メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2008年 7月号(No.138)
  • 株式会社サニーマート
  • データ分析プラットフォーム「DIAPRISM」、
    商品分析システム、POSデータ開示システム導入事例
  • POSデータ開示システムを活用し
    取引先から「売りにつながる提案」の強化を実現

「安心で安全。健康でおいしい」を基本に、人のあたたかみが感じられる食事を提供する株式会社サニーマートは、高知県を中心とした四国エリアにおいて地域に密着したスーパーマーケット20店舗を展開しています。同社では、顧客のニーズに対応した効率的な売り場づくり、販促活動の促進をめざすために、三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)のデータ分析プラットフォーム「DIAPRISM(ダイアプリズム)」を基盤とした商品分析システムとPOSデータ開示システムを構築。自社のみならず取引先までを含めた販売情報の分析と活用により、商品計画および販促活動の強化を実現しています。

画像:店舗外観

クオリティストアならではの洗練された店舗づくりで四国エリアの多くのお客様に親しまれているサニーマート

人物写真

株式会社サニーマート
管理本部 経営管理部
情報管理 担当リーダー
松木 貴

人物写真

データコム株式会社
代表取締役
小野寺 修一

地域に密着したクオリティストアの
先駆的な取り組み

 株式会社サニーマートは、こだわりのある品揃え、楽しい発見のある売り場づくり、笑顔の接客などにより、クオリティストアとしての洗練された店舗づくりで地元の多くのお客様に親しまれています。また、スーパーマーケット内に料理のアドバイザーコーナーを設置するなど、先駆的な試みにも積極的に取り組んでいます。
 近年、同社の主要な商圏では、競合となる大手全国チェーンの進出が続いています。直面する経営環境の変化について、管理本部 経営管理部 情報管理担当リーダーの松木貴氏は次のように語ります。
 「競争が激しくなる一方で、商圏における人口の推移や、高齢化に伴う世帯構成の変化などによって市場環境も著しく変貌を遂げています。こうした変化に対応して成長していくためには、お客様ニーズにきめ細かくお応えし、地域に根ざした経営をより強化していくことが重要です。そこで、小さな変化も見逃さずに、早急に最善の手が打てる商品分析システムの導入を決定しました」

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単品ベースによる商品分析で
ニーズに合った売り場づくりを実現

 商品分析システムの導入でポイントとなったのは、店舗での販売情報を単品ベースで把握してスピーディに売り場づくりへ反映できること、バイヤーや店長をはじめ店舗スタッフの誰もが簡単に使える操作性を備えていることでした。社内で検討を重ね、総合的な観点から選択したプラットフォームとパッケージ製品について松木氏は、次のように語ります。
 「MDITの『DIAPRISM』はデータ分析プラットフォームとして高速性に定評があり、実績も豊富で安心して導入できること。またデータコム株式会社の商品分析システム『d3』は小売業の現場ですぐに使える機能性、操作性に優れた製品であることを評価しました」(松木氏)
 サニーマートの新たな商品戦略を支える基盤は、2006年春から稼働を開始しました。導入後の効果について、「前日の売上が翌日にはクリックするだけで単品レベルで店舗別や時間帯別、時系列ごとの販売情報が把握できるので、それらのデータを売り場づくりに迅速に反映できるようになりました」と松木氏は語ります。
 特に売れ筋の柱である刺身などの生鮮品や惣菜の分野では、時間帯単位で売り場の動きを分析することで製造量を調節し、販売機会の確保と売れ残りによる廃棄ロスの削減に貢献しています。また全店の販売情報がスピーディに見られることで、他店との競争意識が高まるなど、現場にも変化が生まれました。また、本部からは重要な新商品を店頭陳列せず、販売チャンスを逃している店舗の発見も容易になり、「現場に一歩踏みこんで迅速に改善指示の対応をしていくことができるようになりました」と松木氏は語ります。

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POSデータの開示によって
売りにつながる提案を引き出す

 流通小売業において取引先となるメーカーや卸に対して、売りにつながる提案の活性化を求める声が、このところ高まる傾向にあります。こうした声に対し、販売実績となるPOSデータを取引先に公開し、その分析を通じてより効果的な販売提案を引き出すPOSデータ開示システムが注目されています。サニーマートでは「DIAPRISM」と「d3」によるWebベースのPOSデータ開示システムを構築しました。
 「取引先から優れた提案をいただくためには、販売情報は共有すべき重要な情報資源です。その情報資源を取引先各社に開示し、柔軟に分析していただける仕組みが必要でした」(松木氏)
 現在、同社は取引先159社に対してデータ開示しており、各社からの提案内容に基づき、さらに自社の検討を加えて年間52週の販売計画を立て、販促活動を進めています。
 POSデータ開示システムの導入後、取引先からは提案が積極的に寄せられるようになったと松木氏は話します。「当社の販売数値と全国的な販売数値との対比とか、他の地域や県でどの時期にどんな商品が売れているかなど、それまで捉えていなかった情報が見えるようになりました。全国の商品の動き、消費者のニーズの変化をキャッチし、それを自社商圏で次のアクションに反映できることは、これからの当社にとって非常に大きな成長のカギだと思います」(松木氏)
 例えばメーカーからの指摘や提案を受けて、全国のブームに乗り遅れることなくヒット商品の売りをかけられるようになったことや、「カレーにするDay」や「中華にするDay」といった、従来の同社チェーン店にはなかったプロモーションも行うなど、この1年で早くも店頭の活性化につながっています。
 今回のシステム構築を支援したデータコム代表取締役の小野寺修一氏は次のように語ります。「POSデータ開示は全国でいろいろなスーパーが取り組みはじめていますが、その多くはPOSデータを開示するだけで終わっています。しかし、サニーマート様はリーダーシップを発揮するとともに、取引先と一体になって取り組み、良い提案を積極的に売り場に落とし込むなど有効に活用し、取引先とWin-Winの関係を築いています。この取り組みを今後とも全力で支援させていただきたいと考えています」
 同社のPOSデータ開示システムでは、店舗で使う商品分析システムと同じデザインのわかりやすい画面をWeb環境で実現したほか、多くのメーカー・卸で活用されているPOS分析ツール「Planogrammer(プラノグラマー)」との連携機能を組み込むなど、使い勝手にも配慮しています。これも取引先と一体となった情報共有の強化を図る、同社の先駆的な取り組みの表れといえます。

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見える化の推進によって
スピード経営にも貢献

 「DIAPRISM」をプラットフォームとした商品分析システム「d3」とPOSデータ開示システムの導入により、サニーマートではお客様の満足度をさらに高める仕組みが構築できました。今後の取り組みについて、松木氏は次のように語ります。
 「今回の取り組みにより、今までになかった様々な提案が増え、着実に売上が伸びています。今後は経営管理についても見える化を推進し、よりスピーディーに数値を把握、分析することで、経営層が迅速かつ精度の高い意思決定に役立つ仕組みづくりに取り組んでいきます」と語ります。
 サニーマートはこれからも顧客のニーズに応える品質の高いサービス・商品を提供することで、顧客満足度のさらなる向上を目指していきます。

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説明図

システム構成イメージ

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