メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2010年 1・2月号(No.153)
  • 白月工業株式会社
  • プラットフォーム統合ソリューション「VMINTEGRA」導入事例
  • ステップ1のサーバ統合を約1ヵ月で簡単導入し
    費用対効果を重視した段階的アプローチによる
    全社的なIT活用を推進

電気工事と制御・生産情報管理、産業電気機器販売、工機メンテナンスを中核に、総合電気設備業を展開する白月工業株式会社。情報基盤の強化に取り組む同社では、エレックヒシキ株式会社を通じて導入した三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(MDIT)のプラットフォーム統合ソリューション「VMINTEGRA(ヴイエムインテグラ)」により、段階的なサーバ統合を実現しました。ステップ1の移行作業を約1ヵ月という短期間で完了し、運用負荷を大幅に軽減するとともに、既存資産を効率的に活用。費用対効果を重視したサーバ統合により、全社的なIT活用を推進しています。

画像:白月工業本社

愛知県名古屋市西区にある白月工業本社

人物写真

技術センター
取締役 センター長
榊原 秀之

人物写真

技術センター
主査
小林 純一

人物写真

技術センター
主任
田中 佑典

ハードウェアの更新で重視した
コスト削減に結び付くIT投資

 1980年代に、パソコンベースのネットワーク環境と業務システムを構築するなど、ITの有効性にいち早く着目し、活用してきた白月工業株式会社では、 2000年に入り、その全社的な活用を本格化するため、サーバをベースとした情報基盤の整備に着手。グループウェアサーバ(社内Webサーバ)やファイルサーバなど順次導入していきました。
 ところが、全社的なサーバ利用率の向上に伴い、ハードウェアの負荷が増大。特に、図面などの大容量ファイルを扱うことが多い事業特性から、ハードディスクの容量不足が懸念されました。また、保守期限切れへの対応も課題となり、新たなハードウェアへの更新についての検討を進めていました。
 ここで同社が重視したポイントが費用対効果。技術センター 取締役 センター長の榊原秀之氏は、単なるハードウェア更新では、投資の決断が困難だったと当時を振り返ります。
 「サーバのリソース負荷や台数の増加に伴い、運用担当者の作業量や設置スペース、消費電力が増大したことを課題として認識していました。ところが、将来的にはさらにサーバ台数の増加も想定されるなかで、要員や設置スペースの増強は、予算面も含めて現実的な選択肢ではありません。単純なハードウェア更新ではなくコスト削減を伴う更新によって、課題を解決することが不可欠だと考えました」

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専門的スキルが不要な
VMINTEGRAの導入を決断

 ハードウェア更新を検討するなかで、白月工業が以前から着目していたのが、仮想化技術によるサーバ統合です。技術センター主査の小林純一氏は、特に資源の利用効率を大幅に向上できる点と、ハードウェアとソフトウェアのライフサイクルを切り分けられる点に魅力を感じたと語ります。
 「利用が集中する時間帯に合わせてスペックの高いサーバを導入すると、それ以外の時間帯では利用率の低い状況が長時間に及ぶことになりかねません。仮想化技術を利用してサーバ統合すればハードウェア資源を共有することで、こうした効率の悪さを解消できます。さらに、OSやアプリケーション相互の依存関係をなくし、作業負荷を軽減することができます。ハードウェアを更新しても、既存のアプリケーション資産は継続して利用できる効果も活かしていきたいと考えました」
 こうした仮想化技術の有効性を認識していた同社は、一方では設計を含めた導入や運用管理に専門的なスキルが求められることに懸念を抱いていました。そこで着目したのが、MDITが提供するVMINTEGRAです。2009年1月の製品発表の直後に検討を開始し、翌月に導入を決定しました。
 「あらかじめリソース設計されたテンプレートにより、専門的な知識がなくても容易に短期間で導入できる点を高く評価しました。また、MDITには、これまで当社でのシステムの構築や稼働後のサポートで実績があり、信頼感や安心感を持てたことも大きい。稼働後も含めて、トータルでコスト削減を実現できると確信できたこともポイントとなりました」(小林氏)

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約1ヵ月の短期間導入で
運用負荷軽減効果を創出

画像:サーバ
白月工業の全社的IT活用を支えるサーバ。段階的にサーバ統合が進められている

 白月工業では、VMINTEGRA導入によるサーバ統合にあたり、3ステップの段階的なアプローチを採用しました。ステップ1ではグループウェア/ファイルサーバの統合によりサーバ基盤を構築、ステップ2では社内システム再構築とセキュリティー強化、ステップ3ではEOSサーバ(社外Webサーバ)の統合によって取引先と連携した業務システム構築と、ステップごとに最適な統合システムを定め、実現内容を明確化しました(図参照)。
 2009年2月初旬からスタートしたステップ1は、約1ヵ月という短期間で構築を終え、3月初旬に本稼働を開始しました。
「短期スケジュールでしたが、混乱が生じることなくスムーズに導入できました。バックアップシステムの構築については、サーバ統合のヒアリングが終わった後にお願いしたものですが、MDITの実績とノウハウを活かした適切なサポート対応によって、予定通りに実現することができました」(小林氏)
 2台のサーバを統合したステップ1においても、当初から重視していた運用負荷の軽減という効果も創出しています。運用を担当する技術センター 主任の田中佑典氏は、統合的な運用を実現する「Centportal(セントポータル)」を高く評価します。
 「サーバの設置場所まで足を運ぶ必要がなく、自席で状況を把握でき、複数サーバを統合的に管理できるようになりました。また、定期的に個人のクライアントPCのデータをファイルサーバに移行するバックアップ機能も実現したことで、データ保全やセキュリティーの強化を図れた効果は非常に大きいといえます」

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情報システムの刷新、拡充を
段階的な導入で着実・迅速に推進

 白月工業では、今後ステップ2、ステップ3と段階的にサーバ統合を進めていく計画です。
 「今回の取り組みにおいて、予算、運用状況、保守期限など様々な課題があるなか、VMINTEGRAを導入することでコスト削減、運用負荷軽減を図りながら、簡単・短期間でサーバ統合を実現できました。今後のステップを通じて、リソースの最適化や既存資産の有効活用の効果を着実に拡大していくとともに、取引先との連携をより強化していきたい」(小林氏)
 同社の展望として、榊原氏は次のように語ります。
 「私どもの技術センターでは、お客様の制御・生産情報管理を支援する情報システム構築事業に注力しています。今回の情報システム基盤の拡充によって、多様化・複雑化するシステム構築にも、より柔軟に対応できる環境が整いました。必要に応じて段階的に導入できるこの基盤の特長を活かして、制御系と情報系の融合を推進していきたいと考えています」
 白月工業は、設計から施行、完成後のメンテナンスまでの一貫体制と、各部門間の密接な連携によるスピーディな対応、徹底した管理体制によって、お客様に「安心」と「信頼」のサービスを提供していきます。

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説明図

システム構成イメージ

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