メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2009年 1・2月号(No.143)
  • 株式会社ウイント
  • データ分析プラットフォーム「DIAPRISM」導入事例
  • 異なるシステムからのデータ統合と多角分析により
    急変する市場での企画・サービス強化を推進

株式会社ウイントは、2006年にライラック商事株式会社と株式会社日本レコード販売網の合併により誕生した音楽・映像ソフトおよび音楽用品・楽器を中心に取り扱う商社です。同社は、消費動向の多様化により、急速に変化し続ける市場に対応するために、三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)のデータ分析プラットフォーム「DIAPRISM(ダイアプリズム)」を導入。合併前の2社の異なる販売システムより、予約・売上・返品データをDIAPRISMに統合/蓄積し、膨大なデータを高速に分析するデータ分析基盤を構築。データに裏づけされた的確な分析によって、企画・サービス強化を推進しています。

画像:ロゴ画像

音楽・映像ソフトおよび音楽用品・楽器の卸売販売を通じて、音楽を愛する皆様に夢と感動を提供するウイント

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執行役員
IT本部長
信達谷 正宏

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情報システム部
システムサポートグループ長
二宮 芳雄

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情報システム部
システムサポートグループ
小林 義典

消費動向の多様化に
データウェアハウスで対応

 音楽・映像ソフトの商社として長い歴史と実績を有するライラック商事株式会社と株式会社日本レコード販売網の合併により誕生した株式会社ウイントは、経営資源を集中し、効率的な活用を図ることで競争力の強化に取り組んでいます。
 同社の特長について、執行役員 IT本部長の信達谷正宏氏は次のように語ります。
 「当社は音楽・映像ソフトおよび音楽用品・楽器の卸売販売を中核に事業を展開しています。現在、エンターテインメント商品の市場では音楽配信やネット販売の浸透などにより販売チャネルが多様化しており、店舗販売においても小売と卸売が一体となって市場のニーズに的確に対応しなければなりません。その一環として、特約店への売れ筋商品情報の提供やコンサルティングにより、ビジネスチャンスの創出を推進しています」
 同社が取り扱う音楽・映像ソフトの市場は、消費者の嗜好や購買方法の多様化により、ヒット商品のライフサイクルが短期化し、需要予測が非常に難しい特性があります。そのため、消費者の購買タイミングに合わせて在庫を揃えるなど、市場の変化にタイムリーに対応できる商品管理が不可欠となります。
 「経営効率を高め、収益を確保していくためには、販売機会を逃さず在庫を最適化する仕組みの確立が必要です。メーカーとは単品単位での取引が増えており、より正確な需要分析に基づいた仕入れが必要となります。そこで検討したのが、経験や勘だけではなく実際の数値に基づいた分析を行うためのデータウェアハウスの構築です」(信達谷氏)

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選定のポイントは
豊富な実績と高速性能、ETL機能

 市場に流通している商品が数十万タイトル、これに毎月数千点の新商品が加わる音楽・映像のエンターテインメント業界。ウイントでは、旧ライラック商事と旧日本レコード販売網の販売システムのデータを統合し、データウェアハウスを構築することによって、より精度の高い需要分析をはじめとしたデータ分析に取り組むことを決定しました。
 「新たなデータウェアハウス構築でポイントとなったのが、合併によりデータ量が今までの倍になったことでした。そこで、重視したのが、膨大なデータをスムーズに扱える高速性です。また、これから当社のデータ分析基盤として安心して長期間運用できる、実績のある製品を検討しました」(信達谷氏)
 また、情報システム部システムサポートグループの小林義典氏は、「今回のシステム構築では合併前の2社のマスタ統合が必要であり、その作業を効率的に進めることを考慮し、ETL(Extract Transform Load)機能に着目しました」と語ります。
 同社は複数のベンダーの製品を総合的に比較検討した結果、MDITの「DIAPRISM」に決定しました。「実績、高速性能、ETL機能と、私どもが検討した要件をすべて満たしているのは『DIAPRISM』だけでした」(信達谷氏)

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データに裏づけされた的確な分析により
メーカー、店舗への企画・サービスを強化

 新たなシステムの構築は2006年12月から開始され、旧2社のデータ統合は、わずか1ヵ月でスムーズに完了。この作業について小林氏は、「旧ライラック商事と旧日本レコード販売網の2社のデータを合わせて数千万件ありましたが、データの抽出、変換、ロードする一連の処理を『DIAPRISM』のETL 機能を使うことで、効率的に開発でき、短期間で両社のデータ統合を実現することができました。また、『DIAPRISM』のETL機能は合併時におけるデータの統合だけでなく、店舗ごとに異なるデータを統合するときにもGUI操作で容易に対応できました」と評価します。
 2007年2月に「DIAPRISM」を中核とした「統合販売情報分析システム」は稼働を開始。旧2社の得意先マスタ・商品マスタ、予約・売上・返品情報などを一元管理し、フロントエンドツールの「DIAOLAP for Microsoft Excel」で定型分析および非定型分析を行っています。
 既存の業務アプリケーションとの連携についても、「社内で容易に開発することができました。さらに『DIAPRISM』の高速検索により、タイムリーな情報提供を実現しています」と情報システム部システムサポートグループ長の二宮芳雄氏は語ります。
 信達谷氏は「今回の取り組みで、効率的にデータを統合するとともに、高速に検索、分析する基盤を整えることができました。実績に基づいた分析により、仕入数や受注の予測をはじめ、併せ買い商品のアドバイス、キャンペーンの提案など、メーカー、販売店に向けた企画・サービスの強化を推進しています」と語ります。

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データ統合・分析機能を駆使して
ニーズへの対応力をさらに向上

 「統合販売情報分析システム」により企画・サービス強化を実現したウイントは、次のステップとして需要予測のさらなる精度向上に向けて活動を展開しています。
 「今後、社内のあらゆるデータを『DIAPRISM』に取り込み一元化し、より多角的な分析を実現することによって、営業活動を支援していきたい」と二宮氏は語ります。
 パートナーである店舗との連携を強化する視点で信達谷氏は、「各メーカーからの情報と消費者の動向を組み合わせ、分析できるようになりました。また、全国チェーン店では地域性なども詳細に把握できます。今後は、店舗ごとのニーズに応える、より精度の高い分析と的確な企画・サービスの提供で、販売店を支援していきます」
 ウイントは、これからも音楽や映像、ゲームなどのエンターテインメント商品を通じて、音楽や映像を愛するすべての人に夢と感動を提供していきます。

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説明図

システム構成イメージ

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