| (2) | 分割マッチライン方式TLBについて
TLBの仮想アドレスタグをASID*2 部とVPN*3 部とに分割して独立したCAM*4 アレイで構成しました。こうすることによって、TLBによるアドレス変換動作時に、従来は全エントリに対して比較動作を行っていたところを現在のASID値に対して有効なエントリのVPN部のみを比較できるようにしました。
仮想アドレスのASID部は、OSによってタスクが切り替えられたときのみ変更されます。したがって、OSによるタスク・スイッチが発生した時のみASID部のCAMを動作させ、各エントリの比較結果をASIDマッチレジスタに登録しておきます。そして、それ以外でのアドレス変換時には、ASIDマッチレジスタの内容に応じて、有効なエントリのVPN部のCAMのみ比較動作を行います。
このため、電力の削減と高速なアクセスを実現できます。
*2: Address Space Identifier
*3: Virtual Page Number
*4: Content Addressable Memory |