メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2008年 8・9月号(No.139)
  • 株式会社アイペット
  • 情報漏洩対策プラットフォーム「CWAT」導入事例
  • ペット向け医療保険の信頼と安心を支える
    先進の情報セキュリティー基盤を構築

「ペットと人間が真に共生していくために」をスローガンに、ペット保険「うちの子」を提供する株式会社アイペットは、2008年4月からの少額短期保険業者としてのスタートに合わせて情報セキュリティー基盤の整備と強化を図りました。同社は、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)を通じて、三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)が販売する情報漏洩対策プラットフォーム「CWAT(シーワット)」を中核とした先進の情報セキュリティー基盤を構築。多数の拠点を効率的に集中管理し、業務への利便性も考慮した同社のセキュアなシステムが、公共性の高いペット向け医療保険の信頼と安心を支えています。

画像:ペット保険「うちの子」

アイペットのペット保険「うちの子」。末永くペットとの暮らしを満喫できるように、飼い主とペットに「安心」を提供している

人物写真

専務取締役
最高情報責任者(CIO)
中嶋 英吉

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システム開発グループ
グループ長
白藤 隆一

少額短期保険業者として
コンプライアンス強化を推進

 株式会社スロー・グループは2004年5月に設立され、同年9月よりアイペットクラブ(健康促進共済事業)が行うペット向け共済の運営業務を同クラブより受託してきましたが、2006年4月1日に施行された改正保険業法に伴い、2008年3月に「少額短期保険業者関東財務局長(少額短期保険)第20号」として登録を完了。同年4月より株式会社アイペットとして事業を開始しました。新たなスタートについて専務取締役最高情報責任者(CIO)の中嶋英吉氏はこう語ります。
 「人間とペットが生活のパートナーとして一緒に末永く健康に暮らしたいというニーズの高まりとともに、当社は事業を拡大してきました。お客様により大きな安心を提供することを目的に、新社名のアイペットとして保険事業のスタートを切りました」
 新制度の施行と同時に新体制へ移行したことは、コンプライアンスに対する取り組みを強化する契機になりました。公共性の高い事業を営む少額短期保険業者として、同社はコンプライアンスを経営上の最重要事項の1つと位置づけています。
 「金融庁のガイドラインに記載されているように、少額短期保険業者の業務の公共性を十分に認識し、法令や業務上の諸規則等を厳格に遵守し、健全かつ適切な業務運営に努めることが重要です。そのなかには、情報セキュリティー体制の整備も含まれます。特に情報漏洩対策を強化し、お客様からの信頼を確立することが、事業の継続と成長のために不可欠でした」(中嶋氏)

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付加価値の高い提案・実績が
導入の決め手に

 2006年10月からシステム構築の具体的な内容が検討されました。システム開発グループ グループ長の白藤隆一氏は次のように語ります。
 「情報セキュリティーの強化には様々な方法がありますが、当社では、全国各地にある拠点に可能な限り厳しいレベルで情報漏洩対策を施すとともに、環境の変化に応じて継続的に、セキュリティー施策を見直していく方針としました」
 システムの中核として、同社が着目したのは内部情報漏洩対策基盤として実績のある「CWAT」でした。
 「検討したセキュリティー製品のなかで、『CWAT』が最も厳しくポリシーを設定でき、その機能に定評がありました。さらに、セキュリティー施策の見直しを自分達で簡単に反映できること、本社から全端末が集中管理できるため、各拠点に担当者を配置せずに効率的に運用できることもポイントとなりました」(白藤氏)
 同社は「CWAT」を導入するにあたって、複数のベンダーからのシステム提案を検討。詳細を検討した結果、MBとMDITによる提案を採用しました。
 「MBの豊富なパッケージソリューションによる提案力、全国をカバーするトータルサポート体制。MDITの大規模ユーザ導入実績と、統合ログ管理ソリューション『LogAuditor for CWAT』によるさらなる活用事例など、付加価値の高い提案をした三菱電機グループの総合力を評価しました」(白藤氏)

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一時承認機能で利便性を確保し
セキュリティーを向上

 「CWAT」の導入は短期間に集中して行われました。全国の拠点をまわり導入作業を進めた白藤氏は「導入の計画段階から、MB・MDITとスケジュール調整や事前準備などを綿密に行いました。お互いに円滑にプロジェクトマネジメントを進めることで、スムーズな導入と運用開始を行うことができました。導入後のサポート対応も非常に満足しています」と語ります。
 同社は、端末操作ログ取得のほか、USBメモリやCD-Rなどの外部メディアへのコピー全面禁止、スクリーンショット取得全面禁止など、徹底して厳しい「CWAT」ポリシーを採用しました。さらに、MBの提案により、不正接続端末のアクセスを排除する「L2Blocker (エルツーブロッカー)」を導入したことで、ネットワーク監視の強化も実現しています。
 セキュリティー強化と業務効率は一般的にはトレードオフの関係にありますが、同社のシステムにおいては、利便性が損なわれないように、禁止操作の一時承認機能が盛り込まれています。この機能は、「CWAT」のポリシーで禁止されている操作であっても、業務上必要な操作であった場合、上長が一時的に利用を承認することができます。また、承認行為もログとして記録されます。
 「例えば、業務上やむを得ずデータを持ち出す場合にも、システム化された上長承認フローによりスピーディーに対処できるので、生産性を損なうことなく業務を遂行できます」(白藤氏)

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効率的なログ管理によって
継続的な改善を促進

 今回の取り組みについて、中嶋氏は次のように語ります。
 「当社は日頃から社員への徹底したセキュリティー教育を実施していますが、このたびの『CWAT』の導入によって、システム面からも情報漏洩を防止する強固なセキュリティー基盤が構築できました」
 同社はこれからも、セキュリティー施策の継続的な改善を進めていく計画です。その1つが「LogAuditor for CWAT」の導入です。
 「『LogAuditor for CWAT』を導入することで、CWATが出力する警告ログと監査ログを定期的に取り込み、部門別や時間帯別などの様々な切り口でアクセス状況を高速に集計・分析できます。その結果をポリシーに反映することで、より効率的な情報セキュリティー管理が可能となります。今後も引き続き、MB・MDITには付加価値の高いシステムの提案を期待します」(白藤氏)
 同社の展望として、中嶋氏は「ここ数年のうちに少額短期保険業者の事業規模を超えることが見込まれ、株式上場も視野に入れた事業展開を進めていきます。これをふまえ、内部統制を見据えたシステム強化にも取り組んでいきます」と語ります。
 アイペットは、最高水準のセキュリティー施策をもとに、これからもコンプライアンス向上を推進することによって、飼い主とペットに「安心」を提供していきます。

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説明図

システム構成イメージ

※CWATは株式会社インテリジェントウェイブの登録商標です。
※LogAuditorは三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社の登録商標です。

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