ここから本文

ニュースリリース

テキスト版

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2005年1月18日
半導体No.0501

業界最高レベルの350mW光出力を実現

2層DVD±R 16倍速記録用赤色高出力半導体レーザを出荷開始

印刷用ページへ

 三菱電機株式会社(執行役社長:野間口 有)は、2層DVD±Rディスクへの16倍速記録が可能な業界最高レベルの光出力350mW(ミリワット)の赤色高出力半導体レーザ「ML1XX27シリーズ」の開発を完了し、2月16日からサンプル出荷を開始します。なお、記録型DVD装置市場の拡大を受けて、2005年9月をめどに従来の月産500万個から月産1000万個への増産を行う計画です。

三菱 2層DVD±R 16倍速記録用赤色高出力半導体レーザ

三菱 2層DVD±R 16倍速記録用
赤色高出力半導体レーザ

発売の概要

製品名サンプル価格
(税抜き)
サンプル出荷開始量産開始
ML1XX27シリーズ5,000円2月16日2005年6月

発売の狙い

 記録型DVD装置はパソコン等の外部記録装置として急速に普及しており、記録速度の高速化と記録容量の増加が求められおり、単層ディスクの2倍近い記録容量を持つ2層ディスク※1が普及しています。

 現在、光出力250mWの赤色半導体レーザを用いて、単層ディスクでは16倍速記録の装置が商品化されていますが2層ディスクでは4倍速記録までとなっており、2層DVD±Rディスクに16倍速で記録するために350mWの光出力が求められています。

 今回、半導体レーザの素子構造のさらなる最適化を進めることにより、記録型DVD装置用としては最高レベルの光出力350mWの赤色高出力半導体レーザを開発しました。

 当社は単層DVDディスクへの16倍速記録に用いられる250mW赤色高出力半導体レーザでトップシェアを獲得しており、2層DVD±Rディスク16倍速記録用レーザにおいても、引き続きトップシェアの維持を目指します。

 

 ※1:片面2層記録で8.5GBを実現。Double Layer(DL)ディスクとも呼ばれる。

新製品の特長

1. 光出力350mWを実現し、2層DVD±Rディスクへの16倍速記録型DVD装置に対応
当社独自の端面窓構造※2やリッジ導波路※3に加え、キンク特性※4の改善を図るため長共振器構造※5を採用し、2層DVD±Rディスクへの16倍速記録に求められる光出力350mWを実現しました。
※2:半導体レーザの光出射端面を工夫して、レーザ光が端面で吸収されないようにした構造。端面での光吸収により生じる熱による結晶破壊(瞬時的端面破壊現象)を避けることができ、より大きな光出力を得ることが可能。
※3:半導体レーザを構成する光導波路(レーザ光の通り道)で、光損失を小さくすることが可能。レーザ光の発振状態を安定に保つためには導波路の加工精度を上げる必要があるが、当社では、ドライエッチング技術を駆使し、精密加工を実現。
※4:半導体レーザの光出力−動作電流特性における非直線性のこと。どの程度の光出力でキンクが生じるかで実効的な最大光出力が制限される。当社は、キンクが生じる光出力を格段に向上させた構造を採用。
※5:キンク特性改善にはレーザ光を発生させる共振器の発熱温度を下げることが有効である。このため共振器構造を従来機種より長くして放熱性改善を実現。
2. 75℃の高温動作の保証
2層DVD±Rディスクへの16倍速記録時には、レーザドライバ等の周辺回路での発熱により、レーザの環境温度上昇が問題となります。当社レーザは75℃までの高温動作を保証しており、DVD装置や光ピックアップモジュールの小型化等による高密度実装に対しても、熱設計が容易になります。
3. 全ての記録型DVD装置に適合
DVD±R※6/±RW※7、DVD-RAM※8装置など、全ての記録型DVD装置に適合します。
※6:DVD±Recordable。追記型のDVD-ROM互換光ディスク。データの書き換えが出来ない。データの保存用。
※7:DVD±ReWritable。書き換え可能なDVD-ROM互換光ディスク。
※8:DVD-Random-Access-Memory。書き換え可能なDVD光ディスク。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業部第一部

TEL: (03)3218-3331 FAX: (03)3218-4862

PDF形式のデータをご覧いただくには、アドビシステムズ社のAcrobat Reader(無料配布)が必要です。導入されていない方は左のアイコンをクリックして、Adobe Systemsのホームページからダウンロードしてください。なお、ダウンロード及びインストールに関するお問い合わせは、アドビシステムズまでお願いいたします。