薬局北里健康館」に「調剤Melphin/mk II」を導入し、同年5月より本稼働を開始しました。
 システム導入の経緯について、トライアドジャパン株式会社 代表取締役の野澤充氏は次のように語ります。
 「これからの薬局経営において薬剤師の質の向上における差別化は重要な課題といえます。そのためには現場で使いやすい薬局システムが必要です。MBは当社の求めている機能要件を十分に理解したうえで、柔軟性の高い『調剤Melphin/mk II』をベースに最適な提案をしてくれました」
 同社が導入したソリューションでは、パッケージである「調剤Melphin/mk II」を要件に合致したシステム構成で構築したうえで、データのCSV出力機能の改修を行い、同社の薬局業務にフィットするよう提供されています。
 「さらに今後、各拠点の在庫情報や薬剤師データ、服薬指導情報の共有化によって患者様サービスを向上するとともに、会計システムとも連携することで経営の可視化を高めていきます。そのため、メディカル系システムだけでなく、様々なソリューションを提供できるMBの総合力も重視しました」と野澤氏は評価します。

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処方せん受付から会計までの
一連の薬局業務を効率化

 「かもめ薬局北里健康館」は北里大学東病院の近隣に位置し、1日に約250〜300枚もの処方せんを応需する大型薬局です。無菌調剤室を備え、HIT(Home Infusion Therapy:在宅輸液療法)にも対応した高機能薬局で、薬学生や企業からの研修生を受け入れる「研修指定薬局」としての役割も果たしています。
 薬局の日常業務は、患者様からの処方せんの受付から始まり、調剤業務、処方せん・薬歴簿・各種帳票との監査・照合を経て、患者様への薬の受け渡しと服薬指導そして会計を行う、というプロセスが主なものです。
 業務が集中する時間帯では、一連のプロセスの遅延が患者様の待ち時間に影響します。しかし、受付から服薬指導までの時間の短縮は簡単なことではありません。同薬局では、「調剤Melphin/mk II」の導入によって、薬袋や薬歴簿、お薬手帳、薬事情報、調剤録といった各種ドキュメントの処理が効率化され、1枚の処方せんにつき1分程度の時間短縮が実現しました。1日300枚の処方せんを扱うとすれば、トータルで5時間もの時間に相当します。
 法令改正への正確な対応が必要な薬局システムでは、サポート体制も重要視されます。MBでは最大365日対応のカスタマー・リレーション・センター(CRC)で対応しています。かもめ薬局北里健康館 副薬局長の大塚昌弘氏は「例外的な入力方法や法令改正時の対応などで困った時に、的確なアドバイスをいただいています」と評価します。

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薬歴情報の電子化によって
きめ細かな患者様対応を実現

 今回のシステム導入で大きなポイントとなったのが薬歴簿の電子化です。かもめ薬局北里健康館では、これまで患者様ごとの膨大な薬歴簿を薬歴棚に紙ベースで保管していました。薬歴簿は調剤日、処方内容に関する疑義照会の要点等の調剤、患者様の体質、アレルギー歴、副作用歴、指導事項などが記載され、3年間の保管が義務づけられています。
 この点についても「調剤Melphin/mk II」に連動する三菱電子薬歴保存システム「Melhis」は、厚生労働省通達「診療録等の電子媒体による保存について」に定められた3つの基準「真正性(作成者・作成時期、紙文書などと電子化した文書が同一であることが確認できる)/見読性(作成・保存した文書を表示・印刷でき、内容が確認できる)/保存性(定められた期間内でデータを失うことなく保存できる)」を満たしています。
「『Melhis』の導入により、服薬指導記録はドラッグ&ドロップで簡単・スピーディに記録できますし、検索性も高まりました。窓口で服薬指導を行う時に薬剤師の目の前のディスプレイに詳細な薬歴情報や特記事項がハイライトで見やすく表示されるので、コミュニケーションツールとして活用することで、患者様へのきめ細かな対応が可能になりました」と大塚氏は語ります。
 トライアドジャパンの副社長で同薬局長を兼務する竹内尚子氏は「薬歴情報の電子化によって患者様との会話のきっかけを作りやすくなり、より深い服薬指導が実現できました。その結果、薬局としては服薬指導加算の算定率を高めることができました」と導入効果を語ります。

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さらなるサービス充実化に向けた
先駆的な取り組み

 「調剤Melphin/mk II」の導入から約1年。かもめ薬局北里健康館では、受付から会計に至る一連の業務の効率化と薬歴の電子化によって、患者様の待ち時間の短縮、服薬指導の充実が実現しました。現在、会計システムとの連携やバーコードによる薬剤師管理システムとの統合などが進められています。また、今回の実績をもとに同社チェーン店薬局に「調剤Melphin/mk II」の導入が進められています。
 「病院は病気になったら行くところですが、薬局には患者様の日頃の健康相談が多く寄せられます。それだけに、患者様の幸せが自分の幸せと感じられる、患者様本位の薬剤師を育ていくことも重要なミッションです。これからも薬剤師のコミュニケーションスキルなど現場力を高めるとともに、『調剤 Melphin/mk II』を活用することで、患者様サービスをさらに向上していきます」と竹内氏は語ります。
 トライアドジャパン株式会社、そしてかもめ薬局北里健康館は、これからも地域に愛される薬局として、充実した患者様サービスを提供していきます。

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説明図

システム構成イメージ

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